MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

下田 JAZZ PORT

2018-06-24 14:41:11 | 音楽が流れる喫茶&BAR
ここも店主が逝去し、その後、そこに縁のあった女性が
3年半ばかり営業を続けていた。現在は閉店。

オーナーはJAZZ好き、オートバイ好きという事もあり、
ライダーも多く訪れていたという。

そのころ、私も中型限定バイク乗りだった。
暴走族対策で?、大型とそれ以下の免許改正の直前が
高校生だったこともあり、同級生は限定解除なしで、
大型に乗っていたが、私は20代に思い立って
中型免許を取ったので、教習所で中型限定だった。

初めてスロットルを開けて、自由に走る感覚は、
車以上で開放感があった。

「僕は自由だ。風になるんだ。」

片岡義男氏にかなりなびいていた20代。
今じゃ恥ずかしくて言えない独白。

ツーリングはマス(大勢のメンバー)ツーリングは
数少ない。大体がソロか二人位だった。

免許を取って、ツーリング活動(一人クラブ活動みたいだが)
を始めて、日帰りで行けるところできそうな目的地というと、
JAZZ喫茶というのは、目的地で音楽は聴ける。暖かい
もしくは季節によっては冷たいものが確実に取れる。
そのころは、まだ昼間からやってるという、観光地見物しなくても
日帰りツーリングの目的が適ってしまう。なかなかグッドなアイデアだ。
今のようにナビがない時でも、地図と電話番号さえあれば、公衆電話を見つけ
何とか店にたどり着くことはできた。
温泉だけが目的ではないのだ(笑)。

たぶん下田は、まだそのころはJAZZ喫茶は成り立っていたと思う。
この店以外にも「ブリリアント・コーナー」とか「チェシャー・キャット」とか
あった。今は、「ブリリアント・コーナー」は閉店しているようだし、
「チェシャー・キャット」は半営業というか、先日行ってみたときも
店の明かりはついているものの、シャッターは少し降り、人の気配が
感じられなかったりして、夜とは言え、どうしたもんかと思った。
最近にも市内にJAZZを流す食堂はあったものの、深夜食堂に
鞍替えしていた。現実は厳しい。

話はたぶん1980年代に戻る。 
バイクで夏だったか、下田に一人でツーリングした時だったと思う。
市内の、たぶんJAZZ喫茶の何店かは確認し、JAZZPORTに
向かった。ここは少し市内から外れている。
角地にあった。店先はバイクは置けたと思うが、その時客は私と
もう一人いたくらいで空いていた。

有り難いことに、この手の店に関心のあるJAZZファンや当時の
JAZZPORTの常連さんなどが自分のブログに記事や、写真を
のこしていて、それらの所から記憶をたどることが出来るのは幸せだ。

たぶん当時もオンケンのシステムで鳴らしていたと思う。
雑然とした店内には色々なものが下がっていて、
この様な店でJAZZを聴くのも一興みたいな感じにさせた。
ユニークな店だった。中央線沿線にありそうな店が
下田に来た感じだった。

コーヒーを頼んだ記憶がある。ピアノ・トリオと、有名なハード・
バップのアルバムか何か聞かせてもらった記憶があるものの、
定かでなくなっているのが何ともいえない(>_<)。 

建物は、17年11月までは、グーグルのストリートビューで確認できる。
誰が住んでるのかわからない。空き家かもしれないし・・・。
ここの店も終わってからかなりになる。青春の想い出も古くなるはずだよな。

昨今の喫茶店のBGM事情

2018-06-24 11:01:33 | 音楽夜話(ジャズ)
地元の喫茶店に時折行く店がある。
ある時、珈琲チェーン店の某店でBGMが良かったから
音源をスタッフに聞いてみた。

そこは有線を使っていた。大手のUSENだった。
ユーザーの開拓に、色々研究もしている。

この様な店舗には、この様な音楽が・・・、
というような調査・研究をしながら、選曲し
ユーザーに提供している。そこまでやって
商売にしている。たかが音楽されど音楽
なのだと思う。

