凡凡「趣味の玉手箱」

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管鮑(かんぽう)の交わり

2005-07-25 17:48:18 | 中国のことわざ
中国のことわざ13:管鮑(かんぽう)の交わり

春秋時代に管仲(かんちゅう)と鮑叔牙(ほうしゅくが)とが互いに親しくして、終始交情を温めたことから。友人同士の親密な交際のこと。

(参考:十八史略を読む-25、広辞苑、史記)

戦国の七雄-1 斉その4 管仲の遺言

2005-07-25 17:34:00 | 十八史略を読む
十八史略を読む-27
「十八史略:徳間書店発行、丸山松幸、西野広祥編訳、1987年7月九刷」から

管仲が重い病に倒れたとき、桓公は見舞いがてら管仲に、万が一の場合、管仲の後継者を誰にしたらよいか管仲に相談した。桓公は易牙(えきが)、開方(かいほう)、豎ちょう(じゅちょう)はどうだろうかと次々に聞いた。

管仲は、易牙は我が子を殺して人肉を食べた、開方はわが君に気に入られようとして親族を見捨てた、豎ちょうは出世のため自ら去勢して主君に取り入った、いずれも人情に背いた行為であり、お近づけにならない方がよいでしょうと答えた。

ところが、桓公は管仲の死後、この忠告を無視して3人を側近に登用した。この結果、三人は権力を思うままに操るようになった。

桓公には多くの愛妾があったが、なかでも夫人同様の処遇を受けている者が6人降り、みな男の子がいた。桓公が死ぬと5人の公子が跡目争いに血道をあげたため、桓公の死体はベッドに横たえられたまま、棺に納めて葬られることなく、67日もの間放置されていた。やがて蛆がわいて、部屋からあふれ出るほどだった。

戦国の七雄-1 斉その3 管鮑の交わり

2005-07-25 17:29:26 | 十八史略を読む
十八史略を読む-26
「十八史略:徳間書店発行、丸山松幸、西野広祥編訳、1987年7月九刷」から

管仲は鮑叔と組んで商売をしたことがある。儲けを分けるとき管仲は鮑叔よりも多く取ったが、鮑叔は管仲が貧しかったことを知っていたので欲張り呼ばわりしなかった。

また管仲が鮑叔のために良いことをしたつもりが、かえって彼を窮地に陥れたことがあるが、鮑叔は物事にはうまくゆく場合とそうでないケースがあることを心得ていたので、管仲を愚か者呼ばわりしなかった。

さらにまた、管仲は戦いに出るたびに逃げ帰ったことがあるが、鮑叔は管仲には年老いた母がいることを知っていたため、管仲を臆病者呼ばわりしなかった。

管仲は後に、「私を生んでくれたのは父母だが、私を理解してくれたのは鮑叔だ」と言っている。

桓公が諸侯をまとめ、天下を統一し得たのは、みな管仲の知略のおかげである。であればこそ、桓公は一にも仲父、二にも仲父、といって、管仲を大切にしたのである。

戦国の七雄-1 斉その2 最初の覇者桓公

2005-07-25 17:11:38 | 十八史略を読む
十八史略を読む-25
「十八史略:徳間書店発行、丸山松幸、西野広祥編訳、1987年7月九刷」から

桓公は名を小白(しょうはく)といった。兄の襄公が無道であったため、弟たちは災難がふりかかることを恐れて、国外に逃れた。小白の兄である子糾(しきゅう)は管仲が後見人となって魯に逃れ、小白は鮑叔が後見人になって苣(きょ)に逃れた。

まもなく、襄公は別の弟である無知(むち)に殺され、また、無知もまた人手にかかって殺された。このため、斉では苣から小白を迎えて君主にしようという動きが起こり、一方、魯は軍を付けて子糾を斉に送り込もうとした。

子糾の後見役の管仲は、苣から小白を待ち伏せして矢を射かけ、殺そうとした。しかし、矢は小白の帯がねに当たっただけで失敗した。結局小白の方が早く斉に入って、君位についた。これが斉公である。

鮑叔は、管仲を宰相に取り立てるよう小白に進言した。小白は、矢を射かけられた怨みを捨てて管仲を宰相にした。

会社長寿の秘訣

2005-07-25 12:08:30 | 株主の独り言
日本経済新聞7月24日朝刊から

国内上場企業の第一位は松井建設、2005年時点で419歳である。16代目の松井角平会長を中心に結束し、株主資本比率は約30%と、10%台が大半の建設業界にあって財務面の安定感も際だっている。

