MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

シルヴァン・カンブルラン指揮 ベルリン放送交響楽団演奏会

2020-12-14 12:51:01 | 音楽夜話(クラシック)
シルヴァン・カンブルラン指揮 ベルリン放送交響楽団演奏会




04:03-06:00 20.03-22.00 DeutschlandRadio Konzert
Livestream & Radiokonzert | Unvollendet & romantisch


シューベルト:交響曲第7番 ロ短調 D759「未完成」
ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
ベルリン放送交響楽団 Rundfunk-Sinfonieorchester Berlin
指揮:シルヴァン・カンブルラン Sylvain Cambreling
2020-12-13 ベルリン、Haus des Rundfunksから生中継 ※非公開演奏会


未完成と4番て、ありそうでないプログラミングだと思う。
個人的に好きな2曲がカップリングされてる記憶がない。
もしかしたらプログラム的にありなのかもしれないけれど、
あまり見ない印象がある。


未完成のコントラバスの出だしがいいなぁ。弦も滑らかに滑っていく。
フランスの指揮者なんですね。読響でも振っていたようで、
ある意味日本でもおなじみなのかもしれません。そういえば、
コンサートの告知で、お名前拝見していたかも。


ゆっくりしたテンポで進む1楽章。こういう作りは好きだな。
このゆっくりしたテンポが曲者で曲にはまっていく要因になりそう。
弦がきれいで麻薬か?のように惹き込まれる。


2楽章は幾分テンポアップして表現。弦パートは深く美しく。
管楽は少し大きめに的な扱いで、トロンボーン出身の指揮者は
幾分大きめに吹かせている感じ?もある。バランスなのだろうけれど。


ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
微妙にゆったりしたテンポ。これが響く。好きなテンポ。誰しも個人的に
持っている体内のテンポ感があるとしたら、きっとそれが合うようで、
共振している。何にもしなくても受け入れている。揺れている。
刺激的でない管弦楽。大げさに鳴らしていない。ある意味バランスよく
オルガン・トーンの様になっているのかもしれない。音楽が美しい。


ブルックナーの音楽の美しさはまた別の意味で美しいと表現することも
あるのかもしれないけれど、うるさくなく楽器の鳴りが美しい。それが音楽を深める。
このような音を出すオルガンがあったら、きっと、ブルックナーの音楽も
違って聞こえるかもしれない。旋律の歌わせ方も自然で押し付けがましくない。
テンポがそうさせているのかもしれない。つくりも丁寧に聞こえる。流れも
しっかりとらえて気が入っている。
満喫しました。



ロレンツォ・ヴィオッティ指揮ガリシア王立フィルハーモニー管弦楽団演奏会

2020-12-14 10:51:58 | 音楽夜話(クラシック)
ロレンツォ・ヴィオッティ指揮ガリシア王立フィルハーモニー管弦楽団演奏会


ヴェルディ:歌劇「マクベス」~序曲と第3幕のバレエ音楽
この歌劇は存じ上げないので、何とも言えない部分もありますが、
上手くまとめているのではないかという感じで、コンサートの
初めのつかみには導入としてはありなのかなと思いました。


ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調


涼しい演奏でした。指もよく回っているようだし、聴いていて
ラヴェルの感じがよくでていたような気がしました。
2楽章はモダンで、いいですね。
ト長調の調性はこの曲としてはあってる感じがします。


(アンコール)エリントン:昔はよかったね
(アンコール)マクドナルド Ballard Macdonald & ハンリー James Frederick Hanley:インディアナ


ジャズ調の編曲もので、書き譜のアレンジものなのか、自分で原曲をアレンジして弾いているのか、
最近ではクラシック以外の曲を演奏する演奏家も少なからずいますね。自作の曲をやる
方もいるし、なかなか面白い世界になっています。スタンダードナンバーのインディアナは
テイタムばりのピアニズムで弾き切っています。多面的な音楽家なのかもしれません。
カプースチンなどのアルバムも出しているくらいですから、ラウェルの後にこれですもの、
盛り上がりますね。自身のコンサートの呼び込み効果もあるかもしれません。


フランク:交響曲 ニ短調


フランスなのにドイツ的。個人的にはサン・サーンスの3番より取っつきにくく、これも自分的にはツボでない曲。
何度かリピートを試みているが、うまくツボに入らない。1楽章は20分くらいあり、ブルックナーかい!と
突っ込みを入れたくなるけれど、辛抱して聴く。フランクもオルガニストだったな。印象に残る旋律も出て
くるけれど、きっかけがつかめない。


