(上田・千曲ドライブマップ)
夏の信州へ2泊3日の夫婦二人のドライブ。
7時30分に松戸を出発、三郷南ICから高速に乗り、上田菅平ICで降り、
1日目は上田市・千曲市をドライブし、主に万葉故地を巡った。
上田菅平ICを降りしばらくすると到着。11時30分頃。
<蚕養国神社(こがいのくにじんじゃ)>
(上田市中央北3丁目2478-2)
上田市の蚕糸業界の尊祟神として建立された大星神社の摂社。
大星神社
大星神社の摂社である蚕養国神社(左)と万葉歌碑(右)
養蚕に関係する歌ということで取り上げられたようだ。
足乳ねの 母がそれ養(か)ふ 桑(くはこ)すら 願(ねが)へば衣(きぬ)に 着(け)すといふものを (巻7-1357)
→万葉アルバムへ
<上塩尻神社>
(上田市上塩尻1296)
村落の山道を登ったところに、あまり人が来ないのか、石畳に雑草が生えたまま放置されていた。
上塩尻の家並み
狭い道を登って行くと・・・
小高い山懐に神社が見えてくる、社殿左手の祠の中に歌碑がある。
江戸時代の建立で、万葉仮名の小さな文字で刻まれている。
祠の中の万葉歌碑
この歌の作者がこのあたりの防人だとみられる。
唐衣 裾に取り付き 泣く子らを 置きてぞ来のや 母なしにして 信濃国防人部領使国造小県郡他田舎人大島 巻20-4401
→万葉アルバムへ
<会地早雄神社(おうちはやおじんじゃ)>
(坂城町南条31)
鼠宿の上田方面の端にある神社。本殿は背後の巨岩に埋め込まれるように建っていること古来からの自然崇拝的な信仰があったようだ。
会地早雄神社
手前右手の小屋根の中に歌碑がある
万葉歌碑
万葉歌碑は当地出身の滝沢公庵により天保年間に建立されたものという古いものである。
ちはやふる 神(かみ)の御坂(みさか)に 幣(ぬさ)奉(まつ)り 斎(いは)ふ命(いのち)は 母父(おもちち)がため (巻20-4402)
→万葉アルバムへ
神社裏手の奇石
<鼠橋>
千曲川にかかる鼠橋から上田方面
千曲方面
<住吉公園>
(千曲市上山田温泉4-32)
上山田温泉街に入る手前の住宅街の一角にある公園。
住吉公園
万葉歌碑
春の苑(その) 紅(くれなゐ)にほふ 桃(もも)の花 下照(したで)る道に 出で立つ少女(をとめ) (巻19-4139)
→万葉アルバムへ
住吉(すみのえ)の 岸を田に墾(は)り 蒔(ま)きし稲(いね) さて刈るまでに 逢はぬ君かも (巻10-2244)
→万葉アルバムへ
昼食
戸倉駅近くの蕎麦料理処「萱」で、天ぷらつき冷やしそばを食す。さらしなの里が近くにあるせいか、そばはさすがにうまい。
<倉科地区へ>
倉科地区は「日本一のあんずの里」と呼ばれている。
倉科の地は千曲市の中でも大変古くから栄えた郷で、万葉集の東歌に倉科の地を詠んだ歌(詠み人知らず)が伝えられている。
大日堂園地(倉科91)
この地にゆかりのあるいろんな時代の歌人の歌碑が点在している。
万葉歌碑
人皆の 言(こと)は絶ゆとも 埴科(はにしな)の 石井(いしゐ)の手児(てご)が 言(こと)な絶えそね (巻14-3398)
→万葉アルバムへ
大日堂
初代松代藩主真田信之の娘、見樹院の建立。
倉科公民館(倉科1412)
ここに大日堂園地にある万葉歌碑と同じ歌の歌碑がある。
万葉歌碑
人皆の 言(こと)は絶ゆとも 埴科(はにしな)の 石井(いしゐ)の手児(てご)が 言(こと)な絶えそね (巻14-3398)
→万葉アルバムへ
<千曲市役所戸倉支所>
千曲市役所戸倉支所(千曲市戸倉2388)
戸倉支所脇の歩道場に花にちなむ万葉歌碑が4基置かれている。
