蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

明年の予定は・・・

2011年12月13日 23時47分09秒 | 日記
今、年明けから4月にかけての活動を思案中。

1月15日 シアター・ワークショップ発表会&コミュニケーションWS
2月初旬~ 「オープンエアシアター2012」一般公募開始
2月12日 「カン太の涙」中野公演
4月15日 オープンエアシアター2012一般参加者オーディション
5月連休明け~オープンエアシアター2012WS開始

5月以降は、2013年2月まで息を抜けないスケジュールになる。
私は、今月下旬~3月にかけて劇団本公演用の台本執筆の任務があるが
役者陣は「カン太」を終えると、基礎訓練の日々が続く。
舞台や映像の仕事が入って来る可能性もあるので
あくまでも現段階の話だけどね。


今年の世相を表す漢字の一位は『絆』
東北大震災により、人間同士の繋がりの大切さが
クローズアップされた1年だった。

この『絆』という漢字を改めて辞書で調べてみたところ、語源は

  犬や馬などの動物を繋ぎとめておく綱のこと

意味は

  断つにしのびない恩愛。離れがたい情実。
  ほだし。係累。繋縛(けいばく)。

……
ほだし?
どう言う意味だろ?
再度辞書を引いてみたところ

  1 刑具として用いる手かせや足かせ。
  2 人情にひかされて物事を行う妨げとなるもの。自由を束縛するもの。きずな。

え?
自由を束縛するものが絆?
……
ああ、そうか…
絆って…深くて濃い繋がり、あるいは
色々な体験を乗り越えて培われた結びつきのことなんだ…
連帯とも意味が違う…
そうか…

考え込んでしまった。

人々が漢字の意味をどの程度知っているか
また、意味を知った上で投票したかどうかはわからない。

が、第一位に選ばれたのが連帯でもなく繋がりでもなく
『絆』であったのは事実・・・

「絆」には「情」が存在する。
つまり「情」がなければ「絆」とは言えない。

うーん…

情を否定しないし、必要だとも思っているが
情により判断が狂うことが往々にしてある。
なぜ狂うのか…
それは、知らぬ間に囚われの身になっているから。
俗に言う“しがらみ”である。

繋がりとしての絆
しがらみとしての絆

これってプライベートな関係だよね。
逆に言えば、パブリック(公的)な関係では成立しないってことになる。
ん?
それとも?
パブリックな関係だった人とも、それを越えて
プライベートな関係を築きたいと思っているってこと?
…うーん…どうなんだろ?

しがらみのない深い繋がりって、難しいのかな?
互いの自由を束縛しない強い繋がりが理想のように思うけど
人間が人間である以上、厳しいのかもしれないなぁ…

やっぱり日本語って、奥が深いわ…

元気はいいね☆

2011年12月12日 23時52分02秒 | 日記
昨日は、市民演劇祭を観劇。

高校生たちの明るく元気な舞台を観て嬉しくなった。
今日出演していたS高校は
演劇部員が1~2年生だけで15人位いるそうだ。
私は、中・高校生の演劇部員が増えることが
演劇界の活性化に繋がる…と密かに思っている。

実は…
シアター・ワークショップをお引き受けした一つの理由も
演劇をやってみたいと思っている若者たちに
芝居の面白さと達成感を体感してもらいたいと思ったから。

フレッシュで元気のある人は魅力的である。
今の新鮮さを失わず、継続していって欲しい…
これが私の願いです。

今日は、賛助会員のTさんとランチ。
Tさんは、中野市に夢幻を呼んで下さった方。
今日は打ち合わせを兼ねてお会いしたのでした。
現在、周知活動に一生懸命取り組んで下さっています。

「カン太の涙」中野公演に出演する皆さん
ご期待に応えられる舞台を創っていきましょうね♪

心意気!

2011年12月11日 23時16分38秒 | 日記
昨日、シアターWS参加者にチラシとチケットを配布。
チラシを見て

  うわぁ~!

大切だよね、この反応♪
チラシは、お客様との出会いの場。
チラシを見て

  観てみたい!

と思ってもらえるものじゃなきゃ…
そして、足を運んで下さったお客様に

  来て良かった!

と、思って頂ける舞台を創るのだ。

初舞台であろうがなかろうが
この心意気を持つことが肝要。

参加者の希望で追加稽古を入れることになり
本番に向けて、今のテンションを
更に上げていけるようサポートしていこう。

親睦会を兼ねた新年会も行うことに。
みんなの絆を強める良い機会になるだろう。

夜は、準劇団員の稽古。
今日は、キッズも青年も
サンクスの短編劇上演を通して気付いた
今後クリアしていく必要がある点を指摘…
というか、本人たちが不足している点を
気付けるようにディスカッションをしながらの稽古。

キッズの課題は「本当に見る」
漠然とじゃなくて、ちゃんと見る。
大人も案外できてないんだよね、これが。
見ているようで見ていないまま演じると
相手役も観客も不在の独りよがりの演技になっちゃう。

