今回、オリンピックを見ていて改めて国籍ってなんだろうということを
感じています。
このブログでは宗教とか政治とかには触れないでおこうと気をつけている
つもりですが、今日は少しだけ今私の感じていることを書いてみようと思います。
私は生まれも育ちも日本なので(たぶん両親とも日本人)、子どものころから
当たり前のように「私は日本人」です、と言ってきたのですが、でも、日本を
離れて暮らしてみると、「私は**人」です、と一言では言いきれないない
ルーツを持った人たちが存在するということを知りました。
たとえば、先日イギリスのコベントリーに住む友人から届いた写真ですが
真中に移っている女性が私の友人で日本人です。彼女は、二十数年前に
イギリスに行き、フランス人の男性と結婚して子供を産みました(両サイド
の子どもたち)。
彼らの国籍はイギリスですが、日本の文化や日本食も大好きですし、日本語
もある程度は話せます(フランス語も)。でも、生活スタイルはイギリスの典型的
な若者みたいで、数年前に我が家に泊まりに来た時、私は彼らの接し方に戸惑い
を感じたものです。
父親と母親の国籍が違い、しかも両親のどちらでもない国に住む彼らは
いったい自分のことをどのように感じているのかしら?という意味で、私は
友人に「自分は何人と思っているのかしら?」と尋ねたことがあります。
すると友人から「自分は何人とか思わないと思う。なんでそんなことを思わ
なければならないの?」と言われてしまいました。
それ以来私は安易に「**人」と言わないように気をつけています。たとえば
日本食を食べておいしいと感じた時にも「日本人に生まれてよかった!」では
なく「日本に生まれて良かった!」と言うように心がけています。なぜなら、日本
で生まれ育っている人でも国籍は日本でない人がたくさんいると知ったからです。
テレビでオリンピックを見ながら書いたのでまとまりがなくてごめんなさい。