中部電力「芦浜原発計画」を断念させた活動家が この秋（１０／２８）伊賀へ来ます

三重県でこの芦浜計画が持ち上がったのは１９６３年。
海岸線が１０００kmもある三重県ですが　伊勢志摩の南方にある海辺に芦浜と言う地名があります。浜と言うにはあまりに断崖絶壁に囲まれた近づき難い場所です。南島町・南勢町・海山町と熊野灘に続く漁場がありました。美しい海、美味しい魚の取れる港があります。
しかしご多分に漏れず後継者不足・過疎問題があって振興策を考えざるを得ない状況でした。その芦浜に中部電力は白羽の矢を放ったのでした。フクシマの原発と似た時期であり　似た状況かと思います。
私がこの計画を知ったのは　１９８６年４月に起きたチェルノブイリ爆発事故後のことですからすでに２３年過ぎていました。
チェルノブイリ被害者の救済事業の末端に加わり　そこから芦浜計画を知って行った者と現地とは天と地の開き。
村は分断されていたのです。芦浜原発計画を止めたい気持ちの温度差は現地に行ってデモ行進してみて解り　身体が固まるほどの緊張をしました。
その一方で　芦浜で獲れるお魚を伊賀に居て購入し芦浜と繋がる活動があり　活きの良い尾頭付きのお魚が食べられる日々がありました。

２０００年に北川知事が就任して芦浜計画を中止宣言。　長い３７年の戦いは一応終わったとされています。
その３７年の戦いの渦中に居たかたのお一人が　海山町からやって来てお話ししてくださるそうです。
当時伊賀から支援に行っていた繋がりの人が声を掛けて実現したと言ってました。
誰もが出来ることではない信念を貫く活動とはどんなことだったか、　３・１１のあと大飯原発再稼働と言われる今こそ一番にお聞きしたいお話では無いでしょうか。
福島県にこのような方が何人か居たら～なんて思わないわけはありません。が　参考になるお話が聞けるのではないでしょうか。　
　　　　　　　　
　　　　　　　行　　事　名　　　「２０１２年度　伊賀母親大会」
　　　　　　　時　　　　　　　　１０月２８日（日）　１３：００～
　　　　　　　場　　　　所　　　　伊賀交流センター（JR伊賀上野駅から徒歩３分）
　　　　　　　お話　　　　　　　　山下鮎子さん（元　海山町議）
　　　　　　　コンサート　　　　　
　　　　　　　主　　　　催　　　伊賀母親大会実行委員会

　　　　　　　※　　・母親大会と言うネーミングですが　父親や親でなくとも参加が可能です。
　　　　　　　　　　・無料　カンパ歓迎。

ところで　芦浜から伊賀までは直線距離でちょうど５０kmです。