蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

会場入り3日目~演奏隊・声楽隊合流~

2015年08月22日 04時06分17秒 | 日記
今日も現場入り時間は13:00―

朝まで警備会社に入ってもらっているが
それ以降は、ケンタロウ君が警備にあたってくれている。

午前10時過ぎ、雨が本降りになって来たとの連絡が!

早めに行かねば!と思ったが
電話連絡やその他の作業で結局
集合時間ぎりぎりの到着となってしまった。

雨は暫くして止んだようで
一昨年のような土砂降りにならず、ホッ。

一昨年は本番前日、想像を超える土砂降りとなり
全てのスケジュールが狂って
公演初日がゲネプロ状態になってしまい。
お客様には大変申し訳ないことをしてしまった。

今年もお天気の崩れを想定し
練習場所を押さえてはあったが
曇ってはいるものの、何とか持ちそうな空模様。

演奏隊、声楽隊の皆さんが続々と到着。
音響さんにセッティングとサウンドチェックをお願いし
私は、昨夜気になった点の修正に入る。
特にダンサーの出入りと布系の出はけを中心に行った。

午後3時頃、セッティングがほぼ完了。
音楽中心のリハーサル開始。



この時点で、きっかけに関して
音響・照明・生演奏・声楽隊の順序の
正確さを求めてチェックすれば良かったのだが
何となく出来ていたので、見過ごしてしまった。
その結果、この日の通し稽古で不明確さが露呈し
次の日に時間をかけることとなってしまった。

口頭では伝わりにくいんだね…
もっと“見える化”を図る必要がある…

今年は相当“見える化”に力を入れて来たが
まだまだ不足しているということだ。

何をすれば良いかはわかった。
が、それには時間が足りなさ過ぎる―

時間をどう生み出すか―

私でなくても出来る作業に関して
手を出さなくても済む環境を作れるか否か―

あるいは、もっと前倒しで製作を始めるか―

しかし、一般参加の皆さんの集中力を考えると
今の期間が丁度良いのではないか―

オープンエアの台本は宛て書きで
出演者が決定してから役どころを決めて
執筆作業に入ることにしている。

このスピードをもっと向上できる方法は―

うーむ…

今後の体制をどうするか
もっと良い状態で舞台製作をするために
私に何が出来るか―

17:30、マナブンさんのライブのリハーサルを開始。

今回は、シンガーソングライターの清水まなぶさんに
将軍・慶喜役として出演していただくことになった。

出演決定後、マナブンさんの有難いお申し出により
開演前にミニ・ライブを開催していただくことに♪

贅沢ですね~
15周年記念公演を盛り上げてくださるライブになりそう♪
マナブンさん、ありがとうございます!

マナブンさんは歌手活動で東京と長野を行ったり来たりの生活。
その合間をぬって、週に1~2回、稽古にご参加くださった。
さすがスターですね。
華があるし、役にハマり出した途端、存在感が急激に向上。
3ヶ月間の稽古の成果ですね。
真摯な姿勢とひたむきな努力に心から感謝m(__)m

18:30からゲネプロの予定で、キャストにはメイクを指示。
キッズのメイクをしてくれる人がいないと保護者の方からクレームが。。
団員に頼んではあったが、確認をしていなかった…

いざとなれば私がやろうとは思ってはいたものの
本番日に万が一何か問題が起これば
私はそちらへ回らねばならない。

また、キッズの着替えや出の確認をしてくれるように
頼んであったメンバーが、仕事のため
会場入り後、夜しか参加できないという…

確認不足…私のミスだ…

お母様方や出演者の皆さんに、キッズに関するご協力を仰ぐ。
時々そばにいる人には言っていたが
正式に依頼しなかった私のミス。
もっと早くお願いしておくべきだった(^_^;)

今年は日没後の19:00開演ではない。
日が暮れて行く18:30の開演。
夕暮れ時の舞台がどんな感じ見えるか確認する必要がある。

色々間に合っていない感じだったが
ひとまず全部打ちきって、18:35にリハーサル開始。

遅刻者多発、欠席者あり、のためゲネプロにならず。。
平日で、しかも遠方からの参加者が多かったため
これは致し方なし。

いない人の台詞を代読みしてくれるように
誰かに頼んでおけば良かったのだが、頼み忘れ…
私がマイクで台詞を言うことにしたまでは良かったが
ノートにダメ出しを書いていると
台詞のタイミングを逃してしまうという始末。

後で演奏隊にきっかけがわからないと
言われた原因の一つだと思う。

舞台全体をわかっていて、役者のエロキューションや
台詞のスピード、タイミングなどをわかっている人が
代読みをしないと、リズムが崩れリハーサルにならない。

人が揃わないのであれば、絶対に必要だね、これが出来る人…

どこもかしこも人手が足りない。。

が、本番は待ってくれません。

後は、みんなの底力に委ねます―

そんな心境のリハーサルだった。

そして…直虎の早替えは…若干早くなったが
もう少し早くなってくれると有難い…

直虎の着替え中は、ダンサーが踊ってくれている。
万が一、着替えに手間取った場合は
ダンサーに踊り続けてくれるよう依頼。

 えーっ!?

と言いながらも承知してくれたダンサーに感謝(^_^;)

何とかリハーサルを終えたが、2時間半もかかってしまった。。

原因は間延びと転換の不手際。
階段移動が間に合っていない箇所がいくつかある。

明日の昼間チェックして、どうしても厳しいようなら
別の手法に切り替えよう…
事故が起きることを考えれば、ずっとマシ。

21:35にリハーサルを終了し、パンチカーペットに
ブルーシートを敷いてもらって、解散。

裏に回ってみると、シンヤ君とユウマ君が
小道具の修正をしてくれていた。
他にも何人か、衣装の直しをしてくれている。
衣装が破れたらしいのと
半襟の縫いつけが終わっていないとのこと。

ご苦労さまです…

そうはいっても、明日は本番。
しかも朝9:00集合。

音楽中心のリハが中途半端なので
明日もう一度行う必要がある。

最後の大きな白い布の出方も美しくない。

ぎりぎりまで完成度を上げる―
しついこいと思われても…

それが私の任務―

午前1時過ぎに帰宅。

直虎の衣装に理由のわからない染みが―

 どうしたの?この染み。

とケンジに聞いてもわからないという。

ベンジンで拭いたがまだ濃い染みが残っている。

着物生地だから洗剤で洗って大丈夫か心配だったが
取りあえずもう少し染みを薄くしないと
お客さまが気になってしまう可能性がある。

シミ抜き用の洗剤を付けて、軽くこすってみる。

お、少し落ちた!

片ソデを洗うことになってしまったが
何とか目立たない程度の染みになって、ホッ。

その後、明日のシュミレーションをしながらお風呂に入り
布団にもぐりこんだのは午前5時。。。
寝坊をしないようにしなければ…