MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ヒラリー・アーン(ヴァイオリン) ケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団演奏会     ブルックナー交響曲第4番(第1稿)

2023-04-12 15:45:26 | 音楽夜話(クラシック)
4/6




03:00-05:30 20.00-22.30 RBB


プフィッツナー:歌劇「パレストリーナ」~第1幕への前奏曲/第3幕への前奏曲(1917)
コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35(1945)


ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
ヒラリー・アーン(ヴァイオリン)
ケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団
2004年3月24日 ベルリン、フィルハーモニー


プフィッツナーはロマン派のような旋律とちょっと複雑な和音で醸し出される音楽に
引き込まれる。ちょっと重めの旋律とオーケストレーションに作品の重さを感じる。
コルンゴルトは20世紀のVn協奏曲に数えられるようになった作品だとか。
終楽章の大団円も超絶技巧があるにもかかわらず、今回のハーンなどは果敢に
チャレンジしてアルバムにしている。二長調ト長調ニ長調と、Vnが鳴りやすい
調性で作られているという。


ブルックナーの4番は、ケント・ナガノ氏も録音を済んでおり、今回の演奏も
そのスコアで演奏されているのではないかと思う。版の問題はとんとわからないので、
聴いた感覚で書いている。彼の録音は(1874年第1稿)のものだ。


最初聴いたときには、ブルックナーの第2稿良く聴いていたものより、とっ散らかった
感じがして、その意味では、第2稿のほうが、整っていて聴きやすいものであることは確か。
それぞれの面白みがあるので、第1稿の方も聴きこんでいけばそれが感じられるかもしれない。
そんな感じで聴いていた。この版の録音も近年いくつかあるという。2稿がヘビロしている
耳には第一稿が入ってくるまでには時間かかるかも。演奏はかっちりとしていて、鳴らすところは
鳴らしていて、ダイナミックさを感じた。



ルネ・ヤーコプス指揮オランダ室内管弦楽団演奏会 バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245

2023-04-12 15:40:54 | 音楽夜話(クラシック)
4.4
03:00-05:30 20.00-22.30 NL_Radio4


 バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245


ヴェルナー・ギューラ(福音史家)
ヤニック・デブス(バスバリトン)
ブリギッテ・クリステンセン(ソプラノ)
ヘレーナ・ラスケル(アルト)
マティアス・ヴィンクラー(バリトン)
マルク・ミルホーファー(テノール)
カペラ・アムステルダム
ルネ・ヤーコプス指揮オランダ室内管弦楽団
2023年4月3日 アムステルダム、コンセルトヘボウから生中継


ヨハネの福音書からとられたものをもとに、歌詞が編まれ曲がつけられた。
2時間余りの大曲。ヨハネも何度か聴いた。しかしながら、真に入ったか
と言われれば、長すぎて全貌はつかめていない。それを長く聴き続ける
こともしていない。受難曲はやはり信仰がないと難しいのかもしれない。
それを踏まえて聴き続けることがむずかしい。
旋律を追いかけ、アリアを覚えていくこともこの年齢になるとなかなか。
でも時々、耳を傾けるくらいが関の山かも。
今回は歌詞を追いながら聴いた。今のところ1部で終了。
2部は80分を超える。バッハの森は年々深くなる。
今日はペテロが否認して泣き崩れる合唱で終わる1部で
再生を止めよう。次回はいつになるか・・・。
オランダ室内は古楽な響きを提供してくれた。
それらの楽器を使っているようだ。