おそらくは国交省役人よりも誰よりも、上野遊水地を詳しくお話して下さったと思います。
ー越流堤高はこれまで検討されていたものより低くされています。 三重県は「国は約束を守れ」と怒るべきなのです。ー
その三重県が怒らないんだよ。 にこにこ顔で鈴木知事が完成式典に出席をしているんだ。 中川健洋(やすひろ)衆議員議員も、出席しているよ。ここの写真の中でくす玉のひもの片方をを引っ張っているのが、地元川崎二郎議員だよ。
400戸ほどの地権者が招待されているはずなのに、全部で150人の出席だったって。
遊水地の機能に疑問の声もある。長田遊水地の地権者で、式典に参加した百上真奈市議によると、昨年まで3年連続で遊水地は浸水。多くの流木やゴミが残り、その除去が地権者の大きな負担になっているという。原因として越流堤が低すぎるという指摘もある。こうした問題を学ぶため、8月7日午後2時、市ゆめぽりすセンターで、今本博健・京都大名誉教授を招いた勉強会を開く。無料。
と、毎日新聞が書いたわ。
そして、今本先生の講演会が開かれたのだよ。
町や地域の空気から察して、はたして地権者が来てくれるかなあって思っていたら、、、。
来ました。
渾身こめて準備をしてくださって、出席された地権者さんたちと対話するように語りかけてくださった今本先生。
遊水地の完成式典に行かなかったという地権者も来て、今本先生の講演の感想をみんなの前で話してくれたよ。
浸水被害で(商品価値が落ちたから)買ってもらえなかった。
越流堤から超えて入ってくるのは、水だけじゃなかった。
遊水地内で作物を作り続けることが義務つけられているが、越流堤が完成して毎年越水しているから百姓のやる気が落ちた。
地権者のほとんどは、越流堤が低いことを話題にしとる。
去年の小田の遊水地内が、台風でこんなんだったからね。
それだけどね、 諦めている人も多いって話していたよ。
岩倉峡以下川下の洪水防止のために お前ら犠牲になれって言われたんだって。
川上ダムができれば越水頻度が下がるとも言われたらしいけど、たとえそうだとしてもダム完成まで台風の度に毎回越水?!
国の施策に抗えないって思うのは江戸時代とおんなじよ。
上野市時代からもっと前から岩倉峡の開さくを要求してきた歴史が、いつの間に遊水地事業に転嫁されたのはなぜなんだっていう質問も出たんだよ。
ここで上野市時代に、国からむりやり納得させられたんだよ。 その記録は消されたかなあ。
その時立ち会った人に記憶はあるはずよ。
納得できないけどさせられるって、”はだかの王様”の話を連想するわ。
ほんとのことが言えない状況を作るんだよね、そんな為政者はいらないのにねえ。
みんなおかしいって思っているんだよね。なのに自分より偉い人の言うことには逆らえないってあきらめてしまう王さまの家来たちの話。
今の日本は、諦めないで主張する風紀がいっぱいひろがっているじゃないの?
はだかの王様に出てくる子どものように、ほんとの議論をする社会にしようよ。
コンクリートで完成している越流堤の見栄えの悪い事も、先生はおっしゃっていたよ。
「田園風景にあのコンクリート越流堤は、似合いませんよ」だってさ。 実際見栄えの良い越流堤は存在するらしいよ。
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