MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

デニス・コジュヒン(ピアノ)アントネッロ・マナコルダ指揮北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団 演奏会

2022-07-18 11:56:26 | 音楽夜話(クラシック)
7月16日


20:46-22:00 13.46-15.00 BartokRadio


グリーグ: ピアノ協奏曲 イ短調 op.16
(アンコール)同: 抒情小曲集 第3集 op.43~ 春に寄せて
シューマン: 交響曲第2番 ハ長調 op.61
デニス・コジュヒン(ピアノ)アントネッロ・マナコルダ指揮北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
2022年2月24日 ハノーファー、北ドイツ放送会館


1986年ロシア生まれ36歳。まだまだ若手の部類かもしれないけれど、切れのいいピアノを聴かせた。


シューマンはゆっくり始まって、堂々と終わる。ピリオド奏法を使っているかはよくわからないけれど、
他の演奏より1楽章の初めの部分は確実に遅くテンポを作っておりこういう解釈は珍しい。
2楽章は早め、緩徐楽章は歌っている。終楽章もバランスよく鳴らして大団円。


ジョシュア・ベル(ヴァイオリン)パーヴォ・ヤルヴィ指揮エストニア祝祭管弦楽団 演奏会

2022-07-18 11:43:56 | 音楽夜話(クラシック)
7月18日


02:00-05:00 20.00-23.00 KlassikaRaadio


ルトスワフスキ:葬送音楽
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 op.26
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 op.64
ジョシュア・ベル(ヴァイオリン)
パーヴォ・ヤルヴィ指揮エストニア祝祭管弦楽団
2022年7月17日 パルヌ、コンサートホールから生中継






ルトスワフスキ:葬送音楽は、弦楽合奏で、中低域から重く滴るような音楽が
始終展開される。長調で解決されることはなく、短調のまま最後の1音まで行く。
初めて聴いたと思うが、このような時期プログラミングされるのだろう。


ブルッフはスコットランド幻想曲の方がある時期聴いてたことがあった。この協奏曲は
短調ということもあり、あまり聴く機会がなかった。多分よくできた作品なのだろう。
ベルのヴァイオリンは良く歌いオケとも馴染んでいた。パーヴォも上手くつけているように思う。
緩徐楽章の響きがよかった。終楽章もト長調で充実しており、歓声が沸いた。


チャイコフスキーはメロディーメーカーだと思う。どう鳴らすかということも指揮者は考えていると思う。
バランスを考え、オケが進む方向を示し進めていく。終楽章に向けて盛り立てていく。鳴らすところは
鳴らしているように感じる。ロシアのオケではないけれど、切込みもいい感じ。終演後は客席は沸いた。


ディスカヴァー・カーペンターズ『A Song for You』part3

2022-07-18 10:38:32 | 音楽夜話(音楽一般)
7月17日
Carpenters Road~『A Song for You』part3/平松愛理&森俊之


“Carpenters Road”とりわけ名曲ぞろいの4枚目のアルバム『A Song for You』は
3週にわたってとりあげる。パート3の今週はB面2曲目、カレンのブラシさばきが光る「Flat Baroque」から
アルバムタイトル曲「A Song for You」の再現まで、余すところなく深掘りする。




1. Flat Baroque/Carpenters
基本的にカレンはリズム感も反射神経もいいのだろうな。
練習だけではいかんともしがたいところあるものあろうから。
クラシックとジャズが絡まってたたき出した音楽がこれ。
アレンジもいい。木管3重奏、弦楽。ジャズトリオ。
スイング+クラシックのスイングしない感があわさってできている
2. Piano Picker/Carpenters
なんちゃって、と言えるもやってることが高度、クラシックとジャズ風の
アレンジが融合。ある意味難しいことを簡単にやってしまう彼らは何。


3. I Won’t last a Day Without You(愛は夢の中に)/Carpenters
ポール・ウイリアムズ作。リチャードは全体的に補作しているような感じ。
アレンジも含めて作りこんでいる。
理論を越えて作りこんで、音がぶつかっても臨場感を出している。


4. Crystal Lullaby/Carpenters
5. Road Ode(明日への旅路)/Carpenters
6. A Song for You (Reprise) /Carpenters


クリスタルララバイ(チェレスタ)の利用。キラキラ感。
イングリッシュホルン~オーボエ。コントラスト。
ベースラインがいい。


明日への旅路のジャズアレンジのフルート・ソロが好き。
エコーの向こう側からのソングフォー・ユー。
トータルアルバムの仕上がり。