蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演「星のない町 ぼくの町」

NPO法人劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演
タイトル 『星のない町 ぼくの町 ~ゴミ人間プペル奇譚~』
脚本・演出 青木由里
原案 『えんとつ町のプペル』西野亮廣 著
出演 青木賢治/栗生みな/坂本真由美/青木淳/井田亜彩実/鈴木一衣/導星ゆな 他

日時 2022年3月5日(土)18:00~    2022年3月6日(日)11:00~/16:00~
会場 須坂市 メセナホール 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/mugen_puperu

上記公演は好評のうちに幕を閉じました。
ご来場を賜りました皆様、ご尽力を賜りました皆様に、心より御礼を申し上げます!

上田へ☆

2010年10月22日 23時55分37秒 | 日記
今日は、午後から上田市に向かった。
同行者はケンタロウ君。

このたび、長野県「地域発 元気づくり支援金」の選定を受け
『表現&コミュニケーションワークショップ
        ~長野市&上田市交流編~』を行うことに決定。

これまで、MAプログラムやS短大のほか
多数のワークショップを行ってきた。
トータルすると1000回を超えることに自分でびっくり

10年前、MAプログラムを始めるにあたり
「演劇と表現」という論文を書いた。
それを読んでくださったS短大のN教授から
短大の非常勤講師の依頼がきて驚いた!
が、その後ずっと継続して「ドラマワークショップ」講座を
担当させて頂いている。
当初書いた論文は、演劇というソフトの可能性を
演劇的観点と心理学・精神医学的観点から
仮定を設定し、効果を予想したもので
実験結果や結論が書かれていない不完全なもの。
それがこの10年間の上記ワークショップや
野外劇の稽古での一般参加の皆さんとのやり取りを通じて
たくさんのデータ収集をすることができ
演劇ソフトの効用が次々と明確になった

今回のワークショップにあたり作成した企画書に記載してある
練習方法及びその効用についての一覧表は
かなり完成度の高いものになったと思っている

そうは言っても、対象が人間なので
何もかもデータ通りにはいかないんだけどね
ま、それが演劇の難しくて面白いところ
今回もどんな子どもたちに出会えるか
今からとっても楽しみだ

というわけで、上田にワークショップのPRと
稽古場確保にいく必要に迫られ…
何しろ上田方面に人脈が殆どない私たち。
夢幻サポーターをしてくれているkuroちゃんが
某団体のK氏をご紹介していただき
本日は、その方にお会いしに伺ったのでした。

K氏は、初めて会う私たちを温かく迎えて下さり
ご協力をお約束してくれました。

  ありがとうございます

その後、上田市での練習会場を押さえるべく
あちこちの公共施設をあたったが

  声が大き過ぎて、他団体の迷惑になるかもしれない

と、どこに言っても許可をいただけず...

  マジ、まいった

けど、ここで諦めるわけにはいかない。

  人気があるから、恐らくあいていませんよ

と、K氏から伺っていた文化会館に併設されている公民館へ
ダメ元だと思って足を運んでみた。

すると...

あいていました
本当に偶然にもあいていたんです

三ヶ月先までしか予約が出来ないので
12月一ヶ月分だけだったけど
すべての稽古日をお借りすることができて、ホッ。
いくら企画を立てても、人が集まっても
稽古場がなければお話にならないものね。

  ふう…良かった

本来、もっと早く取り掛かるべき...ですねよね
オープンエア後、全体的に遅れがちでマズイなぁ…
もう少し仕事の処理速度をあげていかねば

そんなこんなで、公民館を出たのが既に17:00を過ぎていて
他の場所にワークショップ募集チラシを配布できなかった。
これから暫く上田通いすることになりそうです。

帰路は通勤渋滞の真っ只中。
車はのろのろ、先の先まで車が連なっている

お腹がすき始めてきた頃
ちょうど戸倉上山田に差し掛かった。

上山田と言えば、以前交流していた演劇仲間のMさんがいる。
彼は、上山田文化会館の近くでレストランを経営していて
以前はよくご飯を食べにいきがてら
Mさんと芝居談義に花を咲かせてたっけ。

で、ケンタロウ君を誘ってMさんお店『六花亭』に寄ってみることに。

Mさんは、劇団の座長さん。
年齢は私よりも数歳上で、演劇歴も長い。
とても存在感のある役者さんでもある。
以前から、一度ケンタロウ君に会わせたいと思っていたけど
なかなか機会を作れず、随分ご無沙汰していて…

本当に久しぶりの再会だった。
Mさんも懐かしそうに温かく迎えてくださった。

  やっぱりこの空間はいいなぁ~

六花亭の空気はとても居心地が良い。
今日は新メニューを美味しく頂いた。
シェフでもあるMさんは
手があくと私たちのテーブルに来てくれて
久しぶりに芝居談義に花を咲かせた。

