凡凡「趣味の玉手箱」

キーワードは中国です。中国以外のテーマは”趣味の玉手箱にようこそ”で扱っております。

養殖マグロが中国の食卓に

2005-07-28 20:15:57 | 中国関連ニュース
日本経済新聞 7月28日朝刊から

マルハグループは鹿児島県奄美大島で養殖しているクロマグロを9月から中国へ輸出する。マルハは年間240トン(60キロ級マグロで年間4000頭)を育成、出荷する能力を持つがこれまではすべて国内向けであった。

中国向け水産物の輸出手続きが簡素化されるのを受け、一定量を安定供給する体制を作る。

現地では日本食人気もあり、高級魚の需要が拡大している。また、中国政府がマグロの鮮度を一酸化炭素を使ってマグロの切り身の鮮度がよいように見せかける手法を禁止したことから地元業者による供給量が減少し品薄状態が続いている。

すしネタの「トロ」を武器に、水産事業の基盤強化と養殖事業の収益底上げをねらう。

中国企業の業績悪化が急速に進む

2005-07-28 12:57:24 | 中国関連ニュース
日本経済新聞 7月28日 朝刊から

主な工業関連中国企業の1-6月期の赤字額が前年同期比で6割増えた。上場企業500社を対象に調べたところ約200社が同期に赤字に陥る見通し。

昨年までの過剰投資が競争を激化させ、素材価格の上昇が利益を圧迫した。

業種別では石炭、石油など川上産業は利益が増加、一方、化学、繊維、自動車、電子機器はエネルギーや素材価格の上昇を末端価格に転嫁できず減益や赤字になっている。

中国人民銀行はさらなる元の切り上げには一段と慎重になりそうだという。

松か柏か

2005-07-28 12:40:05 | 十八史略を読む
十八史略を読む-38
戦国の七雄-1 斉その15 松か柏か
「十八史略:徳間書店発行、丸山松幸、西野広祥編訳、1987年7月九刷」から

斉の襄王が死んで、その子の「健(けん)」が王位を継いだ。健の母「君王后(くんおうこう)」は賢夫人の誉れ高く、強国「秦」に対して頭を低くし、その他の諸侯にも信義を損なわないよう気を配っていた。

ところが君王后が死ぬと、秦に滞在させておいた、斉の食客たちが秦から賄賂を受け取って、逆スパイの役割を果たすようになった。彼らは襄王に対し、秦に朝貢するように吹き込んだ。そればかりか、秦に対する防備を解くようにし向け、斉が楚、燕、韓、魏、趙の五ヶ国と連合して秦を攻める策を取らせないようにした。

こうしておいて、秦王政(後の秦の始皇帝)は、これら5ヶ国を次々と滅ぼし、余勢を駆って斉都「臨し(りんし)」に軍を進めた。斉はこれを防ぐことができず、健は秦王に降ったのである。

健は「共(きょう)」の地に幽閉された。共の地は松と柏しかない土地であり、健は餓死した。かくして、斉は滅び、秦の一部とされた。

斉の人々は王の悲運を怨んでこう歌った。「松か柏か、王を殺したは。食客の仕業か、共に閉じこめたは」

長剣よ帰ろうか

2005-07-28 12:34:19 | 十八史略を読む
十八史略を読む-37
戦国の七雄-1 斉その14 長剣よ帰ろうか
「十八史略:徳間書店発行、丸山松幸、西野広祥編訳、1987年7月九刷」から

斉では襄王が王位についていたが、孟嘗君は独立して、諸侯となり、斉にも魏のいずれにも属さなかった。孟嘗君が沢山の食客を抱え厚遇しているという噂を聞いて、馮驩(ふうかん)という男が孟嘗君を訪ねてきた。

孟嘗君は馮驩を伝舎という最下級の待遇として館に止めた。10日ほどすると馮驩は長剣を叩いて歌った。「長剣よ、帰ろうか。食事に魚もつかないから」これを伝え聞いた孟嘗君は中級の待遇の幸舎に移した。

またもや馮驩が歌い出す。「長剣よ帰ろうか。外出するのに車もないから」孟嘗君は上級の待遇の代舎に移した。

すると、またもや、馮驩が歌い出した。「長剣よ帰ろうか。ここでは一家が構えられんから」さすがの孟嘗君もあきれはてた。

ところで、孟嘗君の経済状態といえば、領地「せつ」からの収入があるだけである。これでは多数の食客を抱えるのは苦しい。そこで利息目当てに住民に金を貸し出した。

ところが、金を借りるものは多いが、皆利息を払えないものばかりである。考えた挙げ句、孟嘗君は馮驩を使って利息の取り立てをやることにした。馮驩は早速「せつ」に赴いた。