一般の歩道脇になにげなく歌碑が置かれているのも、地元の歌心が感じられ良いものだ。
万葉歌碑のひとつ
→万葉アルバムへ
大正橋を渡る、三峯山が見える
大正橋欄干
佐良志奈神社
佐良志奈神社の正確な創建年代は不詳だが、433年頃といわれている。一説には仁徳天皇の皇子、允恭(いんぎょう)天皇が命じて建てさせたともいわれている。社殿の名称は明治の町村合併に際し、「更級(さらしな)村」の名を許される根拠となった。
<千曲川萬葉公園>
干曲川に架かる万葉橋のたもとに広がる萬葉公園には、古く万葉の時代から現代に至るまでの信濃を題材とした27の歌碑が建っている。一茶や虚子をはじめとした代表的歌人の歌碑は直筆で刻まれている。
→万葉歌碑マップ探訪へ
万葉橋
萬葉公園<南側>
奥の東屋と歌碑群
万葉歌碑(犬養孝 書)
中麻奈に 浮き居る舟の 漕ぎ出なば 逢ふことかたし 今日にしあらずは (巻14-3401)
→万葉アルバムへ
萬葉公園<北側>
万葉歌碑(犬養孝 書)
信濃なる 千曲の川の 細石も 君し踏みてば 玉と拾はむ (巻14-3400)
→万葉アルバムへ
千曲川の歌の碑
ボタンを押すと五木ひろしの歌が流れる。千曲川の風景を眺めながら夫婦で口ずさんでしまった。
この日は戸倉上山田温泉のホテル圓山荘に泊まる。
翌朝、千曲川の河原で体操する若者たち
川幅が広く静かな川面で、豊かな水量が感じられないくらい静かな流れだ。
夏の信州へ2泊3日の夫婦二人のドライブ。
7時30分に松戸を出発、三郷南ICから高速に乗り、上田菅平ICで降り、
1日目は上田市・千曲市をドライブし、主に万葉故地を巡った。
上田菅平ICを降りしばらくすると到着。11時30分頃。
<蚕養国神社(こがいのくにじんじゃ)>
(上田市中央北3丁目2478-2)
上田市の蚕糸業界の尊祟神として建立された大星神社の摂社。
大星神社
大星神社の摂社である蚕養国神社(左)と万葉歌碑(右)
養蚕に関係する歌ということで取り上げられたようだ。
足乳ねの 母がそれ養(か)ふ 桑(くはこ)すら 願(ねが)へば衣(きぬ)に 着(け)すといふものを (巻7-1357)
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<上塩尻神社>
(上田市上塩尻1296)
村落の山道を登ったところに、あまり人が来ないのか、石畳に雑草が生えたまま放置されていた。
上塩尻の家並み
狭い道を登って行くと・・・
小高い山懐に神社が見えてくる、社殿左手の祠の中に歌碑がある。
江戸時代の建立で、万葉仮名の小さな文字で刻まれている。
祠の中の万葉歌碑
この歌の作者がこのあたりの防人だとみられる。
唐衣 裾に取り付き 泣く子らを 置きてぞ来のや 母なしにして 信濃国防人部領使国造小県郡他田舎人大島 巻20-4401
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<会地早雄神社(おうちはやおじんじゃ)>
(坂城町南条31)
鼠宿の上田方面の端にある神社。本殿は背後の巨岩に埋め込まれるように建っていること古来からの自然崇拝的な信仰があったようだ。
会地早雄神社
手前右手の小屋根の中に歌碑がある
万葉歌碑
万葉歌碑は当地出身の滝沢公庵により天保年間に建立されたものという古いものである。
ちはやふる 神(かみ)の御坂(みさか)に 幣(ぬさ)奉(まつ)り 斎(いは)ふ命(いのち)は 母父(おもちち)がため (巻20-4402)
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神社裏手の奇石
