日本に中国や韓国そしてロシアから流れ着く漂着ゴミ問題は厄介な問題だ。
今日のNHKテレビクローズアップ現代を見ての感想。
まず日本海に面する海岸のみならず太平洋岸にも漂着ゴミがあることに驚く。つぎにゴミになんと大きな洗濯機もあることに仰天。長崎県の対馬ではボランティアの方が懸命にゴミ集めをされているもののその処分には相当巨額のお金がかかる。しかも、いわゆる焼却炉では燃やせないのだ。理由は海流に乗ってやってくるためゴミにはたっぷりと塩分がふくまれ、これを焼却炉に入れれば塩酸が発生してたちまち炉が腐食してしまうとのこと。ペットボトル、魚網、家電製品、ロープ、医療用系ゴミなど有りとあらゆるゴミが流れてくるので分別もままならないのだ。しかしなんとかしなければ、せっかくのすばらしい景観が失われるばかりか、生態系にも悪影響を及ぼす懸念がある。
ここまでの話は私も知っていたが、日本からの漂着ゴミがミッドウエイやハワイさらにはカリフォルニア沖まで流れ着き、鳥の楽園で雛が次々に死んで行く悲惨な場面を見てショック。雛は親鳥が間違えて食べたプラスティックを親から口移しにもらってそれが喉につかえてもがき苦しんでいるのである。ボトルには日本語が刻印されており確かに日本から流れ着いたものだ。
* 環境省は当然のことながら対策を考えているのだろうが、今ひとつ対策が進まない原因の一つは官庁の縦割り組織にあるようだ。海の領域は海上保安庁管轄、陸にゴミが上がれば国土交通省管轄など責任の所在が不明確な点。どのようなゴミでも一瞬にして分解し原子状にしてしまうような画期的な新技術開発あるいは圧縮固形化する減容化技術の開発とその用途先の探索などの開発。これらソフトおよびハード面からの対応が望まれる。韓国では海洋ゴミを漁民が採った場合その量に応じて政府がゴミを買い取っているそうである。これなども日本も検討に値する対策の一つかもしれない。しかし最も重要なことはやはりゴミを出さないことだろう。かけがえのない地球の自然を守るために今こそ手遅れにならない内に関係諸国が共通認識を持ってこの厄介な問題に取り組む必要があると思うのだが。
今日のNHKテレビクローズアップ現代を見ての感想。
まず日本海に面する海岸のみならず太平洋岸にも漂着ゴミがあることに驚く。つぎにゴミになんと大きな洗濯機もあることに仰天。長崎県の対馬ではボランティアの方が懸命にゴミ集めをされているもののその処分には相当巨額のお金がかかる。しかも、いわゆる焼却炉では燃やせないのだ。理由は海流に乗ってやってくるためゴミにはたっぷりと塩分がふくまれ、これを焼却炉に入れれば塩酸が発生してたちまち炉が腐食してしまうとのこと。ペットボトル、魚網、家電製品、ロープ、医療用系ゴミなど有りとあらゆるゴミが流れてくるので分別もままならないのだ。しかしなんとかしなければ、せっかくのすばらしい景観が失われるばかりか、生態系にも悪影響を及ぼす懸念がある。
ここまでの話は私も知っていたが、日本からの漂着ゴミがミッドウエイやハワイさらにはカリフォルニア沖まで流れ着き、鳥の楽園で雛が次々に死んで行く悲惨な場面を見てショック。雛は親鳥が間違えて食べたプラスティックを親から口移しにもらってそれが喉につかえてもがき苦しんでいるのである。ボトルには日本語が刻印されており確かに日本から流れ着いたものだ。
* 環境省は当然のことながら対策を考えているのだろうが、今ひとつ対策が進まない原因の一つは官庁の縦割り組織にあるようだ。海の領域は海上保安庁管轄、陸にゴミが上がれば国土交通省管轄など責任の所在が不明確な点。どのようなゴミでも一瞬にして分解し原子状にしてしまうような画期的な新技術開発あるいは圧縮固形化する減容化技術の開発とその用途先の探索などの開発。これらソフトおよびハード面からの対応が望まれる。韓国では海洋ゴミを漁民が採った場合その量に応じて政府がゴミを買い取っているそうである。これなども日本も検討に値する対策の一つかもしれない。しかし最も重要なことはやはりゴミを出さないことだろう。かけがえのない地球の自然を守るために今こそ手遅れにならない内に関係諸国が共通認識を持ってこの厄介な問題に取り組む必要があると思うのだが。