木興遊水地内の大豆畑
台風15号が猛威をふるった地方の皆様、 お見舞い申し上げます。
伊賀は中心より数百キロ離れていたのだけれど、風は強かった。
250ミリの雨が降ると三重県内は警報が出ていたのだけれど、そこまで降っていなかった様子。
この頃の予報は、前に比べてオーバーになってやしませんか。
予報をどうとらえるか、こまったもんだね。
気象庁も困っているはずだけど。
とにかく、今回の台風で遊水地の浸水はなくてほんとによかったわ。
栽培していた大豆が浸水被害受けて、ここ3年毎年のことだけど。
品質が落ちちゃって買ってもらえなかったって農家の人が言っていたよ。
もう台風来ないでって大豆畑に立って、思ったわ。
稲作田圃も、秋風に穂が垂れて、素晴らしい風景。
この越流堤から、いざとなると水が入るんだけど。
こっち手前カラ右に農地が広がっていて、木津川は越流堤の向こうを流れているんだ。
8時ころ見に行った時には、排水門が上がっていたのね。遠くからそう見えたんだよ。
国交省木津川河川事務所に問い合わせをしたよ。
川が増水すると越流堤から入るんだけど、排水門が上がっているとここからも水は入るんだよ。
なぜ閉めていなかったのか答えが来たよ。
「遊水地に越水するかしないかの判断は、岩倉地点の水位を見て、そこが2mに達して尚 雨域内だったら、排水門を閉める態勢に入る」
つまり15号台風では水位が2mに達していなかったから、閉めなかったし、閉めなくて問題はなかったということ。
ところがね、実際は昨夜の23時に岩倉地点の水位が1,99mまで来ていたんだよ。
2mにあと一歩よ。 ところがね、
雨域にかかっていなかったんだって。だから23時の時点で、予備態勢も解除。
もしね、排水門を閉めないといけなかったら23時だろうと閉める作業をするんだよ、職員さんたちは。
遠隔操作できるようになっているから、そこは昔と違うけどね。
台風が夜中に差し掛かると、どれだけ大変か、ってことね。
「遊水地ってなんのこと?」って人は、こちらの講座を受講するといいよ。 (クリックすると大きくみえるよ)
遊水地の本来あるべき姿は、ハッキリ言って上野遊水地ではないからね。
上野遊水地がとっても問題のある遊水地だって事を、頭の隅っこに入れておいてほしい。
詳しくは、前のブログを見てね。
ランキングに参加してるので、下の「にほんブログ村」を 毎日ポチッと応援 お願いね。