引き続き、第10回劇団本公演のご感想をご紹介させていただきます。
2/23~24のアンケートは、初日と同様のコメントが多かったので
メールやFAXで送っていただいたご感想の中から
抜粋してご紹介させていただきたいと思います。
◆山月記を初めて読んだのは中学の時。
今はもう廃刊となっている旺文社文庫の中に収められていた。
教科書に載っていたのは高校の時だったかもしれない。
中島と同じ東大国文科の出身だった現国・漢文の先生が
「中島は早世の天才作家だった」と述べていた記憶がある。
23日夜の部を観た。観劇は昨年のONU以来二度目。
臨場感にあふれた迫力のステージ。
始まってすぐ「これを4連荘か…。鍛えていない人間ではとても持たないな」と感じる。
しかしその勢いを最後まで維持。さすがだ。
大輝が人虎伝を書き上げた際に抱いた「何か欠けている点」。
彼が虎になったときにそれが何なのか気づいたという設定は
このストーリーの難解さをほぐすためのひとつの手法と見た。
どうやってこの話を帰結するかの、脚本家の苦悩があったと推測する。
バックに流れる音楽は、場面と大変合っていた。
また、生演奏をした牧さんはセリフを殺さぬよう配慮した演奏が光った。
ONUのときより難しかったのではないだろうか。
レコーディングした「闇夜の虎」も、曲、歌い手、編集すべてが見事だった。(H.Y.)
◆芸術には縁のなかった自分が、知人の応援でオープンエアーシアターに行き出して三年。
何となく劇団の皆さんだけの公演を見てみたくなってお邪魔しました。
演劇って学生の時に演劇大好きの友達に連れられて第三舞台を観に行って
さっぱり内容も良さもわからずに自分とは縁のない世界なんだとそれっきりでした。
歳を重ねた事もあるのかもしれませんが、夢幻工房さんを通じて
観劇という楽しみも生活の中の要素の一つに加わりました。
内容うんぬんは語れませんが、中央にステージを設けたのは初の試みだったのですか?
本来のステージでは役者さんの正面や側面の演技を観るのでしょうが
背後から観るというのはちょっと不思議な体験で面白かったです。(M.M.)
◆土曜日の観劇後、改めて山月記を思い出しました。
自尊心や羞恥心、何より名を残すことに固執していたような気がする自分の高校時代を思い出し
虎になることを考えすぎるのはいけないなぁと改めて感じました。
幸い、今現在「虎は死して皮をとどめ、人は死して名を残す」という考えでは無いので
ドキドキしながらも比較的落ち着いて見れたのかもしれません。
知人が出演されるという理由だけで当初は見に行ったのですが
内容もとても楽しく、考えるきっかけを与えてくれた作品になりました!!(K.T.)
◆男をいっぱしに育て上げるのは ほんとに大変です。
自分の行きたい高校へ行く事から自立が始まります。
その時に親のいうなりになってしまった子供が自殺したケースもあります。
一回しかやり直しがきかない子育て
ハッピーエンドで終わらせてほしかったと言っている人もいるかと思いますが
私はあのくらいでよかったと思います。
お父さんの最後の心に落ちる一言がもう少しあれば最高ですね。
親は 子供に試されているのだと思っています。
いくつになっても親にとって自分は宝物かどうか試しています。
なぜお母さんと 引き裂いたのかが ほしかったかな~
子供が親を選んで生まれてきてくれたと思うので、恥ずかしくない生き方をしなければと思います。(Y.T.)
◆今までのいろいろな層の出演者が渾然一体となった舞台構成から一変して
洗練とか習熟を目指す舞台を志向し始めたのかな、と感じました。
中央に舞台を配置したり、1人が何役も演じたりといった、表現の舞台抽象化展開が興味深かったです。
最初チョット戸惑うくらいの大胆な演出が際立っており、かなり面食らいましたが。
役者のみなさんの成長にビックリしました。
全体を通すと、すごく野心的な芝居だったと思います。(H.N.)
◆拝見したSANGETSUみごとな世界観でした。まさに奇想山月記。
今現在の問題を盛り込んだ構成力。大変に刺激をいただきました。
小人数で何役も大変でしょうがその分舞台は濃密な空間になったと思います。(H.I.)
