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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

陣場平の貝母は完全に満開です。石像の覆屋の設置。ブドウの苗の植え付け(妻女山里山通信)

2021-04-18 | アウトドア・ネイチャーフォト
 17日(土)は終日雨でした。18日(日)は、晴れたり曇ったり、雨が降ってきたりとドラスティックな天気でした。それでも、何人もの方が貝母を観に訪れてくれました。

 まず、林道入口に設置した石像に、覆屋をかぶせました。建築業のN氏の力作です。まず雨を流す溝を掘ります。そして、覆屋をかぶせます。基盤の石に接着剤を塗ってあります。

 格好がつきました。この石像の由来は、よく分かっていません。横田の長円寺にあったものだそうですが、仲間のK氏が譲り受け我が家の山に設置しました。一説には、戦国時代の戦没者を慰霊するために作られたとか。年代的にはそう古くはなく、文化文政の頃ぐらいかと思われます。

 その後、登って貝母が完全に満開になった陣場平へ。初めて訪れてこの光景を見た人は、必ずわー、凄い!と歓声をあげます。知らずに山登りに来た方が、上から大勢人が下りてくるので、何かあるのですかと聞いて訪れてくれることも。三度、四度と訪れる方も。鞍骨山登山の途中で訪れる方もいます。

 雨露がついてキラキラと光っています。今週、私はできる限り現地で案内や撮影、保全活動をするつもりです。見かけたらお気軽に声をかけて下さい。

(左)ヤマエンゴサクにも雨露が。(右)シロバナケマンはそろそろ終わりです。

 雨が降る前に、ブドウの苗を植えなければいけないと下山しました。カスミザクラも散り始めました。ウワミズザクラは、これから咲くでしょう。

 台木は2種類ですが、ブドウの種類はメルローです。まず穴を掘ります。

(左)苗木です。(右)本当は堆肥がいいのですが、なる前の落ち葉を混ぜて、炭も混ぜて植えていきます。

(左)タンポポ。マメ科のカラスノエンドウやクローバーが生えています。マメ科の植物は、窒素根粒菌を形成するので、窒素肥料が要りません。(右)やっと遅い昼餉です。ノンアルコールビールで乾杯。さて、この葡萄で作ったワインは、いったいいつになったら飲めるのでしょう。

 私がタイのお姉さまからいただいた鶏足の煮物。コラーゲンがたっぷりです。豚の軟骨と、なにか内蔵と得体の知れないものが入っています。美味いと皆に好評でした。なんで日本の人は鶏足食べないの?肌にいいのにと言われました。

(左)ノドグロの塩焼き。ノドグロは小さくても脂が乗っていて美味です。(右)猪のジンギスカン。野生の滋味を堪能しました。
 この後、私は午後3時頃に陣場平に戻りました。ご夫婦と、拙書を参考に鞍骨山へ登ってきた女性たちを案内しました。突然雨が降ってきて下山し、温泉へ。忙しい一日でした。

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本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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