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実は昨日に続いてさかのぼった記事になって恐縮ですが、「川上ダム検討幹事会 第4回」が12月13日に開かれました。3回目が11月23日ですから急ピッチです。
告示は更に短くなって今回はたったの2日前ですから、国の検討の仕方が更に悪化していると言えると思いました。伊賀水と緑の会からは 一人参加しました。
この「第4回検討幹事会」の内容が重大であったために、緊急に「第3回 川上ダム勉強会」をしました。
(主催)は 前回同様に「関西のダムと水道を考える会」。 当会から6人参加。
<重要点> 4回目の検討幹事会においての資料に、「淀川水系の利水者への既設ダム有効活用意見照会」がありました。コレはつまり、川上ダムが造られない場合の利水者側の代替案です。
・利水者とは 大阪市・大阪広域水道事業団・尼崎市・京都府。
・淀川水系ダム群(高山・青蓮寺・比奈知・日吉) で水融通可能な量が具体的に示されて、その水量は1890万立方メートルと、発表。(4回目にして初めて出されてきた数字)
この1890万トンは 川上ダム目的の一つとして新規計画に上げられていた「既設ダムの長寿命化(堆砂除去のための代替)容量830万トン」を優に越える量ということですし、1440万トンという淀川下流域の洪水調整容量すらうわまわっています。川上ダム目的変更をやり直さねばならない事態ではないか、と言うことになってきます。
要は自治体財政にかかわるお話ですから、不要な負担金を払う余裕がどこにあるかと言えば答えが出てきましょう。
本日の毎日新聞大阪版 1面トップで4回目の検討会議内容が記事になったようです。三重県の意向が影響しているのでしょうか、伊賀では報道されていません。
そこでみなさま、こちらから見ることが出来ます。http://mainichi.jp/select/news/20121223k0000e040131000c.html
主催は「関西のダムと水道を考える会」。
11月23日に大阪で開かれました(伊賀・水と緑の会からは3名 参加)。
川上ダムは今から45年前、1967年(昭和42年)に計画が打ち出されて本体が着工されず検討中のダムです。
川上ダムの目的は 洪水調整・伊賀市の新規利水・流水の正常な機能の維持・木津川上流ダム群の長寿命化です。
さらりと読めば なるほど!と思えるかもしれません。なるほど川上ダムは必要でしょうか? いえいえ
今回は「長寿命化について」と「伊賀市の利水容量代替案について」と「川上ダムは誰のために必要なのか真実情報」を勉強しました。
大阪府が水余り現象を起こしていて 見直しが進んでおりダム群の長寿命化容量を超える量がある事が解ってきました。解決出来ます。
伊賀市の利水については、兼ねてからの代替案である青蓮寺ダムからの切り替え案を再勉強しました。しかも毎秒0.3トンというわずかな不足量ですから、休眠中の井戸等の復活でまかなえます。
このように立派な代替案があり川上ダムの目的が失われているのに、川上ダム建設に情熱を向けて来ているのは「水資源開発促進法」にもたれかかっている団体があるからだと、ジャーナリストのまさのあつこさんがおしえてくれました。
そのことを書いた著書を買って事務局に置いてありますから お問い合わせ下さい。(まさのさんは「週間金曜日」にたびたび記事を書いている方です)ツイッターしてますからご覧下さい。https://twitter.com/masanoatsuko
川上ダム建設に反対する地元の団体としての伊賀・水と緑の会は、今後も地元で声を上げて行きます。
伊賀市の行政は 住民に対してもっと情報を知らせて、専門家を交えた話し合いを繰り返して、納得の行く河川行政を進めていって欲しいと考えています。
「原発のウソと真実」~やさしくいきることと原子力
京都大学原子力研究所助教授 小出裕章さんの講演がこちらで見ることが出来ます。
http://hiroakikoide.wordpress.com/
とてもよく編集されています。画像がきれいです。
質問を含めて2時間以上ですが 一気に聞き入ってしまいました。
お時間ある時にどうぞ。
パタゴニアの ツール会議
2012.11.30日~12.2 於 清里のキープ農場
Patagonia コレを声に出して読んでみてくださいませんか?、
「ぱたごにあ」(@_@) それでいいんです!(^^)!
世界中のどんな言語の人でも同じく耳に聞こえるとか、一度試して見てはいかがでしょうか(^o^)
参加する前はドキドキ感一杯でしたが、ツール会議のスタッフ達が次々に展開するプログラムにすっかり乗せられて、気が付いたら活動している団体の課題が見えてきたり 立ちはだかる壁が具体的になったり 悩みを打ち明けあっていたりし 不思議な空気に包まれていました。最後の夜はKAZUさんのコンサートで盛り上がり、ほとんどの人が踊っていました。
何かの宗教かしらと みんなで大笑いするほど一体感に包まれて(^o^)
何の一体感?
これは他でもなく 私達を取り巻く自然環境が少しでも良くなるにはどうしたらいいか!
その知恵と方法を 学びたい。ただこれだけです!
先ず驚いたのは 講師の先生方が20代~40代とお若いこと。
国際感覚がぷんぷんとしているのに少しも鼻に付かない人格者たちでした。
講師陣ではなくても すばらしいツール(方法)をアドバイス出来る人がいましたし、マスコミで働いて環境活動の支援をしているという人もいました。
いったい「パタゴニア」さんって?
私達の会に対して2年連続で多額の活動資金を下さっています。
使用範囲の指示がありません。好きな所で使えるのでたいへん有り難い寄付者です。でも、
効果は揚がりましたか? それは何が原因ですか? どうしたいのですか?と聞かれました。
お店で売り上げが伸びるように 活動の成果が伸びていますか? というのです。
ドキッ(-_-;)
成果を上げるって なにをどうするの(?_?)
低いモチベーションを、ググーッと上げて行くのは他の誰でもないでしょ、と言うわけで開かれた会議。
パタゴニア・ストアの若いスタッフも研修に加わって居ましたが、初心者にナイスな補助をしていました。あたかもこちらが発案したかと思える様な補助の仕方。こればっかりでした(=_=)
パタゴニアは環境保護のために商売をしていて、命を守る良い品質の物を販売するアウトドア用品のお店です。
学んだことをこれから皆さんと分かち合って行きたいと思っています_(._.)_
1票でも勝れば勝つ、それが選挙ですから僅差では負けたくないと誰でも思うようです。
昨日の選挙結果を見てみると、
投票率 59%(戦後67年の中で一番低い投票率)。
小選挙区は全部で300議席です。そのうち自民党は、237議席獲得しました。78%を占めております。
一つの選挙区において平均30%の得票数で当選したと、あるマスコミは言いました。正確には43%。これを全有権者数からみれば約60%の投票率で換算すると、全有権者数の僅か18%正確には26%の支持でした。
つまり、300議席のところで43%の得票率であるなら僅か129議席しか当選しないはずなのに、小選挙区制度であるゆえに237議席当選してしまう事が問題です。
3年前の民主党圧勝の時も今回と大差なかったとしたら、”政権交代”の沸き立つ渦に巻かれて有権者が勘違いをしたのではなかったかと、思うわけです。
自民圧勝は、私たちのような環境活動団体にとって「コンクリートから人へ」を逆走することが懸念され、東アジアの国々と平和な関係を築いていけるのかも懸念される結果です。
3.11以降さらに不況風が拡散して、このような苦渋の選択結果になったわけであって、原発再開や若者世代に赤紙が配られることを願っているとはまったく思いません。
みなさま あたたかくして お元気で~!