ドイツ映画「会議は踊る」
戦前のヨーロッパを代表するミュージカル作品である。
何回見ても新鮮に感じて、飽きさせない映画である。
特に気に入っているシーンは、リリアン・ハーベイ演じる帽子屋の娘がロシア皇帝の招待を受け、馬車に乗ってお城に行く娘の浮き浮きとした感情が映し出されるシーンと皇帝が急遽、ウィーンに帰らなければならなくなり、娘が皇帝を見送った後のわびしいシーンです。
この二つのシーンで歌われるのが「ただ一度だけ」ですが、同じ曲であって全く別の感情を表現しているところにこの映画のすごさがあるのではないかと思います。
主題歌「ただ一度だけ」は映画が公開された当時大ヒットしたそうですが、本当に良い曲です。
もう70年以上前の作品ですが、お薦めの映画の一本です。
最後のシーンの歌詞を記載いたします。
人生にただ一度だけ
まだ信じられないわ
ほんのつかの間
でもいいの
魔法の光がきらきらと降り注ぐ
人生にただ一度だけ
ひょっとして夢かしら
人生にただ一度だけ
起きることを
それが起こって
そして終わったのね
http://homepage1.nifty.com/Kinemount-P/music1-kaigiha-odoru.htm
データ
制作:1931年
国 :ドイツ
監督:エリック・シャレル
女優:リリアン・ハーベイ
撮影:カール・ホフマン
音楽:ウェルナー・R・ハイマン、「新酒の歌」「ただ一度だけ」
舞台:ウィーン
ビデオ整理番号:01391