本日、長崎市内で第11回長崎県精神科薬物療法講習会が開催され、「神経症の病態と薬物治療について」という演題で、講師をさせて頂きました。主に、長崎県内の精神科病院に勤務されている薬剤師の先生が対象でした。神経症の概念は広く、具体的な疾患名としては、「パニック障害」、「社会不安障害(対人恐怖)」、「全般性不安障害」、「強迫性障害」、「PTSD」、「適応障害」などが含まれます。神経症圏内の疾患は、薬物治療のみでは十分に回復しないケースも多く、適宜、認知行動療法も必要となります。また、うつ病など他の精神疾患を併発するケースも多く、治療に時間がかかる場合もあります。
本日の講演では、それぞれの疾患について最新の知見や治療ガイドラインなどを示しながら、お話させて頂きました。微力ながら、祝日の中ご参加頂いた薬剤師の先生方の今後のお役に立てれば幸いです。