観劇☆備忘録

ミュージカル大好き!

「MA」凱旋公演・初日(ネタバレあり)

2007年04月10日 | MA
<今回の座席は>
一階超後方、端。
でも帝劇のA席は、かなり見易いです♪
(大阪(梅芸)だとこの辺りでもS席になるんですよ(T_T)

大阪で何度も観たので、綜馬さんと今さんをオペラグラスでストーカーの如く追い掛けてました

お二人共、今日が初日とは思えない完成度で舞台を大いに盛り上げて下さいました。

特に、綜馬オルレアン公


<綜馬オルレアン公に大ハマリ!>

綜馬さんの綺麗な歌声(コーラス)で、「もしも」から既に別曲
(歌い手が代わってレベルが上がったという意味で、歌詞とかは同じですよ)

「私こそがふさわしい」は凄すぎてショーストップ

ボーマルシェが静めたんだけど、その横で綜馬さん、まだ余韻たっぷりにクネクネ・オルレアン状態。

お客さん大爆笑\(^o^)/

その後のボーマルシェのセリフ「ご満足頂けると自負しております」が、ぴったりハマって更に爆笑

私も腹の底から笑わせてもらいましたよ!

「MA」で、こんなに笑える日が来るなんて(笑)

やっぱり、綜馬さんは凄い!

(その後、登場した山口さんが嬉しそうに見えたのは気のせい?/笑)

しっかり演じれば演じる程笑いに繋がる‥「タイタニック」の通信士状態。
あれを拝見した時から、今日のオルレアンを予測してましたが、ここまでやって下さるとは(笑)


メイクはチラシと同じ。
白塗り&まつ毛メイクは無しで、ドーランで少し眉毛を薄くしているだけなんですが、目がイッちゃってるのでかなり怖い

目をカッと大きく開いた時(殆んどこの状態でキープ)はもちろん、半目で淡々とセリフを言う時も妖しく怖い。

「○○するのだ~」と民衆を先導する時は、頭を後ろに倒して両手を上げて叫んでおられました。
(このポーズも結構頻回)

歩く時も普通ではなく、半目のまま顔は斜め上、両手はだらんと下げて、ゆっくり移動。

ナルシストっぽく指を立てる仕草も、「所詮は あばずれ」でマントからセクシーに肩を出すのも似合ってます(笑)


「恐怖政治」で散々煽っておいて、事態が自分の思う方向に転がり出すと、サッと身を引く姿も面白い

「何かが間違ってる」では、指を立てて、かなり甲高い声で「何を待っているの!こんなやつら~」。

女装姿のエプロンは思いっきりピンク!

これもウケてました


とにかく目が離せません!

この衝撃は吉野ヘル(ダンス オブ ヴァンパイア)以来かも!



あっ、高島オルレアン公も好きですよ。

高島さんの、怪しい罰ゲーム的メーク&戦隊ものの悪役幹部風演技がツボに入って、大阪で一杯楽しませて頂きました

高島さんが「悪役幹部」だとしたら、綜馬さんは‥ん~「爬虫類系エイリアン!」って感じかな


<落ち着いた大人の色気 今フェルセン>

少女漫画の世界から抜け出して来た様な「王妃様一直線」の井上フェルセンも超大好きでしたが、落ち着いた包容力満点の今フェルセンもとっても素敵

ただっ娘マリーを、懸命に窘めている姿にドキドキ。
マリーが可愛く見えますね

嗚咽は一気ではなく、小出しにしたり、拳を地面に叩き付けるまねを加えたりして、自然な感じに。

とにかく、全てが格好良かったよ~!
惚れた(笑)


<錬金術で変化を起こせ‥‥ず>

細かい変更は多少ありましたが、殆んど同じ。

覚悟はしてましたが、初志貫徹でこのまま行く様です‥。


<では何処が変わったの?>

★一幕★

・「不器用な王」のラスト、ルイ16世が退場した後、王妃が真ん中に立ち、彼女を取り囲んだ貴族達が「王妃さまはご立派でお美しい」などと歌い上げで終了。

・「お望みかなえて」から「もしも」への場面転換で、上手端からオルレアン登場。
見下した様に娼婦・マルグリットを睨んでからスタンバイ。
マルグリットもそのまま歩いてスタンバイ。
皆並んでから「もしも」スタート。


★二幕★
・「パリ情報」で三人組が「デス、デス、デス、オッス!」とボーマルシェに挨拶。

・ルイのセリフ「ボロを着た女達が狂った様に叫びながら」→「ボロを着た女達がパンをよこせと叫びながら」に

・オルレアン公、どのシーンか忘れましたが下手階段降りあり。


<気になる山口さんの新曲は?>

二幕「みんな狂っている」、「神に感謝だ!」の一連のセリフが終わったボーマルシェとすれ違いで中央からカリオストロ登場。
ここから曲調が変わり、新曲が始まる。

歌詞の大筋は、この手から溢れ落ちた人間達、もう私でも止められない、いつの時代も私を必要としている、求める先にあるのは希望かそれとも‥。

みたいな感じだったと思うのですが、自信ないです

結構ドラマチックで壮大な感じ。
ロングトーン&歌い上げで終わり、山口さんの歌の凄さ・上手さが伝わる曲なので良かったと思います。

でも、思い出せないんです

これは曲が悪いのではなく、山口さんの曲は難しいというかレベルが高すぎて(データー量が多すぎて)、私の安物の脳ミソでは処理・保存が出来ない為だと思います。

「ダンス オブ ヴァンパイア」の時も凄い曲だと思いつつ、メロディーが覚えられたのは三回目くらいからでしたし。

今回もそんな感じなので、覚えられたらきっと好きになれそう。

でも、後二回くらいしか観れない‥

東宝さま、お願いです!
今回のキャスト(今さん・綜馬さん)+新曲でもう一回CDを出して下さい!


てな訳で新曲は良かったんですが、ただ‥益々訳が分かんなくなっちゃったかなと(笑)
歌詞を素直に受けとめると、カリオストロ様が不老不死になってしまう様な‥。

あっ、一幕最後の上手客席降りは健在です

大阪と同じで、6~7席でUターンして階段に戻り、座って「あっち見て、あっち」といった感じでマルグリットの方指してからマントに隠れて小さくなられてました。


<カーテンコール>
マリーのドレスアップ、マルグリットとマリーの包容、全て終わった後のマリー挨拶「このマリー・アントワネットは昨年11月に東京で世界初の~産声を上げ~」までは大阪と同じ。


引き続き「今日は、お話したい事が沢山あります」から始まって、今フェルセンと綜馬オルレアンの紹介(名前だけ)。

今さん照れながら控え目に会釈。(可愛い♪)
綜馬さん、オルレアン公ぽく気取って腕を前に出して回しながら会釈で、会場拍手喝采。(お見事!)

この後、ドイツで正式に公演が決定した事を発表。

ドイツの○○○さん、涼風さんが名前をド忘れしてなかなか舞台に上がれず(笑)

その後それを受けたドイツの方の機転の利いた挨拶も良かったです(^-^)

カーテンコールはずっと、今さんと綜馬さんのホッとした感じのニコニコ笑顔に見とれていました

お二人のお陰で凱旋公演は、良い方向に向かいそうです♪

「いや~「MA」って、こんなに楽しい作品だったんですね」みたいな(笑)

私もただ今、チケを増やそうかどうか思案中☆

でも残りの休みと費用はこの後の「ジキル&ハイド」に捧げたので、ちと厳しいかな