蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

ステージが変わる瞬間…

2011年07月06日 23時54分20秒 | 日記
役者として、立っているステージが変わる瞬間…というのだろうか?

役者は、訓練を積み、経験を重ねながら
一段一段、階段を上って行くものである。
そしてある段階まで進むと
明らかに立っているステージが変わった!
と思えるようになる…と、私は思っている。

そこに到達するまでの時間や道のりは
人によって千差万別だ。
途中で諦めてしまう役者もいるだろう。

とことん追究するハングリー精神と
飽くなき探求心の在る役者は
いずれきっとそのステージに立てる…はず。

私は、そんな瞬間に遭遇したい…な。

明日は、松本までレジデントカンパニーの稽古場発表会を観劇に行く予定。
今回は、日替わりで二人芝居を2本上演するそうだ。
一本は私が好きなハロルド・ピンター氏の作品!

ピンターの脚本は、以前所属していた劇団で
「ダム・ウェイター」という二人芝居を
演じさせて頂いたことがある。
舞台上にあるのは「料理昇降機」ただ一つ…
だったな、確か…

この作品で、私は不条理劇の面白さを知ったように思う。

  何者かわからない人物を発見していく…

人物設定がわからない、というか
わかりにくい脚本のため
台詞とシチュエーションを読み解きながら
人物の輪郭を自分で作って行くのです。

何しろねぇ…
会話が殆ど噛み合ってないんですよ。
けど、ある瞬間、それが重なるんですねぇ~

そうそう!
この時、共演していたのが、今年のオープンエアに
特別出演してくれることになったMatsumotoさんだった。

いろんなこと実験したっけ。
新聞の扱い方を探るだけで何時間費やしたか…

最善の必然を探し出す、生み出す面白さを知ったのも
ピンターの脚本と格闘したからかもしれないなぁ…
と、ふと思った。

たまには、ああいう作品もやってみたいなぁ…
長野のお客様が受け入れてくれるかどうかは不明だが
役者にとっては、やりがいのある実に面白い脚本…
だと、私は思う。

ピンターの作品は金曜日…
なので、明後日も観劇に行きたかったが…
ここのところ、体調があまり良くないので
無理して来週の「カン太」に響くとまずいし
夜はオープンエアの懇親会なので…

下記がレジデントカンパニー稽古場発表会の詳細です。
予定がつきそうな方は、ぜひ足を運んでみてください。

☆レジデントカンパニー最新公演情報☆
☆稽古場発表会 第五弾☆

『蜘蛛女のキス』
作:マヌエル・プイグ
出演: 近藤隼 佐藤卓

『The Lover~恋人~』
作:ハロルド・ピンター
出演: 佐藤友 丸山港都

日時:7/7(木)~7/10(日)
7/7(木)19時~(蜘蛛女のキス)
7/8(金)19時~(The Lover)
7/9(土)13時~(The Lover)/18時(蜘蛛女のキス)
7/10(日)14時~(蜘蛛女のキス)
 開場は開演の30分前となります。
場所:まつもと市民芸術館スタジオ2(4F)
会費:1作品 1000円/2作品 1500円(但、アフターパーティー代を含む)

※当日券はございません。ご来場頂く際には、事前のお申し込みが必要です。
尚、終演後にアフターパーティー(懇親会)がございますので、是非ご参加下さい。

予約ご希望の方は、
①希望日②氏名③住所④連絡先⑤アフターパーティー参加の有無
を下記の電話番号、又はFAX、レジデントカンパニーのEメールアドレスまでお送り下さい。

まつもと市民芸術館
電話:0263-33-3800
FAX:0263-33-3830
Eメールアドレス:resident_matsumoto@yahoo.co.jp