人生にはいろんな不安がありますが、精神医学的には“健常範囲内の不安”と“神経症性の不安”があります。
健常範囲内の不安とは、
・理由(対象)がある
・言語で表現できる
・人にすぐ分かってもらえる
・なんとか我慢できる
・長く続かない
・一旦去れば、気にならない
という特徴があります。
一方、神経症性の不安とは、
・理由が(対象)がない
・言語で表現しにくい
・人にすぐ分かってもらいにくい
・我慢しにくい
・しばしば長引く
・またやってこないかと不安がある
という特徴があります。神経症性の不安は日常生活の妨げになるので、治療が必要となります。治療には、SSRIや抗不安薬、カウンセリングが有効です。