観劇☆備忘録

ミュージカル大好き!

『ペテンシ師と詐欺師』in大阪(ネタバレあり)

2006年11月14日 | 鹿賀丈史
梅田芸術劇場
11/10マチネ&11/12千秋楽

最初、東京の銀河劇場で観た時は「『梅芸』では、ちと大きすぎるんじゃない?」と思ってましたが、ダンスなど迫力が増していて意外にピッタリ♪

劇場に合わせて、演技も大きくしたり、ややゆっくりめにしたり、ちょっぴり長め間を取ってみたりと、出来るだけ解り易く演じているのが伝わって来ました。

鹿賀ローレンスのスキップの滞空時間も、東京より長い(笑)


それでは、今までネタバレの為に控えていた感想をたっぷり書いちゃいます♪
(まだ名古屋が残っているけれど、地元公演記念(?)って事で☆)

名古屋公演を楽しみに待っておられる方は、ご覧にならない方がいいかも(^^ゞ


ローレンス・ジェイムソン:鹿賀丈史
詐欺師だけど意外と純真。
頭は切れるが、それ以上に人が良い為に若手達に振り回される事に‥‥。

ちょっとファンタジックでカリスマが入ったキャラクターが、鹿賀さんにピッタリでした

上から幕が降りてきて「うわぁ~」と驚いたり、スキップしたり、「私が~キュートな~♪」でお尻をプリッと突き出してみたり‥☆

「か‥鹿賀さんが‥( ̄□||||!」と、何度もドキドキさせされました(笑)

(鹿賀さん市村さんお二人のファンとしては、市村さんのダンスを笑顔で観てるシーンや、フレディがうたた寝してもたれ掛って来るシーンや、ルプレヒトにベットに押し倒されるシーンにもドキドキ/笑)


余裕の笑顔が最高で、これ見たさに劇場に通っていたようなものです。

コミカルな歌、特に「シュッフハウゼンの特別治療」は素で楽しそうで大好きです。

ここまで来たら、鹿賀さんのルプレヒトも見たい!(笑)


格好良く爽快な「踊れば踊るほど」やラストの「ペテン師と詐欺師」、しんみり切ない「愛が心に忍び込むから」と、歌のバランスも良くって大満足でした。


フレディ・ベンソン:市村正親
念願の市村さんのダンスを、やっと観る事ができて嬉しかったです♪

特に「スーツを着たサル」の仕草が可愛くて好き。
(大阪ではちょっと控えめだったかも?)

直情的で下ネタ連発のちょっと下品な役どころだけど、愛敬があって動きが綺麗で軽やかな市村さんが演じると可愛さがあって面白かったです。

もちろん鹿賀さんとの相性はバッチリで、ラスト手前の「相棒!」には、ジーンと来てしまいました(T_T)

この夏の教授とは違う角度から、市村さんの素晴らしさを堪能。
本当に引き出しが多くて、何でも出来る方ですね。


銀河では2階ボックス席だった「皆で見てるから」は、こちらでは最前上手(4列目37と38席の間)にパイプイス持参で登場でした。


クリスティーン・コルゲート:奥菜 恵
確かに歌は‥‥。

特に登場してイキナリの「幸せ過ぎて~♪」の破壊力は抜群で、初めて聴いた時どれほどビックリしたか・・・とても口では言えないわ~☆

・・・というのは冗談ですが(^^ゞ
(でも大阪では、ちょっと安定してましたよ)

初登場時が一番難しいナンバーだったのはお気の毒でしたけど、メゲずに笑顔で頑張って下さった「リビエラ万歳!」はダンスや仕草が可愛くて好きです♪

けなげな天然ぼけキャラクターがピッタリ合っていて、楽しませて頂きました(^-^)

鹿賀さんとのダンスナンバー「踊れば踊るほど」で、次第にキリッとした表情になっていくのが格好良い!
彼女の本性(ジ○○○○)が、顔を出しているんですね。
(それに全然気付かない、お人好しのローレンスも好きだ/笑)

大阪では、最後の客席走りは無く袖に消えてました。


ミュリエル・ユーバンクス:愛華みれ
東京よりノビノビしていて良い感じ。

本来は滑稽で笑いを取る役どころなんだろうけど、不思議な可愛らしさと包容力で愛華さんオリジナルのキャラになりつつある‥いやもうなってますね(笑)

良い感じなので、このまま最後まで突っ走って頂きたい!

アンドレとは、益々お似合いのコンビになってました♪


ジョリーン・オークス:高田聖子
序盤の起爆剤! 最高!
これでミュージカル初挑戦だなんて信じられません!

歌い方や動きの一つ一つが細かく作り込まれていて、演劇人の意地を見せて下さいました。

ピストルを打つ時のイッちゃってる目が、遠くから見ても分かるのは流石。


アンドレ・チボー:鶴見辰吾
ローレンスに対する崇拝っぷりが好き。
何が警察官の彼をそうさせるのか!?

相手に合わせて一歩下がった演技の出来る方で、この舞台を支えて下さいました。

大阪では、ノッて来られた愛華さんに合わせて、やや熱めになっておられるのも嬉しいです。


********

東京で「クスッ」だったところが「ドッ」とウケてたり、その逆もあったりで、東と西の微妙な笑いのツボの差を実感しました。
さて、名古屋はどうかな?