こういう曲はいつもそうで、どこに焦点を合わせていいかわからなくなってしまう。
2楽章の愛らしい旋律も、いつか流れてしまい、あぁ、フランスなのにドイツっぽい
感じとか、印象がまとまらない。


終楽章は、これも聴き取りやすい主題は出てくるものの、旋律が流れ展開していき、ツボから外れていく。
予定調和を求めているわけではないが、良さがわかるには、曲を知る必要は大いにあるかもしれない。
リピート必修。最近こればかり(苦笑)。最後は大いに盛り上がって終わっています。


スティーヴン・オズボーン(ピアノ)(スコットランド)
ロレンツォ・ヴィオッティ指揮ガリシア王立フィルハーモニー管弦楽団
2016年4月21日 サンチャゴ・デ・コンポステイラ、ガリシア音楽堂


ナタリー・シュトゥッツマン指揮スペイン国立管弦楽団演奏会

2020-12-14 07:58:44 | 音楽夜話(クラシック)
ナタリー・シュトゥッツマン指揮スペイン国立管弦楽団演奏会


19:30-21:30 11.30-13.30 Espana


マッツォーリ:軌道円上の球体のためのシンフォニア
現代曲でした。ある意味恐怖を煽るようなドンパチやる曲でなく、
地平を目指すような穏やかな曲でした。


グルック:歌劇「トーリードのイフィジェニー」(抜粋)


グルックの作品を聴くのは初めてかも。指揮者の元が歌手だったりすると
このようなプログラムを組み入れて、ある意味面白味があります。
オケ中心だと声楽はなかなか聴かないですし。バランスはよくなります。
ソリストと合唱付きで、きれいで、聞かせどころのある曲でした。


ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op.67


この曲は以前、今年の1月ロス・フィルの演奏をインター・ネット放送で聴いた。
男前の5番だったと思う。なにか深堀り「ドラマティックな表現」していて、
彼女の解釈は面白かったので引き込まれた。2楽章歌ってますね。
「私の思うベートーヴェンの5番はこういう感じで」というような。


エリザベス・ワッツ(ソプラノ)
ナタリー・シュトゥッツマン指揮スペイン国立管弦楽団
2020年12月13日 マドリード、国立音楽堂から生中継



ロッセン・ミラノフ指揮アストゥリアス州立交響楽団演奏会

2020-12-14 07:24:41 | 音楽夜話(クラシック)


ロッセン・ミラノフ指揮アストゥリアス州立交響楽団演奏会


01:00-03:00 17.00-19.00 Espana


ルエダ Jesús Rueda Azcuaga:象の肌 Elephantskin
現代曲でした。ざわざわとした肌ざわりの曲でした。


ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
このピアニストは即興演奏も得意とするところですが、
定番の協奏曲を難なく弾いてしまいます。
1楽章の終わりの部分は、珍しくゆっくり弾いています。
2・3楽章は、説得力もありスリムな演奏でした。


アンコール:曲目不明


ショスタコーヴィチ:交響曲第15番 イ長調 op.141
この曲は初めて聴きました。ロッシーニのウイリアムテル序曲の
旋律が引用されていたり、天才の工夫の後がありますが、
聴きこまないと、よくわからない流れもあって、まだまだ
そこまで行きません。
リピートするかは時間がかかりますね。




ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)
ロッセン・ミラノフ指揮アストゥリアス州立交響楽団
2015年2月20日 オビエド、フェリペ王太子音楽堂



ヨハネス・フリッチュ指揮クイーンズランド交響楽団演奏会

2020-12-14 07:23:30 | 音楽夜話(クラシック)
ヨハネス・フリッチュ指揮クイーンズランド交響楽団演奏会


11:00-13:00 13.00-15.00 ABC


R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 op.20


シュトラウスのこの曲は何度か聴いたことがあります。
曲の出来がいいのか、私のツボでないのか、いい作品で
あることは頭ではわかっていても、入ってこないことがあって
困惑します。これは今のところどうしようもありません。
リピートも時間かかるかも。


ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op.67
定番の解釈というか、2楽章も少し元気があったりして
オーストラリアのオーケストラですが、なかなかよかったです。


ヨハネス・フリッチュ指揮クイーンズランド交響楽団
2020年10月17日 ブリスベン、クイーンズランド・パフォーミング・アーツ・センター内コンサートホール