ケンタロウ君は、Mさんの持つ雰囲気に
若干圧倒されたようでした。
また、お店に置かれている置物や飾り物に興味を持ち
大正ロマン風のレトロチックなお店全体の雰囲気を
とても気に入ったようだった

人気メニューは、豆腐ステーキとオムライス
スパオーブンも美味しいし
今日食べたハンバーグもやわらか~くてマジうまかった

皆さんも、戸倉上山田方面にお越しの節は
ぜひ一度足を運んでみてください

  六花亭 026-275-4508

下記が店内の写真です



お店が閉店してから、Mさんはお酒を片手に
私たちのテーブルにやって来て、再び話に花が咲き…

楽しかったです。
やっぱり芝居仲間と話すのは楽しいなぁ~

お互いかなり年齢は重ねたけど
芝居に対する熱い思いは同じで
それがとっても嬉しかった

また時々伺うことにしよう

市民会館の行方は…

2010年10月18日 21時48分01秒 | 日記
今日は、午後から市民会館建設検討委員会だった。

前々回の検討委員会で、建設地を権堂東街区とした場合
基本構想に即した市民会館を建設するために
必要だと思われることを意見書にまとめるということになり
前回、各委員が意見を述べ検討し、小委員会でそれらをまとめて頂いて
先週、市側の担当者から、まとめた文書データが送信されてきた。
私は、S短大の舞台前で超多忙を極めていたが
その文書を読み、修正を加えて頂きたい個所や
市への要望を意見として記載し、担当者に送信。

今日、修正版の意見書が配布され、最終的なまとめを行ったんだけど…
この意見を現実化して頂かない限り
東街区に市民会館を建設しても
基本構想の実現には至らないと、私は強く思っている。
逆を返せば、この意見を現実化するならば
文化芸術拠点として相応しい市民会館が出来るはず。
(問題は現実的に可能か否か…だけどね)

ところが…
市議会の特別委員会では
どうやら現在地を推す声が高いようで…

現在地で基本構想を実現できるか否か?

敷地面積は?
キャパシティは?
専門的なホールへの道筋は?
また多目的ホールになってしまうのでは…
という不安が、とてもあるし
地域ぐるみの文化・芸術ゾーンの実現という面においては
ほぼ厳しいんじゃないかと。。。

そして、建設検討委員会では
現在地に関しての検討を殆ど行っていない。
これは、市の希望が権堂東街区だったため
まずは、東街区で基本構想が実現出来るか、という視点の元に
話し合いが進み、現在地の検討に至る時間がなかった。

これでいいのか??
うーん…

造ればいいってもんじゃないでしょう。
長野市の文化芸術振興の拠点となる市民会館じゃなきゃ意味がない。
そのための環境、敷地面積、道路状況
そして地元住民の皆さんの意識がどうであるかも重要なポイント。

今月中に建設地を決定するというが…

未来の子どもたちのためになる有用なホール建設を心より願います。

動画&写真

2010年10月17日 23時27分33秒 | 日記
昨日、「ユタと不思議な仲間たち」の舞台に
ご来場下さったMさんが携帯で動画を撮影し
下記のサイトにUPしてくれました
ご興味のある方は、ご覧下さい
なお、動画配信の制約で1回に録画できる時間に限りがあり
3回に分けて録画したため、アドレスが3つになっているそうです。
上から録画した順番に並べて記載してあります。
http://twitcasting.tv/tellermag/movie/598894
http://twitcasting.tv/tellermag/movie/599041
http://twitcasting.tv/tellermag/movie/599154

下記は、同じくご来場下さったTさんが撮影してくれた舞台写真です
みんな生き生きしていますよねぇ~

一枚目は、座敷わらしがユタと源じいさんのやり取りを
楽しそうに観ているシーン。
和服姿が“座敷わらし”
白いベストを着用しているのが主役“ユタ”
麦わら帽子をかぶっているのがユタを叱咤激励する源じいさんです


二枚目は、課外授業のシーン。
中央が先生、座っているのが生徒たち
ここでも座敷わらしたちが面白そうに見学中


三枚目は、ラストの感動的なシーン。
せっかく座敷わらしと友達になったユタだけど
実際に友達が出来たユタは、座敷わらしが見えなくなってしまって…
ちょっぴりホロリと来るシーンです


以上、「~清泉版~ユタと不思議な仲間たち」の舞台報告でした。

あ、そうそう!
今日、資材運搬のためにお借りしたトラックを返却に
元準劇団員のKさんのお宅に伺ったところ
たくさんの着物とドレスを頂いちゃいました!

