MOBU'S MUSIC MAZE

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The future is now.チック・コリア エレクトリック・バンド・LIVE

2023-11-03 10:44:09 | 音楽夜話(ジャズ)
The future is now.チック・コリア エレクトリック・バンド・LIVE


「未来とは、今である  The future is now.」
これはアメリカの文化人類学者・マーガレット・ミードさんの言葉。




このアルバムにはそんなタイトルがついている。チック亡き後、
ニュー・アルバムが出る。先に行った彼が、「今だよ」と言っているような
感じもする。このアルバムを聴いていると、彼は音楽について何でもありで、
表現もまとめも多分先端を行っているところがあるとおもった。
現代音楽風もラテン風もフュージョン風も、まとめ方が上手く、聴き手に届く。


未来も過去も今のためにある。過去はもうない未来はまだない。
相場師の格言にそのようなものがあった。私はしないけど、今しかない
という事がよくわかる。


この無料配信は期間限定の様だ。未来はまだない。過去はもうない。
今しかないなら聴くしかないので聴いてみた。
いいじゃん。チック。


The Future Is Now(2017)
https://www.youtube.com/watch?v=hsvqlzHxxXM&list=OLAK5uy_ka8kspVqfYR2y_xs7DOV7wS-RwBokead4
Piano, Keyboards, Producer: Chick Corea
Bass: John Patitucci
Drums, Producer, Co- Producer, Studio Personnel, Recording Engineer, Mix Engineer: Dave Weckl
Saxophones: Eric Marienthal
Guitar: Frank Gambale









モーツァルト レクイエム 2本 ヤノ-シュ・コヴァーチュ トレヴァー・ピノック

2023-11-03 08:36:02 | 音楽夜話(クラシック)
モーツァルト レクイエム 2本


11月2日
3:30-6:00 BartokRadio
オルバーン:レクイエム
モーツァアルト: レクイエム二短調K626


レーカ・クリシュトーフS
ドロッチャ・ロングMs
シルヴィア・シラージA
ジュラ・ラブT
アレクセイ・クラーギンB


ヤノ-シュ・コヴァーチュ指揮ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団及び合唱団
2023年11月1日ブタベスト、バルトーク・ベーラ国立
コンサートホールより生中継


より、モーツァルト。
途中から熱量も上がり、引き込まれていく。
モダン・オケとコンサート指揮者の演奏。


6曲目(レコルダーレ)あたりから、腰が据わってくる。
コヴァーチュ自身は、オペラ・コンサート指揮活動が
中心の様だ。定期演奏会の曲目なのかもしれない。


サンクトゥスあたりは音も厚く綺麗に歌い上げている。
こういう表現もありなんだと思う。人数の多い合唱団の
様な響き。最後の詰めも早めのテンポで緊張感をもって
作っていく。こういう決め方もあるのかとあらためて思った。
なかなか気持ちのいい演奏だった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11月3日 
4:00-6:00 20:00-22-00 Catalunya Musica


モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K440
       「アヴェヴェルム・コルプス」K618
       レクイエム ニ短調 K626


セレーナ・サウスS
エイブリー・アムロウA
ホルヘ・ナヴァロ・コロラドT
エリック・ローゼ二ウスB


Ensembre O Vos Omnes


トレヴァー・ピノック指揮
カタルーニャ州立バルセロナ交響楽団
2023年7月6日バルセロナ、ラウディトリ


ピノックの主だったレパートリーは
バッハ一族 、ヴィヴァルディ、
ヘンデル、ハイドン、モーツァルト、


演奏様式が違うのかどうか。2020年に
紀尾井ホール室内管弦楽団&合唱団
国内のソリスト陣による、同じプログラムで
演奏会が開かれている。


スペインのオケ。音がまろやか。ピノックの
好みなのか、端正にまとまっている。
一時期を作り上げた人の音かもしれない。
いい感じで引き込まれていく。
「これ好きかも」という、レベルの素人耳
にも心地よい40番。こういうのもありなんだと思う。
ある意味スペシャリストのモーツァルト。


味キメの具合が、とても良いというか聴き手に安心感を
もたらす。緊張感オンリーの古楽的なアプローチで
ないところが、チャレンジの時代を引退した彼の
今なのではないかと思った。


深く精神を掘り下げて行くような方向でない、老齢の
境地が得たものはこのようなアプローチだったのでは
ないかと思った。これもこれでありだと思う。
「アヴェ・ヴェルム・コルプス」がそう聞こえた。


深追いし過ぎないモーツァルトの味キメも必要性が
ある聴き手には響く。


思ったより、ラクリモサは歌い上げられていたし、
サンクトゥスもゆったり目のテンポに意味付けされていた
感じがしたし、ピノック流が織り込まれていたのではないかと思う。
一時代築いた人のアプローチかもしれない。
そんな聴き終えると深追いしない感が残るのは、まとまりが
いいためではないかと思う。
同じ曲を演奏しても、何か表現方法がちがって、それはそれで
お互いいいという、音楽の不思議さがある。
終曲は詰めていくのではないゆっくりしたテンポで上っていく。
それでも緊張感は表現されているが救いはある。年齢がなせる技か。
何かの意味合いがあると演奏者のメッセージが伝えられる。
聴き手がそれをキャッチするかは別問題。


11月2日生まれのジャズマン フィル・ウッズ 

2023-11-03 06:12:07 | 音楽夜話(ジャズ)
11月2日 生まれのジャズマン フィル・ウッズ 


Phil Woods (Alto Saxophone, Clarinet, Tenor Saxophone) was born in Springfield, MA in 1931-2015 生誕92周年 没後8年.




ウッズのサックスって、直線的に耳に届く。その快感が癖になる。
矢野顕子さん推しの1枚が、ヨーロピアン・リズムマシーンの1枚。
「若かりし日」。この曲の熱量はいつもの様に半端ない。
おそばに置きたい1枚になった。


アライヴ・アンド・ウェル・イン・パリス
https://www.youtube.com/watch?v=PvvNatSWKC8&list=OLAK5uy_mXXQVYL1eX47JJqo7cStlovesumuNV4e0


もう一枚お世話になった1曲。
ビリー・ジョエルの「素顔のままで」のオブリガートや
間奏・後奏の朗々としたサックスが彼だった。
最初聴いたとき誰なんだろうと思っていたが、
随分わからなかった。
LPとかCDとか持っていたら、クレジットも見ることが
できたけれど、ベスト10の様なラジオ番組でながれて
ヒットしていたのを聴いたので、機会を逸した。


それでもそういう仕事も引き受けていたウッズの音楽に対する
姿勢はいいと思った。


Billy Joel - Just the Way You Are (Audio)
https://www.youtube.com/watch?v=HaA3YZ6QdJU&t=34s