2位は住友金属鉱山で社齢415歳。「わが住友の営業は時勢の変遷理財の得失を計り(中略)いやしくも浮利に趨り(はしり)軽進すべからず」との事業精神に生き抜く智恵が見られるという。

以下3位は養命酒製造の403歳、4位松坂屋394歳、5位キッコーマン344歳6位岡谷鋼機336歳7位三越332歳8位住友林業314歳9位マルキン忠勇289歳10位タキヒョー254歳11位武田薬品224歳12位高島屋174歳13位長瀬産業173歳14位石川島播磨152歳15位伊藤忠商事147歳16位蝶理144歳と続く。

会社の長寿の秘訣は英国のロイヤルダッチシェルなどの調査によると「環境に敏感」「強い結束力」「寛大さ」「保守的な資金調達」の四つが共通点という

中国が発展を急がねばならぬ理由

2005-07-25 12:06:14 | 中国知っ得情報
日本経済新聞7月24日朝刊 第四の極中国から

一人っ子政策の影響で中国の「労働年齢人口」(15-60歳)が2020年頃に減り始めること。(労働集約的産業から資本集約的産業への転換が必要とされると言うことだと思います。)

輸出や外資など外への依存が高いことへの不安感という弱さを秘めた中国が「世界経済を混乱させぬよう中国経済の成長を保つ形で漸進的に人民制度を改革する」、「責任ある大国」が世界の理解を得るために選んだ道である。

上場企業の純有利子負債がバブル後最低100兆円割れ

2005-07-25 12:00:51 | 株主の独り言
日本経済新聞7月24日朝刊から

純有利子負債は借入金など有利子負債から、現預金と短期保有有価証券の合計である手元流動資金を差し引いた額。残高が多いと財務が脆弱とされ、格付け評価などに影響がでる。

純有利子負債は3月末に過去10年で初めて百兆円を割り込み、バブル後最低水準となった。収益力の回復で、手元資金が増える一方、余剰資金を借金返済に充てているため。

一方、手元資金超過額は手元資金から有利子負債を差し引いた額。実質無借金企業は3社に1社。財務の自由度は高まっており将来の成長へ向け、M&Aが加速する可能性があるほか増配に踏み切る企業も増えてきそうだ。

実質無借金企業ランキングベストテンは次の通り。(カッコ内は手元資金超過額)1位武田薬品(15,082億円)2任天堂(8,471)3日本たばこ産業(6,130)4松下電器産業(4,638)5アステラス製薬(4,248)6村田製作所(4,204)7ファナック(3,912)8ソニー(3,315)9ローム(3,285)10三共(3,025)11大日本印刷(2,544)12TDK(2,529)13SANKYO(2,363)14信越化学工業(2,321)15スズキ(2,047)16京セラ(2,013)17セコム(1,556)18エーザイ(1,462)19大東建託(1,457)20ヒロセ電機(1,359)。

一言:武田薬品工業の1兆5千億円は抜きんでています。5位のアステラス製薬は現在の株価水準から言っても長期的には狙い目か。

パチスロ訴訟アルゼの特許無効が確定 最高裁決定

2005-07-25 07:24:53 | 株主の独り言
日本経済新聞7月25日朝刊から

パチスロ最大手のアルゼが保有するパチスロ機に関する特許の有効性が、同業のサミーとの間で争われた訴訟の上告審で最高裁第一小法廷は24日までに、特許を無効とした特許庁審決を支持しアルゼ側の上告を退ける決定をした。

アルゼの特許の無効が確定した。決定は14日付。

台湾の超人気モデル林志玲さんでも中台直行便出せません

2005-07-25 07:11:54 | 中国関連ニュース
読売新聞7月25日朝刊から

中国の大連市で今月上旬CM撮影中に落馬し骨折し、肋骨を6本折る重傷を負った台湾の人気モデル林志玲さんが23日夜、香港経由で搬送され、台北に戻った。

中台は芸能分野での交流はあるものの、政治的には対立しており直行便はない。そのため今回どのような形で台湾に搬送されるのかなど、過熱報道が繰り広げられていたという。