ルビーのインクルージョン(内包物)を
顕微鏡で見ていると、それは、そのまま
絵画を見ている様な気がすることがあります。
何となくシャガールの絵に出て来そうな、
少し愛嬌のある目の玉がルビーの中から
何か言いたそうに、こちらを覗いています。
ルビーのインクルージョン(内包物)を
顕微鏡で見ていると、それは、そのまま
絵画を見ている様な気がすることがあります。
何となくシャガールの絵に出て来そうな、
少し愛嬌のある目の玉がルビーの中から
何か言いたそうに、こちらを覗いています。
写真は、ルビーの鉱山を空から撮った写真です。
Ted Themelis博士の著書「MOGOK」のページ
のモノですが、空から見てもモゴックの町と
チャッピンの町(ここもルビーが出ます)の
間には、S字状にプレートが入り組んでいます。
実は、このS字の上の地盤と下の地盤は、全く
違うところからやってきたプレートだそうで、
ここでぶつかったそうです。
そして、ルビーが生まれたのです。
ルビーが生まれる場所も地球が動いて、
偶然に偶然が重なってできたのが、空から見ると
よく分かります。
バナナとルビー…
どちらも大好きで、いつも手元において
置きたいものです。
バナナは、10日も放っておくと
色が変わってきます。
時間と共に変化していくのです。
考えてみれば、私たちも時間と共に変化
し続けています。
(私もドンドン、歳をとっていくのです)
フッと気づいたのですが…
変化する私たちだから、変化しない美しさ
に憧れるのかも知れません。
100年経っても、10000年経っても変わらない
ので、その都度、持ち主が変わっていきます。
私のルビーも私が居なくなった後も残ります。
自分が居なくなった後のことに想いを馳せて
毎日を過ごす… ルビーを持つ楽しみの一つ
です。
「経年変化がない美しさ」
ルビーから見ると、私はバナナのようなもの
なのでしょう…か?