<鼠橋>
千曲川にかかる鼠橋から上田方面
千曲方面
<住吉公園>
(千曲市上山田温泉4-32)
上山田温泉街に入る手前の住宅街の一角にある公園。
住吉公園
万葉歌碑
春の苑(その) 紅(くれなゐ)にほふ 桃(もも)の花 下照(したで)る道に 出で立つ少女(をとめ) (巻19-4139)
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住吉(すみのえ)の 岸を田に墾(は)り 蒔(ま)きし稲(いね) さて刈るまでに 逢はぬ君かも (巻10-2244)
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昼食
戸倉駅近くの蕎麦料理処「萱」で、天ぷらつき冷やしそばを食す。さらしなの里が近くにあるせいか、そばはさすがにうまい。
<倉科地区へ>
倉科地区は「日本一のあんずの里」と呼ばれている。
倉科の地は千曲市の中でも大変古くから栄えた郷で、万葉集の東歌に倉科の地を詠んだ歌(詠み人知らず)が伝えられている。
大日堂園地(倉科91)
この地にゆかりのあるいろんな時代の歌人の歌碑が点在している。
万葉歌碑
人皆の 言(こと)は絶ゆとも 埴科(はにしな)の 石井(いしゐ)の手児(てご)が 言(こと)な絶えそね (巻14-3398)
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大日堂
初代松代藩主真田信之の娘、見樹院の建立。
倉科公民館(倉科1412)
ここに大日堂園地にある万葉歌碑と同じ歌の歌碑がある。
万葉歌碑
人皆の 言(こと)は絶ゆとも 埴科(はにしな)の 石井(いしゐ)の手児(てご)が 言(こと)な絶えそね (巻14-3398)
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<千曲市役所戸倉支所>
千曲市役所戸倉支所(千曲市戸倉2388)
戸倉支所脇の歩道場に花にちなむ万葉歌碑が4基置かれている。
一般の歩道脇になにげなく歌碑が置かれているのも、地元の歌心が感じられ良いものだ。
万葉歌碑のひとつ
→万葉アルバムへ
大正橋を渡る、三峯山が見える
大正橋欄干
佐良志奈神社
佐良志奈神社の正確な創建年代は不詳だが、433年頃といわれている。一説には仁徳天皇の皇子、允恭(いんぎょう)天皇が命じて建てさせたともいわれている。社殿の名称は明治の町村合併に際し、「更級(さらしな)村」の名を許される根拠となった。
<千曲川萬葉公園>
干曲川に架かる万葉橋のたもとに広がる萬葉公園には、古く万葉の時代から現代に至るまでの信濃を題材とした27の歌碑が建っている。一茶や虚子をはじめとした代表的歌人の歌碑は直筆で刻まれている。
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万葉橋
萬葉公園<南側>
奥の東屋と歌碑群
万葉歌碑(犬養孝 書)
中麻奈に 浮き居る舟の 漕ぎ出なば 逢ふことかたし 今日にしあらずは (巻14-3401)
→万葉アルバムへ
萬葉公園<北側>
万葉歌碑(犬養孝 書)
信濃なる 千曲の川の 細石も 君し踏みてば 玉と拾はむ (巻14-3400)
→万葉アルバムへ
千曲川の歌の碑
ボタンを押すと五木ひろしの歌が流れる。千曲川の風景を眺めながら夫婦で口ずさんでしまった。
この日は戸倉上山田温泉のホテル圓山荘に泊まる。
翌朝、千曲川の河原で体操する若者たち
川幅が広く静かな川面で、豊かな水量が感じられないくらい静かな流れだ。