mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

今年の芸術祭は・・・。

2011-10-28 20:48:48 | 学校

今年も芸術祭の季節がやってきました。

昨年は初めてのことで、何が何だか分からず請われるまま日本のおにぎりを作り、舞台では日本の友人たちと手話で「犬のおまわりさん」を歌いました。 こちらこちら

去年は旧市街地の近くの台東と言う所で行われてとても賑わったのですが・・・、
とても遠かったので学生の参加が少なかったようです。
そのことが理由かどうか分かりませんが、今年は大学のキャンパスでやるそうです(まだ場所は知らされていません)

老師から「芸術祭は授業の一環だから、8時半集合! 出欠を取ります」と言われていました。

私たちは5分前には行って待っていましたのに、待てど暮らせど老師たちは来ません。
9時前になって、何も告げられず列が動き出しました(結局出欠は取りません)


行列は留学生の国の国旗を持って歩きます。
何故だか日本の国旗はありません。

 

   
随分歩いて着いた所は東門横の駐車場です。
ここが会場らしいのですがまだ何の準備も出来ていません(置いてあったのは、数個の机だけ)
これからテントを張るようです。  できあがった会場・・・中央が表演の舞台です。 

この時点で時は既に11時前です。
中国生活4年目ともなると、このペースにも慣れてきました。

夫曰く、「これならもっと寝てられたね!」 

 

  
日本人留学生は「はしまき」(お好み焼き様の物を箸に巻いたもの)を作ります。 1本10元也
若い人たちが前夜から頑張って準備していました。
私たちは気持ちだけのお手伝いです。

小麦粉をゆるく溶いたものの中にキャベツを刻んで入れます(具はこれだけ)
サムネイルの写真左が焼いている所、右は出来上がり(割り箸を割らずに間に挟んで巻き、ソースとマヨネーズをかける)

    
まだ開始の挨拶も何もないのに、準備している所に沢山の人が集まってきました(日本は右端のテントです)
盛況時は30分待ちになる程・・・一人で3本買ってくれた男性に感謝で記念写真を撮らせてもらいました。
てっきり独身だとばかり思っていた口語の老師もお子さん連れで来て下さいました。

  
隣のブースは我が班の韓国人同学が韓国のお菓子を作っていました。
眺めていると・・・何と私の子供の頃に母が良く作ってくれた「カルメ焼き」ではありませんか・・・懐かし~い!
若い方は知らないかもしれませんが「砂糖と水を煮たたせ重曹を加えてかき混ぜる軽石状に膨らんできます。」

同学が作る韓国の物は膨らませずに煎餅のようでした。
サムネイルは、別の同学が自宅で作って持ってきた水羊羹とトッポギ、水羊羹は日本の物と全く同じで驚き!
こんな所で「文化芸術祭」の効果が表れました。  韓国と日本は根っこが一緒なのでしょうね!

 


老師たちは水餃子を作っています。 普段は厳しい老師も今日は楽しそうです。


左からタイの「ビーフン」;韓国の「おでん?」;韓国の「焼き肉」;沢山の装飾品も並べられていましたよ、手作り?

   
踢毽子 ti1 jianzi4軽」(遊びの一つで羽蹴り)コーナー;デモンストレーションもあり、皆楽しそうに遊んでいました。  日本の平安時代の「蹴鞠」のルーツではないでしょうか?
「书法 shufa13=書道」のコーナー。 

 
中国の伝統文化「京劇」の衣装を着て写真を撮るコーナーもありました。
15元也、見ていると沢山の人が衣装を着て写真に納まっていました。

 

11時になるとや~っと始まりました。
今年は友人のCさんが進行係の一人として選ばれました(右端)

挨拶をされる学院長はいつものラフなスタイルです。

    
演目は殆どが中国伝統の武術(全部違うものです) 中には口から火を噴く人も居たりして・・・。



左から「変顔」「中国笛演奏」「説明では中国xx地方のダンス聞こえたのですが、どう見ても社交ダンス」

 
老師のお子さんでしょうか? とても可愛いダンス。
去年、一緒に歌ったMさんは、今年も第二選択の発音班の仲間と「茉莉花」を歌いました。
老師たちのの可愛い振り付きの歌。 私はバタバタしていてきちんと聞いていなかったのですが、夫が言うには童謡を日本語、韓国語、中国語で歌われたそうです。
椅子取りゲームも始まりました。 


個人の出し物が始まる頃には午後1時近くになっていました。

この頃になると、私の体力は限界になってきました。

楽しい舞台を見ていたかったし、屋台のお手伝いも最後までしたかったのですが、お断りして先に失礼させて頂きました。



この「芸術祭」は今年で4回目らしいのですが、もう少ししっかりと計画をし広報も徹底すればもっと充実したものになるのではないかと思うのですが、「これが中国式のやり方! そんなに難しく考える必要はない! やればいいのだ!」と言われそうです。

私も若い頃には苦しい位に几帳面だったのですが、年を取るにつれ「できる事を、できる時に、できる様に」と、
大分柔軟な考えが出来るようになってきていましたが、中国のやり方は・・・もう少し・・・連絡くらいはしっかり下さいな。

でも、これ位で良いのかもしれませんね!

私も随分大きくなったものです・・・・・・ん?


さて、来年はどんな「芸術祭」になるのでしょうか。