ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

國分功一郎+千葉雅也 言語が消滅する前に 幻冬舎新書

2022-10-17 20:34:02 | エッセイ
 気鋭の哲学者2名による対談である。若手、と言いたくなるが、國分氏は1974年生まれ、千葉氏は1978年生まれで、40歳代半ばから後半、1956年生まれの私から見れば、ほぼ20歳下、相当に若いのではあるが、むしろ充実した年代というべきだろう。特に國分氏は『中動態の世界』などの著作で、現代の世界を問い直す学問全般の基礎付けを行ったと言って過言ではない存在である、と私は思う。つまりは、当代きっての哲学 . . . 本文を読む