蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

演劇関係者と…

2011年01月19日 23時28分44秒 | 日記
昨日から、演劇関係者と連絡を取り
市民会館の件で話し合いをすることになった。

私も多忙で、なかなか他劇団の方と
コンタクトを取る時間もなかったので
繋がりを深めていく良い機会になりそうだ。

私が連絡を取れる演劇関係者には
全員にお電話をして見解を伺うこともでき
やはり対話というのは大切だなぁと実感。

芝居もいろんなジャンルがあるが
どの演劇人も良い舞台を創りたいと
思っているのは同じじゃないかな?
ジャンルを超えて繋がりを持っていければ
長野の演劇事情も変化していくのではないかと。

無用の長物と言えるホールばかりを建設してきた行政に対して
不信感を抱いている人も多いかもしれない。
また、昨日コメントを寄せてくれたShinya君のように
良いホールとはどんなホールなのかを
知らない若い演劇人も多いのかもしれない。

だからこそ、今、諦めるわけにはいかないんだよね。
市民が質の高い芸術を鑑賞できる劇場を
何としても造ってもらうために
なるべく高い次元での折り合いを探しながら
対話を重ねていきたいと思っている。

実際、長野市でプロの芝居を観る機会は
劇団四季か着ぐるみの児童劇、それと
時々北野文芸坐に商業演劇が来るぐらい。
高校は辛うじて毎年芸術観賞会が行われているが
小・中学校は予算が削られ、殆ど鑑賞の機会がない。
あとは、市民劇場や子ども劇場に入会しなければ
プロ劇団の舞台を観ることができないのが現状である。
東京まで観劇に行くには、時間も費用もかかるので
足を運ぶ回数も限られてしまう。

ただ、せめて芝居を志す人たちには
まつもと芸術館ぐらいまでは足を運んで
質の高い舞台を観てもらいと思っている。
記憶にないことはイメージすることも出来ない。
いろんな記憶が入り混じって
それが化学反応を起こして面白い発想や閃きが訪れる…
と、私は思っている。

まつもと芸術館は、面白そうな舞台がかかることが多いのです。
運営側の推進力もあるだろうけど
上演できるホールがあるから出来ることだよね。

市民ニーズを考えるのは大切なことだが
文化芸術の拠点としてどんなホールが相応しいか
という視点を忘れてはならないし
今のニーズがそのまま十年後、二十年後も同じとは限らない。

どんな長野市になったらいいんだろう?

経済的に余裕がないのは確かにきつい。
心の余裕も失われていく原因でもある。
けど、人間としての豊かさって何なんだろうね。

そんなことも含めて、演劇関係者と対話したいと思っている。