NEJM Journal Watchは7月21日の記事で、「認知症には修正可能な9つのリスク因子があり、認知症の約35%は遅らせたり防いだりすることができうる」と報じました。その9つの因子には、①幼少期の教育不足、②中年期の高血圧や③肥満、④難聴、⑤晩年のうつ病、⑥糖尿病、⑦運動不足、⑧喫煙、⑨社会的孤立が挙げられています。
現在、すでに成人の方は、いまさら「幼少期の教育不足」はどうしようもできませんが、他の因子に対しては適切に介入して、何とか認知症の発症や進行を遅らせたり防ぎたいものですね。一番始めやすいものとしては、運動でしょうか。一日20~30分程度でもよいので、ウォーキングなどからしてみてはいかがでしょう。すると肥満が改善され、また、運動はうつ病の予防にもつながりますので、好循環ですね。また、肥満が改善されると糖尿病の改善にもつながりますので、運動を始めることで色々な相乗効果が期待できますね!
皆さん、認知症にならないように頑張りましょう!