MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ルネ・ヤーコプス指揮ベルリン古楽アカデミーRIAS室内合唱団演奏会

2022-05-21 19:16:03 | 音楽夜話(クラシック)
5月21日
03:03-05:00 20.03-22.00 DeutschlandRadio


 バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232


ロビン・ヨハンセン(ソプラノ)
マリー=クロード・シャピュイ(メゾソプラノ)
ブルーノ・シャハトナー(アルト)
ゼバスティアン・コールヘップ(テノール)
アンドレアス・ヴォルフ(バス)
RIAS室内合唱団
ルネ・ヤーコプス指揮ベルリン古楽アカデミー
2022年5月12日 ベルリン、コンツェルトハウス                                 


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


1部
I. キリエ (Kyrie) 3曲
II. グロリア (Gloria)9曲
2部
III. ニカイア信条 (Symbolum Nicenum)9曲
IV. サンクトゥス、ホザンナ、ベネディクトゥス、アニュス・デイ (Sanctus, Hosanna, Benedictus, and Agnus Dei)5曲


仕事も休みだし、なっつもでかけていたので、この曲を流しっぱなしにしていた。
都合2回くらい一部二部聴いた計算になる。ウクライナの事や世界情勢や、国内の事
コロナの事、身近なことも含めて「我らに平和を与えたまえ」と言いたくなるような昨今だ
けれど、あきらめずに歩いていこう。


ルネ・ヤ―コブスの演奏は角の取れた厚みのある堅牢な演奏だったけど堅苦しくなく流れた。
「我らに平和を与えたまえ」これを聴くためにすべての曲がある。終演後しばらく拍手が
起きなかった。そのうち拍手がおき喝采もあった。ヨーロッパの演奏会の好きなところは
こんなところだ。


N響 第1957回定期公演

2022-05-21 10:11:11 | 音楽夜話(クラシック)


▽N響第1957回定期公演


金子奈緒,【解説】越懸澤麻衣,
【出演】ピアノ…アレクサンドル・メルニコフ,
指揮…ファビオ・ルイージ,管弦楽…NHK交響楽団






モーツァルト:作曲 「歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲」


短調から長調へ移りながら流れていく。本編が始まる前の
高揚感を伝えてくる。堂々とした演奏。




モーツァルト:作曲「ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466」
(ピアノ)アレクサンドル・メルニコフ、
数少ない短調の作品。カデンツァも姉の作曲したものを
時に自分でアレンジして使っているという。
かなり演奏家が入れ込んでいるようなところが
あるのではないかと思った。


アンコール:モーツァルト/幻想曲ニ短調K397(未完)
アンコールにもひねりがあり、調性も合わせてきているのが
見て取れた。遊び心もある。


ベートーベン:作曲「交響曲第8番 ヘ長調 作品93」


風薫る5月になにか相応しい選曲。さっぱりしていて
聴きごたえもある。アクセント強めな感じもするけれど
ベートーヴェンの堂々感がある。盛り上がり大団円。
高揚感が続く。




(指揮)ファビオ・ルイージ、(管弦楽)NHK交響楽団
~2022年5月20日 東京芸術劇場から生放送~


ラドゥ・ルプー(ルーマニア)堕つ。

2022-05-21 05:29:23 | 音楽夜話(クラシック)


ラドゥ・ルプー(ルーマニア)堕つ。


1945生まれ 2019引退 2022年4月17没 76歳


図書館に置いてある音楽雑誌で知った。つい最近のこと。




ラドゥ・ルプーによる演奏。1972年6月の録音です。ルプーのデビュー盤
ベートーヴェンの「月光」。雰囲気のある演奏。かといってしつこくない。
情感が浮かぶよう。ロマンティックと言えなくもない。
過剰にならないところが彼の持ち分なのだろうと思う。
抒情的ではあるけれど、うまく表出しており、いい演奏だと思う。


シューマン・ピアノ協奏曲  ロンドン交響楽団 アンドレ・プレヴィン指揮  1973


歌う旋律バランスよいピアノ。引き込まれる。個人的には好きなアプローチ。音楽が聞き取れる
テンポ設定。ピアノコントロールも多分完璧だろう。美しさと繊細さが同居しているピア二スト。


4つの即興曲 Op. 90, D. 899  (1982)
シューベルトを得意としているのか録音もある。ピアノのコントールも巧みで、情感もある。
歌心も聴かれ、完成度は高いと思う。




シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番、第21番(ルプー 1991)


13番を聴いた。シューベルトの歌心をつかんで演奏しているような感じがする。
雰囲気のある演奏だけれど、押し付けるところがない。何も足さないなにも引かない
みたいなところがある。リパティーを思いだす。


ものすごい逸材だったのですね。現役時代も見聞きしてたはずなのだけれど、音源に
あたることはありませんでした。 そういうこともあるのですね。
                             合掌。