ご感想をお送り下さいました皆様、ありがとうございました。
本日、「夏雲」の著者・武内雷龍先生からご丁寧なお手紙を頂戴しました。
また、ある方からは長文のご感想を封書で送っていただきました。
本当に有難いことだと思います。
この作品は、もっと深めていける作品です。
様々なご意見・ご指摘を伺いながら、時間をかけて熟成させ
いずれ再演できる機会を作っていきたいと思っています。
皆様のご期待に沿う作品を提出できるよう精進しつつ
環境・体制の整備を進めて行こうと思います。
2/23~24のアンケートは、初日と同様のコメントが多かったので
メールやFAXで送っていただいたご感想の中から
抜粋してご紹介させていただきたいと思います。
◆山月記を初めて読んだのは中学の時。
今はもう廃刊となっている旺文社文庫の中に収められていた。
教科書に載っていたのは高校の時だったかもしれない。
中島と同じ東大国文科の出身だった現国・漢文の先生が
「中島は早世の天才作家だった」と述べていた記憶がある。
23日夜の部を観た。観劇は昨年のONU以来二度目。
臨場感にあふれた迫力のステージ。
始まってすぐ「これを4連荘か…。鍛えていない人間ではとても持たないな」と感じる。
しかしその勢いを最後まで維持。さすがだ。
大輝が人虎伝を書き上げた際に抱いた「何か欠けている点」。
彼が虎になったときにそれが何なのか気づいたという設定は
このストーリーの難解さをほぐすためのひとつの手法と見た。
どうやってこの話を帰結するかの、脚本家の苦悩があったと推測する。
バックに流れる音楽は、場面と大変合っていた。
また、生演奏をした牧さんはセリフを殺さぬよう配慮した演奏が光った。
ONUのときより難しかったのではないだろうか。
レコーディングした「闇夜の虎」も、曲、歌い手、編集すべてが見事だった。(H.Y.)
◆芸術には縁のなかった自分が、知人の応援でオープンエアーシアターに行き出して三年。
何となく劇団の皆さんだけの公演を見てみたくなってお邪魔しました。
演劇って学生の時に演劇大好きの友達に連れられて第三舞台を観に行って
さっぱり内容も良さもわからずに自分とは縁のない世界なんだとそれっきりでした。
歳を重ねた事もあるのかもしれませんが、夢幻工房さんを通じて
観劇という楽しみも生活の中の要素の一つに加わりました。
内容うんぬんは語れませんが、中央にステージを設けたのは初の試みだったのですか?
本来のステージでは役者さんの正面や側面の演技を観るのでしょうが
背後から観るというのはちょっと不思議な体験で面白かったです。(M.M.)
◆土曜日の観劇後、改めて山月記を思い出しました。
自尊心や羞恥心、何より名を残すことに固執していたような気がする自分の高校時代を思い出し
虎になることを考えすぎるのはいけないなぁと改めて感じました。
幸い、今現在「虎は死して皮をとどめ、人は死して名を残す」という考えでは無いので
ドキドキしながらも比較的落ち着いて見れたのかもしれません。
知人が出演されるという理由だけで当初は見に行ったのですが
内容もとても楽しく、考えるきっかけを与えてくれた作品になりました!!(K.T.)
◆男をいっぱしに育て上げるのは ほんとに大変です。
自分の行きたい高校へ行く事から自立が始まります。
その時に親のいうなりになってしまった子供が自殺したケースもあります。
一回しかやり直しがきかない子育て
ハッピーエンドで終わらせてほしかったと言っている人もいるかと思いますが
私はあのくらいでよかったと思います。
お父さんの最後の心に落ちる一言がもう少しあれば最高ですね。
親は 子供に試されているのだと思っています。
いくつになっても親にとって自分は宝物かどうか試しています。
なぜお母さんと 引き裂いたのかが ほしかったかな~
子供が親を選んで生まれてきてくれたと思うので、恥ずかしくない生き方をしなければと思います。(Y.T.)
◆今までのいろいろな層の出演者が渾然一体となった舞台構成から一変して
洗練とか習熟を目指す舞台を志向し始めたのかな、と感じました。
中央に舞台を配置したり、1人が何役も演じたりといった、表現の舞台抽象化展開が興味深かったです。
最初チョット戸惑うくらいの大胆な演出が際立っており、かなり面食らいましたが。
役者のみなさんの成長にビックリしました。
全体を通すと、すごく野心的な芝居だったと思います。(H.N.)
◆拝見したSANGETSUみごとな世界観でした。まさに奇想山月記。
今現在の問題を盛り込んだ構成力。大変に刺激をいただきました。
小人数で何役も大変でしょうがその分舞台は濃密な空間になったと思います。(H.I.)
ご感想をお送り下さいました皆様、ありがとうございました。
本日、「夏雲」の著者・武内雷龍先生からご丁寧なお手紙を頂戴しました。
また、ある方からは長文のご感想を封書で送っていただきました。
本当に有難いことだと思います。
この作品は、もっと深めていける作品です。
様々なご意見・ご指摘を伺いながら、時間をかけて熟成させ
いずれ再演できる機会を作っていきたいと思っています。
皆様のご期待に沿う作品を提出できるよう精進しつつ
環境・体制の整備を進めて行こうと思います。