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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

妻女山陣場平の貝母の見頃は、18日から25日。松代東条のあんずの花(妻女山里山通信)

2019-04-14 | アウトドア・ネイチャーフォト
 まず陣場平へ貝母の開花状況を見に行こうとすると、上から十数人のトレラン愛好者の人たちが下りてきました。林さんですかとひとりの女性。なんでも私に貝母を案内してもらったとか。もうひとりの男性も数年前に案内してもらったとか。もう何百人も案内しています。ブログや拙書を見て県外から訪れる人も増えています。奈良時代に薬草として入ってきたようですが、現在これだけの群生地はここだけかもしれません。

 咲き始めた貝母。薬草ですがかなり強い毒草です。葉の先が丸まってお互いスクラムを組んで、この時期に発生する爆弾低気圧の強風から身を守っています。

 和名を編笠百合という理由が、花の中を覗くと分かります。

 仲間が作ってくれた落葉松のベンチなんですが、イノシシが壊してしまったので再配置しました。見に来られたらここに腰掛けてゆっくりと鑑賞してください。ルリタテハやヒオドシチョウが舞い、鶯の鳴き声も聞けるかもしれません。ピンクのオオヤマザクラや白いカスミザクラも咲くでしょう。

 ついであんずの開花期には訪れたことのなかった松代の東条のあんずを観に行きました。あんず畑の向こう、松代の向こうには象山と戸神山脈。鏡台山から妻女山まで続きます。

 あんずの花と尼厳山。天の岩戸の神話が残る里山です。もちろん拙書でもその歴史を紹介しています。

 バックは皆神山。燃え上がるように咲くあんず。森のあんずのように売店もなく観光客も来ません。静かにあんずの花を愛でたい方にはおすすめです。

4月21日(日)に、松代夢空間のハイキング「妻女山 花と歴史のハイキング」を行います。満開の貝母の群生地(上杉謙信陣城跡)や、斎場山(旧妻女山・上杉謙信本陣跡)などを案内します。私がインタープリターをし、自然や歴史について時に面白おかしくお話しながらハイキングをします。参加費2000円で、下山後は「はなや」さんでのあんず御膳もつきます。非常にリーズナブルだと思います。参加希望の方は、松代夢空間にお問い合わせください。拙書の販売も行います。 ℡026-278-1277
松城夢空間ホームページ
GWの前半は、山菜採りと松代夢空間のハイキングと春爛漫の髻山へ(妻女山里山通信)

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。

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