蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

御礼:周知のご協力をいただいた皆様へ

2015年08月28日 21時01分17秒 | 日記
舞台が終わって2日間、体を休ませてもらった。
が、まだすっかり回復に到らず…
年齢を感じる(^_^;)

稽古も一週間お休みにした。

が、周知への多大なご協力をいただいた皆様への御礼は
先延ばしにするわけにはいかない。
また、ご来場いただいた皆様
ご協力いただいた皆様への御礼も然り。
わかる範囲で、お越しいただいた方々には
FB、メール、お電話で御礼をお伝えする。

ただ、非常に詳細なご感想をいただいた方へのお返事は
深く考えてからお返事しようと思っていますので
脳がクールダウンするまで暫くお待ちください。

舞台終演後、3日目からチケット販売に
多大なご協力いただいた皆様へ
御礼方々ご感想を伺いに挨拶回り。

今年のオープンエアから夢幻の営業担当として
外回りをしてくれていたSさんが
ご支援くださった皆様にアポをとり
日時設定をしてくれるのがとても有難った。

Sさんは

 青木さんが舞台を続ける限り
 支えて行くことに決めた

と。

それが可能な環境に変化したことが
一番の理由のようだが、なんと有難いことか…

これまで夢幻は、舞台を創ることだけに終始し
営業面に力を注ぐことが出来なかった。
団内では、何度もこの点の強化を訴え
改善に努めようとしたが
基本的に役者をやりたいメンバーの集まりで
営業を積極的に行いたいという人もいなかった。

人間誰しも得手不得手がある。
無理は続かない―

そういうわけで、これまでは
私が代表&演出&営業&広告塔の役割を担い
運営を推進してきた。

数年前から、ご支援者の方々より

 もっと大勢の皆さんに知っていただき
 ご覧いただけるように働きかけないと勿体ない

というご指摘を受け続け
ようやく今年度から営業面を
サポートしてくださる方が現れた!

更に、夢幻のスポークスマン(?)として
宣伝してくださる方が増加中。
ご協力くださったいる方々は
夢幻が頑張っているから…という理由ではなく
見応えのある舞台を創る劇団だと思って
心の底から応援してくださっている。

何の見返りも求めずに…

そんな素敵な方々に支えていただける
私たちは何と幸せ者なのだろう…

だからこそ―

もっと良い舞台を提出したい
もっと素敵な団員を育てたい
もっと大きく飛躍したい

と、思う。

Sさんと一緒に一件一件ご訪問し
舞台を観たご感想を伺って
嬉しさと有難さを噛みしめながら
貴重なご意見を次回に反映できるよう
しっかりとインプットしていく。

今年は例年以上に好評です。
15年目の集大成…と思い創作してきた結果かも…

追って、いくつかのご感想をアップしたいと思います。

今年は、椅子の並べ方を変えてもらった。
出来るだけ椅子と椅子の間隔をあけ
前後左右の余裕を持って並べてくれるように
会場設営の皆さんにお願いしたところ
これが、とても好評でした。

お客様にご覧頂く環境への配慮も大切だよね。

劇場の環境とは異なる野外空間―

観劇環境が悪い→座席・音声・雑音・虫・気温・雨

そのため、野外劇は嫌いだという方もいらっしゃる。
マイクを通した声は好きじゃないという方もいる。

そう仰る意味も理解できる。

せめて座席だけでも、もう少し良い環境にできたら…
と思うが、高さを変えるとろこまでの予算や労力は厳しく
何が出来る化と言えば、桟敷席の環境を整え
パイプ椅子の置き方を変えることぐらい…

野外劇の場合、マイクはどうしても必要だ。
全員にヘッドセットを装着することは
機材・音響・費用的に不可能。
何しろ出演者が40名以上ですから…

拾いマイクのセッティングも
音響さんは可能な限り頑張ってくれているが
舞台構造の問題もあり、どうしても
拾いきれない場所がある。

これは今後の課題だ。

ただ、野外には野外でなければ感じられない面白さがある。

だってね

昨日まで普通の公園だった場所が
一夜にして劇場空間に変貌するのですよ~

舞台仕込みをして、夕方照明が入る瞬間が
異空間誕生の瞬間♪



あの場に立ち会いたいばっかりに
野外劇を創り続けている―
と言っても過言ではないかも…

ホールは既に存在し、どんなに素晴らしい舞台でも
構造がわかっているので、想像の範疇を超えることは難しい。

が、それを野外劇は軽々と越えられる。

初めてご覧になった方々が

 こんな凄い舞台だとは思わなかった

と口を揃えて仰るのが何よりの証拠。

ただ同じ会場で何年も開催し続けると
そのワクワク感は減っていくかもしれないと思い
2~3年に一度ずつ会場を変えて開催してきた。

が、数年前よりお客様から

 同じ会場で上演し続けたらどうか

というご意見が寄せられている。

今回も

 これからも小布施ハイウェイオアシスで上演して欲しい

という声が多数届いていて、現在思案中。

また、今年の作品は須坂の御殿様のお話だったこともあり
大勢の須坂市民の皆様にご覧いただいた。
お陰さまで大変好評で、再演ご希望の声も多数届いている。

 直虎公の名前は聞いたことがあったが
 どんな御殿様かは知らなかった

 直虎公を知るきっかけとなった

 須坂にこんな凄い御殿様がいたなんて驚いた

 歴史に興味を持つきっかけになった

etc…

有難いことです、本当に(^^)

今日もチケットを30枚も買い取ってくださった会社の
社長さんにお会いしに伺ったところ
舞台をとても楽しんでいただけたご様子で
更に感動呼ぶ舞台にするためのご意見までいただいた。

有難いご意見は必ず次回に反映させます!

今週来週で20件ほど訪問させていただく予定。

最後にご感想の中から一件、ご紹介します。

 素晴らしいの一言です。
 舞台劇の面白さを堪能させていただきました。
 「何かが起こる」と予感させるオープニング、長丁場を飽きさせない構成、
 幕末の史実を現代風なアレンジを入れ分かりやすくした脚本の妙、
 そして感動的なフィナーレ……。
 それぞれの場面を象徴的に踊るダンサー、
 舞台中央の階段を場面ごとに変化させる技術、大きな布の使い方、
 ラストの桜吹雪……。
 テレビドラマでもない、映画でもない、舞台劇の表現の素晴らしさを感じました。
 2時間半、たっぷり楽しませてもらいました。

この方は、一昨年の「石の城」を初めてご覧くださり
以後3回続けてご観劇くださっています。
わかりやすくて演出冥利につきるご感想を
誠にありがとうございましたm(__)m

今年は歴史物で、小学生低学年以下のお子様には
難しかったというご意見が届いています。
それと「長い」という声も。

上演時間2時間以内という目標を
達成出来なかったのが要因―

短くて薄っぺらになったら意味がない―
それぞれの役に意味を持たせたい―
それぞれ少なからず見せ場を作ってあげたい―

私は面白くてかっこいいだけのエンタメは作れない。
そういう舞台は他にもあるし、私が作る必要はない。

面白くて中身も濃くてパワフルで感動を呼ぶ舞台―

それが「パワーエンタ」

パワーエンターテイメントの略。

そぎ落としながらも、骨太の芝居を提出したい。

今後の一番の課題だ―