彼は利息を払えないものに対して、催促しないばかりか、そのものたちの前で証文の全てを焼き捨てた。

これを聞いた孟嘗君は怒った。だが、馮驩は平然として、「私は、「せつ」の住民がこぞって主君を慕うようにしたまでです」その後、孟嘗君は「せつ」の領主となり、「せつ」に骨を埋めることになった。

火牛の計

2005-07-28 12:27:28 | 十八史略を読む
十八史略を読む-36 
戦国の七雄-1 斉その13 火牛の計
「十八史略:徳間書店発行、丸山松幸、西野広祥編訳、1987年7月九刷」から

斉の「びん王」は宋を滅ぼしてすっかり慢心していた。その虚をついて燕がかつて斉にうち破られた怨みを晴らそうと斉に攻めてきた。びん王は「きょ」に逃れたが、燕を援助した楚の将軍に殺されて、土地も燕と楚とで分配されてしまった。

斉に王孫賈(おうそんか)という男がいて、彼はびん王とはぐれてしまい、家に一人で帰ってきた。家には母がおり、息子に母は「王様が危難に遭っているときにはぐれて、よくもまあこの家にのこのこと帰ってきたね。恥を知りなさい」と叱った。

発憤した王孫賈は楚軍に決死の斬り込みを敢行し、見事に楚の将軍を殺し、びん王のあだを討った。そしてびん王の子である法章(ほうしょう)を探し、王位につけ、なおも燕に抵抗した。

このとき、斉の城は「即墨(そくぼく)」と「きょ」が残っているだけに過ぎなかった。即墨の人々は田単を将軍に推したてた。田単は自ら板やすきを持って、兵士と共に泥まみれになって城を築いた。そして妻や妾までも隊伍に組み込んで働かせた。

一方で牛を使った次のようなスペインの闘牛を思い起こさせるような策略を用いた。まず、城中から千頭の牛を集め、これに五色の竜の絵を描いた赤い絹の着物を着せた。

そして牛の角には刀を縛り付け、尾には油をしみこませたタイマツを結びつけた。城壁に数十の穴を開け、夜になるのを待って、牛の尾のタイマツに火を付け、一斉に牛を解き放った。そのあとには決死隊が続いた。

尾を焼かれた牛は怒り狂って、燕軍に突っ込んでゆく。これとともに決死隊が鬨の声を上げて進む。

燕軍はあっという間にばたばたと倒れ,恐れおののき、敗走に敗走を重ねた。こうして斉は奪われていた70余城をことごとく奪還する事ができた。

かくして、田単は「きょ」から襄王を迎えた。襄王は田単に領地を与え、安平君とした。

中国の国花論争「梅かボタンか」

2005-07-28 12:15:34 | 中国知っ得情報

写真は上海で梅を撮る中国人。日本では至る所で三脚をたてて写真を撮る光景を見かけますが中国では余り見かけませんでした。

読売新聞7月28日朝刊から

今中国で国の花を制定しようという動きがある。まず一つの花に絞るか二つにするかであるが、アンケートによれば一つに絞るが6割以上と多い。どの花にという問いに対してはボタンが39%と最も多く次いで梅の36%で競っている。

セイコーエプソン、ショーワ、富士電機他四半期決算について

2005-07-28 07:35:53 | 株主の独り言
日本経済新聞 7月28日朝刊から

セイコーエプソン(6724):四半期決算赤字転落、05.9中間予想、06.3本決算予想とも下方修正。7/27日終値:3560円 ▼▼▼

ショーワ(7274)四半期決算は売上、経常利益、利益とも対前年同期を上回る。05.9中間、06.3本決算見通しを若干上方修正。ホンダ系自動車部品メーカー。7/27日終値:1499円 △

富士電機(6504)四半期決算赤字が対前年同期比減少。05.9中間予想、06.3本決算予想とも上方修正。情報は少し前から新聞等で取り上げられていたのでサプライズではないが、中長期的には株価は上昇するのではないか?7/27日終値:395円(年初来高値更新402円、27日取引時間中決算発表あり) △

SUNX(6860)四半期決算は対前年同期を大幅に下回る。ある程度は折り込み済みかもしれないがマイナス材料には違いない。7/27日終値:1659円▼▼

パトライト(6825)四半期決算は対前年同期を大幅に下回る。無借金企業でセキュリティー製品を扱ってテーマ的に面白いが当面株価妙味なしか。株主優待ありで大きく下げたところは買いか。7/27日終値:2240円 ▼▼

アイシン精機(7259)四半期決算好調。05.9中間予想を上方修正。本決算予想は据え置き。日経記事に取り上げられているので寄りつきが高いか。トヨタ系自動車部品メーカー。7/27日終値:2650円(年初来高値2670円に顔合わせ、27日取引時間中決算発表あり)△ 

住友電気工業(5802)四半期決算好調。本決算予想は変えていない。7/27日終値:1186円 △

昨日,日経平均が相当上げたけど、これら銘柄の本日の株価はどうなるでしょうか。