MOBU'S MUSIC MAZE

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ヤニック・ネゼ=セガン指揮フィラデルフィア管弦楽団 演奏会 (マルサリスチューバ協奏曲)

2022-03-22 10:10:59 | 音楽夜話(クラシック)


3月21日


02:00-04:00 13.00-15.00 WRTI


マルサリス:チューバ協奏曲(世界初演)
スティル:ホルンとピアノのための3つの歌
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68


Carol Jantsch(チューバ)
Jennifer Montone(ホルン)
キヨコ・タケウチ 竹内清子(ピアノ)
ヤニック・ネゼ=セガン指揮フィラデルフィア管弦楽団
2021年12月9,10,12日 フィラデルフィア、ヴェライゾン・ホール


マルサリスのチューバ協奏曲は、世界初演。
楽団主席のチューバ奏者が吹く。女性の奏者だ。
多分フルサイズのチューバ。男性の体格の大きい奏者が
ステージの後ろの向かって右側に座って演奏していることが多いが、
ソロの場合は客席から向かって指揮者の右側に立ち、
朝顔(ラッパの音の出口)は客席側を向く。暗譜で吹く。


曲調はJAZZ風の旋律、リズム・ハーモニーがあったり、バーンスタイン時代の
リズムパターンが使われたり、なにか全く新しいものを聴いているわけではない
感じがした。旋律がクールだったり、ビーバップ風の進行があったりするものの、
わかりやすく聴きやすいわけではなく、マルサリスはつまらないという人の
餌食になりそうな感じもするが、それが彼の作風であり、作曲家の常として、
生前から評価されるのがいいというわけでもなく、風説耐えて、
そこから評価されるのが本物みたいなところもあるし、まだまだ初演が済んだばかり、
再演があるかどうかでも評価は出てくるかもしれないし、ジャズファンは
ここまでは聴いてこないのではないかと思う。


彼が今後何をやっていきたいかで、作品も変わるのかもしれないが、
JAZZクラシックと2足の草鞋を履いているので、還暦過ぎては、プレイヤーよりも作家
としての道を行くのではないかという感じもある。まだここは始まったばかり。


スティル:ホルンとピアノのための3つの歌
素朴な感じの曲調が続く。室内楽らしい暗転。


ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
1番は重心も低く、丁寧に歌いこまれて表現されている。それでいて
重くない。セガンの実力なのかもしれない。いい味わいのブラームス。
フィラ管のアンサンブルも緻密に合わさっている。最後の追い込み後
輝かしく幕を閉じる。ハ短調からハ長調への展開。
会場は沸く。


フィラデルフィア管弦楽団 コンサートアーカイブ3月20日
https://www.wrti.org/classical-archive-the-philadelphia-orchestra-and-more



タデウシュ・ヴォイツェチョフスキ 指揮 ポルト・アレグレ交響楽団演奏会

2022-03-22 08:02:08 | 音楽夜話(クラシック)
3月20日


05:00- 17.00- YouTube_Ospa
OSPA 2022 - 19/03 - Ciclo Brahms | Beethoven | Tadeusz Wojciechowski | Erika Ribeiro


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 op.15
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68


エリカ・リベイロ Erika Ribeiro(ピアノ)
タデウシュ・ヴォイツェチョフスキ Tadeusz Wojciechowski指揮ポルトアレグレ交響楽団
2022年3月19日 ポルトアレグレ、ポルトアレグレ交響楽団ホールから生中継




1番どうしの組み合わせ。


個人的には若干ゆっくり目のテンポで進んでいるのではないかと思った。
1番はアルゲリッチが好んで演奏している曲の一つ。終楽章に向けて進んでいく。
この推進感がよかったりする。


ブラームスも同様だった。ゆっくり歌って聴かせるような感じの演奏。
モダンオケのブラームスでこういうのもおもしろかった。


「ポルトアレグレ交響楽団(OSPA)は、芸術シーズン2022内でOSPAカーサシリーズの
すべてのコンサートをライブ放送します。」なかなかやるな~。