蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

未来を見据えて…

2011年09月10日 23時54分04秒 | 日記
このままでは、何も変わらない…
舞台を造り続けることは出来る…
しかし…

昨年、オープンエアシアター10回目の記念公演を終え
次の10年を見据え、どうすべきか…
ずっと考え続けて来た一年だった。

自分を見つめ、周囲を見渡し
長野の演劇界を客観的に分析して
今、何が必要なのか…

自分は何をしたいのか…
いや…
どうなりたいのか…

自問自答を繰り返す日々に
現時点での最善と思われる道を選択した。

  団員制度の見直し

まずは、環境整備。
環境により、人は変化する。
中途半端じゃ何も変わらないんだよね。
成長も見込めない。

  人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり

これは「風林火山」で有名な武田信玄の甲陽軍鑑の中にある勝利の礎
信玄の戦略や戦術を記した軍学書の一節。

舞台を造るのは“人”
劇団をつくっているのも“人”

各団員が、自分の置かれた状況下で
個々の能力を充分に発揮できる環境を整えていけば
“やる気”が倍増しそれらが集結すると
大きなエネルギーになるはず。
大きなエネルギーは、波動を起こし
徐々に広範囲に伝播していくに違いない。

大切なのはどんな“人”がいるか…だ。

今日テレビで、なでしこジャパンの主将の沢穂希選手が
小学2年生でサッカーを始めてから
今回五輪出場が決まるまでの姿を追った番組を見た。

  強くなりたい!

彼女はこの一点を見つめて追い続け
きっとこれからも目標に向かって
真摯に取り組んでいくことだろう。

単純明快、迷いなし!

と、歩めればいいが、人生そんな甘いもんじゃない。
沢選手も挫折を味わい、それを乗り越えるために
一人米国に渡り孤独と戦いながら、視野を世界に向け
研究し訓練し様々な努力を重ね、怪我を乗り越えて今がある。

苦難を乗り越えるたびに、人は強くなるのだろう。

今の世の中なら、強くならなくても生きていける。
社会が保護してくれるから。
今のところ、すぐに戦時下になることもないだろうし…
それを選ぶのも個人の自由だし
そういう生き方があっても良いと思う。
けど、人生山あり谷あり、という言葉もあるように
想定外の災害や事故はいつやって来るかわからない。
若者には、イザと言う時に乗り越えられる強さを
身につけてもらいたいなぁ…

私自身も心身共に、もっともっと鍛える必要がある。

やっぱり、努力し続けられるというのが
一番の才能なのかもしれない…
才能がありそうでも、器用な人ほど飽きっぽくて
努力し続けられなかったりするもんね。

ま、これは、普通ではない人生を送りたい人の話なので
あしからず…