  Kさん、いつもありがとう♪

退団しても温かく応援してくれている元団員は
私にとっていつまでも大切な仲間たちです

キラキラした笑顔♪

2010年10月16日 23時55分43秒 | 日記
本日、無事にS短大の舞台発表を終えました

ご来場下さいました皆様に心より御礼申し上げます。

今朝は8:00集合。
余程疲れていたのか、朝起きられず5分の遅刻
本番の日に遅刻するなんて…

  ごめんなさい

劇団員とお手伝いのもっちゃんは既に到着していたけど
生徒は、遠くから通っている子が多く
電車の関係もあって、全員揃っておらず
おかげで、遅刻はごまけちゃったけどね

少し遅れて、準劇団員のマッチ・シンちゃん・ミキちゃん・ユキちゃんが到着。
劇団員はもちろんのこと、準劇団員にとっても
舞台裏方経験は、貴重な財産となる。

舞台上では、念入りなチェックをしているケンタロウ君とケンジ君。
音響は、今回KANEEDAさんともっちゃんの二人に担当してもらった。
私は照明チェックを済ませ、出演者のメイク開始。
地塗りや特殊メイク以外のメイクは
KANEEDAさんともっちゃんが手伝ってくれた。
私が担当したのは、特殊メイクが必要な
座敷わらし三人とおじいさん役の計四人。
座敷わらしは衣装が和系だったので
日本舞踊と歌舞伎のメイクのイメージを
ミックスさせた青木オリジナルメイク。
おじいさんのメイクは、いつもながらの老人メイク。

メイクに時間がかかってしまい
本番前のリハ開始時間が遅れてしまった。
その影響で、開場時間にいらして下さったお客様を
待たせてしまう羽目に。。
で、開演も15分遅れてしまった。。。

  お待たせしてしまった皆様
  申し訳ありませんでした。

去年より、大勢の方が会場に足を運んで下さった。
今までで一番多かったんじゃないかな?

この一カ月、ほぼ毎日練習してきた生徒たち。
ケンタロウ君を筆頭に、何回も稽古に足を運んでくれた劇団員たち。
みんなの汗と涙の結晶だ。

上演時間一時間…
お客様の大きな拍手に包まれ、舞台は無事幕を閉じた。

お帰りなるお客様の表情を見ると
皆さん、笑顔・笑顔・笑顔
生徒たちは達成感から来る喜びに包まれていて
みんなキラキラした笑顔だった。

「一回で終わってしまうのは勿体ない」とか
「完成度の高い舞台でした」と仰って下さる方も多く
とても嬉しかったです

あ、そうそう!
スパイラルに出演したメンバーが
何人か観に来てくれたんです!
元準劇団員のRINAちゃんもお子さん連れで来てくれたし
生徒のご父兄も遠路はるばるいらしてくれて…

終演後、国際コミュのM学科長が激励にいらしてくれた。
M学科長は、ドラマ・ワークショップの学校側の担当の先生。
が、殆ど私に任せて下さっている。
有難いことですよね

みんなに一言ずつ挨拶をしてもらい
三本締めで締めた後、バラシ開始。
トラックへの積み込み完了後、倉庫に向かう途中
みんなでラーメン屋さんに寄って、遅い昼食をとり、倉庫へ。

もっちゃんと準劇団員が四人
お手伝いに来てくれたおかげで
30分程度で、運び込み完了。

  団員諸君、お疲れ様でした

休む間もなく準劇団員の稽古に向かう。

稽古終了後、お借りした軽トラックを返却に。
家に辿り着いたのは、23:00頃だった。

何はともあれ、無事に舞台発表が終わって
これでようやく、一息つけそうです

いよいよ明日♪

2010年10月15日 17時14分09秒 | 日記
マジ、バタバタ

スケジュールが次々変更されてマイッタ

けど、文化祭だから仕方ないんだよねぇ。
生徒たちは、みんな色々掛け持ちしていて
それでも、ドラマ・ワークショップを優先しつつ
何とかスケジュールを調整してくれている。
出来る範囲でやれることをやるしかない。

せめて、裏方関係だけはサーッとやってしまおうと思ってた。

ところが…

照明機材の調子が悪く…
メモリーに入れたはずのデータが消えちゃったりして…

それでも何とか、今日の昼間ゲネプロが出来て、ホッ

これまでなら、今日はこれで終わりなんだけど
今年は、前夜祭(お笑いライブ)があるため
せっかく仕込んだ舞台セットを一度撤去
で、夕方から再びS短大へ
再度仕込みに行かなければならない

愚痴一つ言わず、手伝ってくれている劇団員に感謝

生徒たちも、時間の許す限り手伝おうとしてくれている。
その姿勢があるこのチーム
きっと明日の本番は
これまでで最高の演技を見せてくれるだろう

学生演劇の中でも、ハイグレードな舞台になること間違いなし
明日の午前中、お時間のある方は是非ご来場くださいね。
下記に再度詳細を記載します。

 タイトル/~清泉版~ユタと不思議な仲間たち
 原作/三浦哲郎
 脚本・演出/青木由里
 舞台製作協力/NPO法人劇空間夢幻工房
 日時/10月16日(土)11:00~
 会場/清泉短期大学 体育館
 入場無料