ルビーは、その殆どが加熱処理をして
美しさを改良しています。
なぜ、そんなことをするのかというと、
無処理で美しいルビーは極端に少ない
からです。
…というお話をしていると、
加熱処理で色を改良したルビーをお持ち
の方が(私も含めて)
「それでは、私のルビーは価値がないのか?」
とご立腹されるかも知れません。
がそれは、違います。
私が申し上げているのは、無処理で
美しく1ctを超える様なルビーは、
特別高級で、もうあまり産出されない「お宝」
だということです。
処理をして数量を増やすことができるものと、
もうあまりない「お宝」を同じ名称で呼ぶの
はどうかな?と思うわけです。
今はまだ、準備中ですのが…。
ルビーの研究を続けて、処理の有無を判断できる
様になるまで現地に張り付きます。
鉱山では、数が激減してきており、宝石ルビーの
鉱脈が終わった時が、モリスルビーがブランドと
してスタートする時です。
それよりも、心配なのは、
最近は、非加熱????…?と思われる
ルビーに「加熱した痕跡が認められない」と
コメントされたルビーを「非加熱ルビー」
と呼んでいる風景を見受けることがあります。
これは、さすがにマズイかも知れません。
それは、怖いルビーです。
加熱してあるだろうな…と思ってご購入
されるか、無処理である訳を説明して
貰った方が良いですね。
後で、「あれ?加熱されてましたね」と
なった時に、ど~してくれるのかを書面で
しっかり残されておいた方が良いかも
知れません。
ルビーをお探しになる方は、
鑑別書が何を書いているか?
よりも、誰から紹介されているルビーなのか?
の方が大切だと思います。
お気を付け下さい。