予報どおり一日晴天で、暑い中「浅間白桃」の実を落とし続けました。
夕方近くになると、腕も重く、頭もボーっとしてきます。(いつもボーっとしてますが・・・)
指先も痛い。 PM6:00に「夕焼け小焼け」のメロディーが流れるます。
おてて繋いで帰る相手はいませんが・・・(^-^; (いつも単独行動ですから)
女衆は休む間もなく食事の準備です。男衆は?と言えば・・・
帰るとすぐテレビの前に座り込み、夕食が出来るのを待っています。
農家の生活パターンは、何処の家でも同じようなものです。
奥さん達が集まると「男の人はいいじゃんね。何もしなくても食べれるだから・・・」
そんな愚痴もついこぼれます。確かに・・・農家の主婦は割が合わない・・・?
「共稼ぎと同じでしょ!」お勤めなさっている奥様はきっとそうおっしゃいますよね。
でも・・・一日中同じように仕事をして、「3度の飯」を作るのは正直キツイですよ。
仕事から帰ったら食事が出来てる、たまにはそんな生活をしてみたい・・・
今日のタイトルは「愛」でした。「グチ」ではありません・・・
桃の枝に鳩が巣を作っていました。実を落とそうとして気がついたのです。
近くに行っても、逃げる様子もありません。
ジッとこちらを見つめて動こうともしないので、カメラを近づけてみました。
怪しい物体に怯えたのか?羽を広げて威嚇した後飛び立ちました。
飛び立った後の巣には卵がありました。この卵を守っていたのです。
「怪しい敵から子供を守らなければ!」その一念で恐怖に耐えていたのでしょう。
可哀想なことをしてしまいました・・・その後も心配そうに木の上を飛んでいます。
その間に巣の近くの枝の摘果を済ませて、離れて見守ることにしました。
数分たって大丈夫だと思ったのか、巣に戻って卵を温め始めたのです。
親の愛の大きさに感動した出来事でした。理屈抜きの母性愛ですね。
わが身に置き換えて考えてみました。言葉が手段で無い頃の親子の絆は深かった。
無償の愛で幼子を抱きしめ、幼子はは全てを親にゆだねて生きていました。
確かに「愛」だけで過ごした月日です。言葉ではなく想いで向き合いました。
言葉で付き合うようになってから「愛」を上手く伝えられない親になってしまった?
それどころか気づかぬうちに傷つけてしまっていたり、見えなくなってしまったり。
高いところで遠くを見やりながら、少し落ち込んだ夕暮れでした。
久しぶりの夕焼けは綺麗でした、今夜は月が出ています。