もく窓

~良い映画と究極の手抜き料理を探して~  

火火

2007年04月13日 | 映画 TV・DVD
        ↑神山清子(こうやまきよこ)さんと作品

 ランク:銅   高橋伴明監督 2004年
このくらいキツイ性格でないと何かを成し遂げることは出来ないのかなあと思いながら観ました。あとで本人の写真を拝見し、温厚な感じのオバサンだったので驚きました。早速、骨髄バンクへドナー登録しようと思い調べてみたら、いろいろな制限があるんですね。

『先の長くない息子に向かって「もうアカンのうちゃうか」などと酷いことを言いますが実際の神山さんはそんな酷いことを言う人ではありません。』と、高橋監督がインタビューの中で答えていました。映画の中の神山さんは監督の創作が半分入っているんですね。何だかホッとしました。試写を観た後の神山さんの感想↓を読んで、再び泣きました。
『命の火が消えるまで頑張った息子と私の半生は、幸と不幸で誰にでも起こりうる事であろう。真実を伝えて自分をもう一度見つめ直したかった。人間必ず迎える事である老いと死を自分自身が強く生きるために…。
映画は永遠に残る。愛する賢一と共に映像の中へ生き続ける事が出来る事への喜びを全身で感じている。』