青年クラスは、今更ながら「感情表現」
芝居を通して教えて来たけど
去年から基礎訓練としての感情表現を
きちんとやれていなかったことに
サンクスの稽古を通して気付かせてもらった。

だってね…
何本も舞台に出演した団員が、大声で笑えないなんて…
当然出来ると思っていたことが
出来ないという事実に直面して
驚きと衝撃を受け、そして反省。

本当は、他者のダメ出しを我が身のことと捉え
出来ない部分をクリアしようと努力していれば
とっくに大声で笑えるようになっるはずなんだけどね。
見取り稽古が出来ないんだな、やっぱり。

ならば、一人ひとりチェックしながら
出来るまで根気良くやり続けよう…

納得できる舞台を創り上げるためにね。

memo

2011年12月10日 02時13分57秒 | 日記
~ニュースより~

参院本会議で問責決議が可決された山岡賢次消費者相は9日午後、国会内で記者団に「引き続き職務に全力を挙げて取り組んでまいります」と述べ、辞任する考えのないことを明らかにした。

このニュースを聞いて

  無視って…  
  参議院の存在って何?
  決議が間違っているってこと?
  無視される参議院って…
  参議院の価値はどこいっちゃうの??

と、何とも言えない違和感に襲われた。
  
参院本会議で問責決議を可決された一川保夫防衛相は
9日午後、国会内で民主党の輿石東幹事長と対応を協議。
その後、防衛省で記者団に
  
  この難局をしっかりがんばってほしいと輿石幹事長から言われた。
  野田佳彦首相、藤村修官房長官とも電話で話し
  しっかりやってほしいと言われた。
  引き続き、防衛大臣としての職責を果たしていきたい

と語り、辞任する考えのないことを表明したそうで。

そりゃ、辞任=責任を取る、になるわけじゃない。
けど、国民が選んだ参議院議員なんだよね?
国民の代表なんだよね?
参議院での決議を無視するってことは
国民を無視するってことになるんじゃないの?

沖縄県民の怒りも鎮められず、無責任発言は
人々の心をえぐったままになっている。
謝罪も中途半端のまま…

………

ところで

  問責決議って、どの程度の効力があるんだろう?

ふと疑問が湧いたので、調べてみた。

問責決議(もんせきけつぎ)

  参議院で閣僚個人の責任を問うための決議。
  内閣総理大臣(首相)やそれぞれの国務大臣について
  不適任だと判断したときに、参議院で行われる決議。
  衆議院の権限である内閣不信任決議と同様に
  国会の内閣に対する意思表示を決議する。

  首相や国務大臣がスキャンダルや
  監督責任を問われる形で決議されることが多く
  特に野党が政権与党に対抗する手段として問責決議案が提出される。
  内閣不信任決議が内閣全体に対する決議となるのに対して
  問責決議は国務大臣個人の責任を問うもの。

  内閣不信任決議は、衆議院で行われることが憲法で規定されているが
  参議院には、そのような権限は与えられていない。
  そのため、問責決議が参議院で可決されたとしても
  内閣が総辞職したり閣僚が辞任したりする必要はない。
 
  しかし、内閣は国会に対して連帯責任を負うことから
  問責決議が可決されれば、何らかの形で
  これに応えなければならないと考えられている。
  実際、内閣が問責決議を無視するようなことにでもなれば
  国会審議が空転することになる可能性が高い。

いやはや…空転は困る!
決めなければならにことが山積みなのに!!
ここは、与党・野党共に、何が優先すべき事項か、を
明確に洗い出して、順序を決めて取り組んでいただきたい。

ふぅ…

取り敢えず…メモっとこぉ~~

嘘発見器

2011年12月09日 23時48分12秒 | 日記
「私って、嘘発見器みたい…」
と、最近思うようになった。

あ、日常の嘘を見破れる…とは、ちょっと違うんですね。
何と言うか…つまり
演技の嘘がクリアに見えるようになったんですよ!

今までも見えてました。
けど、嘘は見えても何が原因で嘘に見えるのか
嘘に見える一番ネックは何なのか、ということを
今ほど明確に言語化出来ていかなかったように思うのです。

なぜだろう?
なぜ急にこんなにクリアに見えるようになったんだろう?

今年1年、演出に専念したから?
と、最初は思ったけど、ようやく理由が判明した。

  バス・ストップの稽古のおかげ

だったんです!

理由を言うと役者陣がショックを受けるかもしれないので
詳しくは言いませんが…

もっと正確に言うと…
クリアになった直接的原因が「バス・ストップ」
けど、これまで何年も伝わらないもどかしさに悩み苦しみながら
諦めずに手法を模索し続けてきた結果なのだと思いました。

これは大きな収穫です!

が、いくら的確な指摘をしたとしても
役者がすぐ理解してくれるとは限らないんですよねぇ。

諦めず手を変え品を変え、助言し続けて
彼らの変化を待つ…

演出って、マジ忍耐だわ…