鈴木優人指揮 NHK交響楽団演奏会
19:00-21:10 NHK-FM
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調 BWV1046
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」 op.62
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
鈴木優人指揮NHK交響楽団
2021年1月27日 赤坂、サントリーホールから生中継
鈴木優人ツイッター
https://twitter.com/eugenesuzuki
三大Bのプログラム。
バッハ(バロック)・ベートーベン(古典~ロマン前期)
・ブラームス(ロマン後期)。
相手にとって不足はない。
相手の胸を借りるつもりで聴く。
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調 BWV1046 20分
ブランデンの1番は久しぶり。チェンバロ弾きぶり。立奏。
1番つながりかと思ったが、そうでもなさそう。
ホルンはナチュラルではないよな。モダンのホルンだよな。
音符が細かくタンギングと音程が難しそう。
ホルンも呼ばれた。オーボエ・ファゴット・・・。
さわやかで、暖かいブランデンだった。
揺らしながらアイコンタクトもあったという。
後半、
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」 op.62 (ハ短調)8-9分
モダンオケを振っても無理ないリハーサルをしているのかもしれない。
スコアを読み込んでオケに伝えていくのも、2曲目の序曲という
3曲目に続く様子を見ながらの演奏。でも、ボリューム感もあり、
バッハとも違う。やっつけ仕事でない響がある。
新鮮な感じがする。レコードやコンサートなどで、結構聴いたと思うけれど・・・。
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68 5718
入り方がいい。丁寧。深追いしていないけど、必要にして十分な音。ちょっと
テンポは速いのかもしれないけど、1番の作曲は43歳のころ、今日の鈴木優人氏は
40歳。ブラームスとて、才気煥発な頃だと思う。その彼の作品をある意味、
同年代の優人氏が、才気煥発に演奏してもバチは当たるまい。
その意味では、はつらつとしてメリハリがあって面白い。それでも旋律が
歌っていてもある意味ブラームスの重さがない、さわやかなのだ。
聴いていて重くのしかかるものがないのは聴き手に取ってある意味ありがたい。
それが味だという方もいるが、こういうアプローチは、彼が持っているキャラクター
なのではないかと思う。いい悪いではなく好き嫌いでいえば好きかも。
ある程度の熱も感じられ、惹き込まれる。
多分、古いリスナーはこのような音ではないというかもしれない。
でも80年代生まれの感覚はこれなのだろう。
いろいろな考えがあってもいいのかもしれない。
若いうちは、色々やってもいいと思う。まだ、始まったばかりだ。
19:00-21:10 NHK-FM
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調 BWV1046
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」 op.62
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
鈴木優人指揮NHK交響楽団
2021年1月27日 赤坂、サントリーホールから生中継
鈴木優人ツイッター
https://twitter.com/eugenesuzuki
三大Bのプログラム。
バッハ(バロック)・ベートーベン(古典~ロマン前期)
・ブラームス(ロマン後期)。
相手にとって不足はない。
相手の胸を借りるつもりで聴く。
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調 BWV1046 20分
ブランデンの1番は久しぶり。チェンバロ弾きぶり。立奏。
1番つながりかと思ったが、そうでもなさそう。
ホルンはナチュラルではないよな。モダンのホルンだよな。
音符が細かくタンギングと音程が難しそう。
ホルンも呼ばれた。オーボエ・ファゴット・・・。
さわやかで、暖かいブランデンだった。
揺らしながらアイコンタクトもあったという。
後半、
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」 op.62 (ハ短調)8-9分
モダンオケを振っても無理ないリハーサルをしているのかもしれない。
スコアを読み込んでオケに伝えていくのも、2曲目の序曲という
3曲目に続く様子を見ながらの演奏。でも、ボリューム感もあり、
バッハとも違う。やっつけ仕事でない響がある。
新鮮な感じがする。レコードやコンサートなどで、結構聴いたと思うけれど・・・。
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68 5718
入り方がいい。丁寧。深追いしていないけど、必要にして十分な音。ちょっと
テンポは速いのかもしれないけど、1番の作曲は43歳のころ、今日の鈴木優人氏は
40歳。ブラームスとて、才気煥発な頃だと思う。その彼の作品をある意味、
同年代の優人氏が、才気煥発に演奏してもバチは当たるまい。
その意味では、はつらつとしてメリハリがあって面白い。それでも旋律が
歌っていてもある意味ブラームスの重さがない、さわやかなのだ。
聴いていて重くのしかかるものがないのは聴き手に取ってある意味ありがたい。
それが味だという方もいるが、こういうアプローチは、彼が持っているキャラクター
なのではないかと思う。いい悪いではなく好き嫌いでいえば好きかも。
ある程度の熱も感じられ、惹き込まれる。
多分、古いリスナーはこのような音ではないというかもしれない。
でも80年代生まれの感覚はこれなのだろう。
いろいろな考えがあってもいいのかもしれない。
若いうちは、色々やってもいいと思う。まだ、始まったばかりだ。