観劇☆備忘録

ミュージカル大好き!

初めての『エリザベート』

2006年05月09日 | 山口祐一郎
5月9日 マチネ 日生劇場

もの凄く良かった!最高!
今まで観たミュージカルの中では、これが一番かもしれない♪


山口トート
登場する度、「出たー!」と大興奮(笑)
バズーカに鳥肌立ちっぱなし!
後ろ姿にさえ哀愁が感じられて、終始ドキドキしっぱなし!

やっぱり山口さんは、「人間を超越した存在」として舞台に立っている方が似合う。

山口さんだからか「死」が救いに感じられて良い感触でした。


一路エリザベート
『アンナカレーニナ』でも感じたけれど
失意の底に沈んでボロボロになっても、一路さんは常に凛としている。
そこが格好良い!

純白のドレスで扉から現れた姿は本当に凄い迫力。
目も据わってたし(笑)
これから皇后として闘って行く決意に圧倒されちゃいました。

こんな風に、年齢や状況で変化していくシシィの感情が手に取るように伝わって来て「エリザ」の世界に完全にハマってしまった。

歌も文句なし、安心して聞き惚れられました。
出ずっぱりなのに、不安定なところがないのは流石!


鈴木フランツ
良い人なのに、もの凄く良い人なのに、何故か不幸になってしまう・・・。
生真面目で優しすぎるんだよ~。
『アンナ・カレーニナ』のカレーニン以上にツボに来ちゃいました♪

こういうタイプに弱い私にはトートに負けてないくらいの存在で、「トートVSフランツ」の図式がより明確になり、更にストーリーを楽しめました。

『レミゼラブル』でクールに徹したジャベールだった鈴木さんの感情豊かなフランツはとっても新鮮で、オペラグラスでずっと表情を追ってました(^^ゞ
特に、キラキラした瞳でシシィにプロポーズするシーンと「悪夢」での失意の表情が良かった~。

もちろん歌も完璧!
ジャベールの時は「歌>演技」だったけど、今回は「演技>歌」。
役者「鈴木 綜馬」を堪能できた感じで大満足♪

カーテンコールでの笑顔も堪りませ~ん(^O^)


トートダンサーズ
想像以上に素敵でした。
風に舞うようにヒラヒラと踊る姿に見惚れて、山口さんをアップで観ようと用意していたオペラグラスが使えなかった(笑)


浦井ルドルフ
凄く良かった~。
死(トート)に翻弄されるところなんて何回も飛んだり跳ねたり・・・凄いジャンプ力!
歌も良かったし、安心して観れるルドルフ。
何より歌い方や声質が好み♪

『ダンス・オブ・ヴァンパイア』も今から楽しみ♪
でも、やっぱり井上君でも観たかったなぁ・・・。


高嶋ルキーニ
セリフと歌を上手く混ぜないといけないし、小道具を自在に扱わなきゃいけないし・・・。
やり甲斐はありそうだけど、かなり大変な役。
高嶋さん上手い!


村井パパ
カーテンコールで「祝300回」の上着を来てらっしゃいました。
この公演は600回いってるから、村井さんの記念日かな?
お茶目さん(笑)


カーテンコール
山口さんがゆっくりと前に出ようとした時に、一瞬静まり返ってから大拍手。
何か感動的!

『レミゼラブル』では、すぐ端に行っちゃう山口さんも一路さんのお蔭で最後まで真ん中に。
全員で2回ぐらい出た後に、二人で出て来て真ん中に立った後、他のメンバーがなかなか出て来ず(わざと?)一瞬、山口さんだけ「素」で焦っておられたような(笑)
最後の最後の二人だけの挨拶の時、一路さんのお尻に引かれてるみたいで微笑ましかった(^-^)


次回
石川フランツ以外は同じキャスト。
石川さんは凝った演技をなさる方だから、ストレートに表現していた鈴木さんとどう違うのか今から楽しみ(^-^)