6/11・12・14 マチネ
後方端や2階席のチケットしか取れず、ひたすらオペラグラスでの観劇となりました
少し迫力不足に感じたのは、その為かも知れません・・・。
見落としや勘違いもあるかと思いますが、念願の鹿賀ジャベールに対面できた喜びで舞い上がっていたなと、大目にみてやって下さい
20周年記念キャストと続投キャストと新規のアンサンブルさん達とが、何だか解け合っていないような・・・。三層構造に分かれているような違和感が少々・・・
まあ、「記念公演」=「お祭り」みたいなものだと思えば良いかと、気持ちを切り替えて楽しませて頂きました
「ジキハイ」名古屋大楽の後、少し心配だった鹿賀さんの元気なお姿も拝見できてホッとしましたし
<鹿賀ジャベール>
鹿賀さんの全ての力を注ぎ込み、もの凄い気迫で観客を圧倒し続けていた「ジキル&ハイド」の直ぐ後の今回の「レミゼ」。
まだお疲れが残っていて本調子とは言い難いような気もしましたが、鹿賀さんのジャベールはイメージ通り!
あの衣装が恐ろしい程、似合ってました
正に、牢獄で産まれて孤独に生きて来たジャベール
拝見できて良かった
鹿賀節で聴く「レミゼ」、体験できて幸せでした(笑)
『Stars』で「誓う俺は~♪」と伸ばしながら腕を上げ、歌い終わるのと同時にクルンと回すのは『時が来た』と同じ。
そして、片手を前に出して見栄を切る仕草・・・。
鹿賀さんの中にしっかり「ジキハイ」が残ってる(笑)
1幕ラストで学生に混じって、三角行進する姿には和みました
<岩崎ファンテーヌ>
昔、歌っておられた頃より細くなったお声に少々時の流れを感じました。
でも高音は綺麗でしたし、何よりイメージにピッタリ
ラストシーンは正に母親・・・聖母といった感じの理想のファンテーヌ
バルジャン達を優しく見守る表情は素晴らしく、独特のオーラがありました。
正面にマリウスとコゼット、その後ろにバルジャン左右にエポニーヌと岩崎ファンテーヌ。
この構図をオペラグラスで捉えた時は、2階席からでもボロ泣き
2階席の後方でしたが、センターが取れて良かったなぁと痛感しましたね。
<斉藤テナルディエ>
独特な声とリズムで、味のあるテナルディエ。
でも少しも嫌味がない
自然体で、あの時代を軽妙に生きている感じがとても良かった。
阿知波とのコンビも合っていて、楽しかったです。
少々、尻に敷かれているみたいなところも(笑)
『プリュメ街の襲撃』にて
「余計なこと言うなよ」ダン!ダン!で、オケに合わせて足踏み。
「このアマなめるな」でエポニーヌにローキック
この辺の動きも面白かったです(笑)
<阿知波テナルディエ婦人>
役に合わせて体型や雰囲気をガラッと変えられるのは凄いですね。
今回は、森公美子さん系?
歌も上手くて安心して、楽しめるテナルディエ婦人でした。
<岡アンジョルラス>と続投キャストについては、また後日。
4月から5月27日まで独り二役同前の「ジキハイ」をこなした後。
31日から「レミゼ」の稽古に入って、8日に初日。
そのまま15日まで、休まず毎日ジャベール。
今回参加された方の中で、最も過酷なスケジュールだったのでは無いでしょうか?
(岡さんや禅さんの様に、全く違う役を掛け持ちなさる方も大変だと思いますが)
「ジキハイ」「レミゼ」と、鹿賀さんが情熱を注いだ2つの大舞台が同じ時期に続いてしまい、肉体的・精神的にかなり大きな負担があったはずの今回の「レミゼ」。
無理を承知で舞台に立つその姿に、これまで積み重ねて来られた物の重みと本当の役者魂を感じました
本当に、本当にお疲れ様でした
比較的スケジュールに余裕のありそうな博多座公演。
今、本気でチケットを取るか迷ってます。
博多座は、初めてで何も分からないので‥。
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