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映画 「メトロポリス」

2005-08-23 06:20:09 | 映画 SF

メトロポリス


ドイツのフリッツ・ラング監督の1925年から26年にかけて制作された超大作である。

フリッツ・ラング監督がアメリカのニューヨークに行ったとき摩天楼の姿に度肝を抜かし、ドイツに戻って摩天楼に似せた巨大なセットを作って撮影した、無声映画である。

時は2026年。地下工場で機械によって振り回され、経営者に酷使される労働者の姿を描くSF映画だ。

磁気記録装置がテープのコンピューターやモニターテレビなどが登場、21世紀を予言している。

以外だったのはいかがわしい場所として「よしわら」がでてきたこと。吉原が1926年にドイツで有名だったとは。提灯や簾なども登場し一種独特な風情だ。

軽快なロックミュージックのリズムに乗って映画はスタートする。全編に8曲の音楽が流れる。

この映画、実は1984年の作品である。

米国のジョルジオ・モロダーが消失したフリッツ・ラング作品のフイルムを集め、それを編集、最新の音楽と効果音をつけ、元々は白黒フイルムであったものに色彩を施して完成させたものだ。

ロックミュージックファンにも見逃せない映画だろう。

http://cinema-magazine.com/old_page/kansou/metoroporisu.htm

データ
国 アメリカ(ドイツ)
制作 1984年(1926年)
総合プロヂュース ジョルジオ・モロダー
監督 フリッツ・ラング
音楽
・ blood from a stone
・ here’s my heart
・ case of freedom
・ on your own
・ here she comes
・ love kills
・ destruction
・ what’s going on

ビデオ整理番号:0139-2