蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

長野市の演劇事情

2012年01月29日 23時09分42秒 | 日記
昨夜は雪が吹雪く中、稽古を休ませてもらって
ネオンホールへ観劇に出かけた。

  長野市民演劇祭事務局劇団「ブレーメン」公演
   『心つながるBBQ』

元準劇団員のNさんと演劇祭実行委員長であり
元団員のM君が出演するということもあり
また、演劇祭事務局が上演するというのも
初の試みとのことだった。
稽古ともろかぶりのため悩んだが

  やはり、観に行こう…

と、ケンタロウ君に稽古をお願いして
観劇を選んだのだが…

テーマは“絆”……

この芝居もそうだけど、演劇祭や
他のアマチュア演劇を何本か観劇して
不思議に思ったのは

  演説風

な芝居が多いこと。
主張を滔々と述べるシーンが多く
観るたびに、不思議と言うか奇妙と言うか
違和感と言うか…そんな触感をぬぐい切れず…

これが長野市の主流?なのだろうか??

うーん…たぶん…
主張があるんだよね、きっと。
その主張をそのまま言葉で届けたいんだよね、きっと。

ただ…演劇って、演説会でもなければ
プレゼンでもない、と私は思うんだよね。

主張やテーマはあっていい。
あったほうが執筆者も書きやすいし。

ただ、その主張やテーマを滔々と語るなら
演劇である必要がないのでは?

演劇とは何ぞや??

会話やボディランゲージ(感情を含む)で生じる摩擦や葛藤
そこで起きる出来事により変化する人間の生きざまを
観客に観て感じていただくものじゃないかと。

そのための色々な表現手法があって良いと思うし
必ずしも主張がNOということでもない。

ただ、その役が主張を独白するシーンがあるとすれば
それが成立する環境を整えるのが執筆者の任務かと。

偶然と思えるような出来事も必然なんだよね。
これ、人生も同じなんだ、実は…

観客の心を揺さぶり、感動や衝撃を与えるのが演劇じゃないかな。
舞台と観客が同じ空間を共にするからこそ
感じられる皮膚感覚や空気感を
もっと探究しながら創作活動して欲しいなぁ…と。。

後は…
リアルを追究するなら徹底的にリアルな芝居を!
あるいは、思いっきりぶっ飛んだ発想力で創造した芝居を!

そんな演劇をここ長野市で観たいと思っています。

さて…

今日は、寄席に行って来ました。
面白かったですよぉ~

取り敢えず、長くなってしまったので
明日記載することにします!