もく窓

~良い映画と究極の手抜き料理を探して~  

ククーシュカ

2007年01月20日 | 映画 TV・DVD
ランク:銀  2002年 ロシア映画 
何の予備知識もなく観て、とても気に入ってしまいました。
自然が美しい。小さな納屋が素敵。そこで一人で暮らすアンニは強い生命力を持っていて魅力的。ラップ人の民族衣装もとても可愛い。
通じないのをいいことに、言いたい放題の勝手な会話?に笑ってしまいますが、言葉が通じないことから起きる悲喜劇の中でも、言葉が通じなくても人は理解しあえることもあるということに感動しました。
アンニは、空爆を受けて亡くなった人を何度も埋葬しているので、戦争に行って4年も戻らない夫は帰らぬ人となったと考えていたと思います。大自然と共生しているアンニにとって子孫を残すことは本能だったのではないでしょうか。子供を身ごもったことが分かったので、もう男達は御用済みなので、「故郷へ帰りたい」という男達の気持ちを汲んで、身支度を整えて帰してあげたのだと思います。
魂を呼び戻すために一晩中祈祷したことも、愛しているからと言うよりは、子供の父親になる人だからというほうが強かったように思います。もちろん、人間として出来る限りの手を差し伸べたということはあるでしょうが。
力強く生きるアンニの姿から元気がもらえる御伽話でしたが、フィンランドとロシアの複雑な歴史や国民感情などが分かっていると、もっと楽しめたのになぁと残念です。で、ノラネコさんのブログを読んで、な~るほど 

撮影時、26才だったアンニさん、かわいい♪
       



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2 コメント

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こんばんは (ノラネコ)
2007-01-24 00:19:23
御訪問感謝です。
愛すべき作品という表現がピッタリの、まったりした小品だと思います。
アンニ=クリスティーナ・ユーソはとてもチャーミングでした。
ああいう女性は好きです(笑
TBさせていただきました。
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Re:こんばんは (もく)
2007-01-24 22:08:42
コメント、TBありがとうございます♪
ホントに愛すべき小品でしたネ。
時代を超えて残る作品だと思いました。
なかなか更新できないのですが、どうぞまた遊びにきてください。

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