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私のモーツァルト愛聴曲⑦:ディベルティメント ト長調 K.136

2006年06月17日 | モーツァルト
この曲は、モーツァルトがなんと15歳、ザルツブルクで作曲。
15歳にして、プロ中のプロの音楽を書いてしまった、信じがたいことである。
ディベルティメントは、「喜遊曲」と訳され、祝いの食卓のバックグラウンド音楽なので、堅苦しくなく優雅に流れるような曲想から成っている。
この曲は、躍動感・スピード感・たわむれ・優雅さ・変化とバランス感覚などモーツァルトらしさが15歳にして既に全開した証を示している。
イタリア旅行から戻ったばかりで、イタリアの明るく豊かな印象が良く反映されている。
第1楽章はいかにも典雅なイタリア的な明るさと躍動感がすばらしい、第2楽章はゆったりとした優雅な舞曲風、第3楽章は歯切れの良いスピード感、と全3楽章通して聴いてみると、変化とバランス感覚がすばらしい。一番モーツァルトらしい音楽でないかと思う。
私の愛聴CD:シャンドル・ヴェーグ指揮ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ(CAPRICCIO COCO-80239)
ヴェーグ指揮は、爽やかさが溢れモーツァルトの気持ちに没入しているような見事な演奏である。コンサートホールを備えた音楽院であるザルツブルクの「モーツァルテウム」から世界に発信された世界一折り紙付きの演奏に拍手を送りたい。


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