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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

三瀧から沢登りして鏡台山へのルート探索(妻女山里山通信)

2009-02-08 | アウトドア・ネイチャーフォト
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 色々と事情があって三瀧から登り始めたのが正午過ぎ。薄暗い沢をひたすら登り詰めました。堰堤を越えたり、高巻きをしたりして、最後の大きな堰堤でストップ。なんとか越えられそうでしたが、直登を選択。カモシカしか登らないような藪の急斜面と格闘して林道へ。途中でエネルギーが切れて昼食。再び登り始めると背後の谷からズドーン!ズドーン!と銃声が二発。まずい!と慌てて林道に乗りました。

 遠くけれども大きく見える北アルプスを見ながら林道の縁に腰を掛けて再び昼食。谷の下からはオーイ!オーイ!と猪を追いあげる声がします。今日も猪の厄日。

 林道を鏡台山の方へ歩き始めると、しばらくして四駆の軽が一台やってきました。こんにちはと挨拶すると、何してるんですか?と。山登りですと応えると、やっ、山登り!?と驚かれました。山登りをしていて何してるんですかと聞かれたのは初めて。しかし、こんな深山にクールネックシャツ一枚の軽装でとことこ歩いているのを見たら、そう思われても仕方がないかも。沢を登ってあの急斜面をよじ登ったと話すと呆れていました。

 ここから倉科まで何キロぐらいですかと聞かれたので、5キロぐらいだと思うけどチェーンでロックされていて出られませんよと教えてあげました。えー!そうなんですか、有難うございます、と言って戻って行きました。鏡台山の登山口まで乗せてもらおうかなと思いましたが、路面は圧雪ではなく完全な氷。ガードレールもないこの林道で谷底へ真っ逆様という映像が一瞬ちらつき歩くことにしました。

 百瀬から鏡台山へ行く林道と三瀧山と百瀬口へ通じる尾根と沢も確認しながら林道を歩くと縄文の湧き水。近くには大きなつららも。1mぐらいあるつららを折って舐めながら歩きました。三瀧へ下りる尾根路も確認。鏡台山登山口に着きました。ここは大峯山から縦走して鏡台山へ登る登山口。普通は林道を車で来て、ここから登るようです。路肩も使えば5、6台は駐車可。今回は時間が遅いので鏡台山は後にして大峯山へ向かいました。

 そこから、倉科へ下ったのですが、これがものすごい急下降。けっこう応えました。中腹では突然足元からキジが飛び出してびっくり。最後は少々難儀して麓に下りました。登り始めた時間が遅かったので、けっこう慌ただしい山行でしたが、いくつかのルートを確認できて有意義な半日でした。今度は鏡台山山頂周辺の色々なルートの確認をしたいと思います。

★このトレッキングは、フォトドキュメントの手法で綴るトレッキング・フォトレポート【MORI MORI KIDS(低山トレッキング・フォトレポート)】にアップしました。ご高覧ください。

 ネイチャーフォトは、【MORI MORI KIDS Nature Photograph Gallery】をご覧ください。キノコ、変形菌(粘菌)、コケ、花、昆虫などのスーパーマクロ写真。滝、巨樹、森の写真、特殊な技法で作るパノラマ写真など。

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