それから、店のBGMに気を付けるようにした。
ラーメン屋でビートルズとか、なんかなんでも
いい選曲しているところもあるが。

先ほどの地元の喫茶店は、やはりUSENの
プログラム・ナンバーから、「美食空間向けJAZZ」
というものだった。

大体が、JAZZ・ピアノ・ソロとかギターソロだったりする。
音数が多くなくうるさくない。居場所に邪魔にならない選曲が
施されている。

USENのHPで、プログラムNOのプレイリストを
上げていて、今流れている曲。次に流れる曲がわかる。
便利になったものだ。

この店にいる時は、スピーカーはボーズ型の小さいものだが、
音量がある程度あるので、邪魔にならず聴きやすい。
ノマドも学生もいないので、ある意味いい空間だ。
ソロピアノなど聴きながら、本のページをめくってたりする。

JAZZ喫茶が少なくなった昨今、なんちゃってでもいいから
空気を震わせて聴きたい場合はこのような店は本当にありがたく、
「活字中毒者の地獄の味噌蔵」ではないが、音楽ジャンキーには
有り難い店だし、気配りのある選曲には商売とは言え、勘所を
押さえており感心する。

伊豆稲取 ジャルーン12 ・下田白浜 ラルゴ

2018-06-24 10:01:17 | 音楽が流れる喫茶&BAR
今回は伊豆半島。

下田白浜 ラルゴ

伊豆稲取 ジャルーン12

伊豆稲取の「ジャルーン12」
ここはJAZZをBGMで流している古民家カフェ。
今時なコンセプトで作られた店だけれど、ところどころ
ジャズテイストが盛り込まれている。楽器がオブジェみたいに
置かれていたリ、メニュー表にレコードジャケットが使われて
いたりする。

夜に伺った。国道から私道のような細い道を上っていく。
案内看板を頼りに奥に奥に入っていくなんとかたどり着く。
駐車場に車を入れ、入り口に向かうわかりにくい、なんとか
入り口を見つけて入る。
空いていた。年かさのカップルが小さな宴会をしている位で
時折、カウンターに客が来るが、常連なのかそそくさと出入り
している。

アイスコーヒーとシフォン・ケーキを注文して音源を見渡すが
スピーカーが見当たらない。天井方向に向くと、BOSEの
黒い小さなスピーカーのようなモデルがついている。
それはなかなかな音が出ていて、音源は何かわからないが、
ずっとエンドレスに流れている。女性ボーカル中心に時折
シナトラなんかが流れている。ギター伴奏だったり、ピアノ
トリオだったり、たぶん選曲もされているので、もしかすると
USENなのかな。聞いてみたりはしなかったけど。
ケーキも美味しく、1時間程度いて席を立った。
店内にGIBSONのES-175のビンテージがおいてあった。
ちょっと気になったのは、ピックが弦に挟まってたりした。
普通オブジェなどではそのようなことはないが、ピックが挟まっている
のは、もしかして、誰かが弾いているか?というのもある。
ちょっと面白かった。

下田白浜 「ラルゴ」

10時開店なのでそれを目指していってみる。
パラゴンとパトリシアンがある。
もう空気を震わせて聴くには上質な空間。

コーヒー1杯で500円おかわりも出てきたリする。
1日いられそう。オーナーは同じ空間で、ネットみてたり
仕事されてたりする。
今日はJAZZを2枚聴かせていただいた。
マイルス・アット・ニュー・ポート 1955~
ハービー・ハンコック ウエイン・ショ―ター ロン・カータ―
トニー・ウイリアムス にマイルス。
元気よく吹いている。CDなんで、1時間近く流れているのが、
LIVEなので、それなりの流れもあり面白かった。
電化前のマイルスのトランペットも生かしている。

もう一枚はミルト・ジャクソンのヴィヴラフォンはわかった。
しかしながら元気のよいモダンジャズカルテットだなと思った。
しかしながら、MJQでなく、オスカーピーターソンのピアノ
レイ・ブラウンのベース。ドラムカリエム・リキンズあまり
知られた人ではなかった。
しかしながら、年齢以上に元気な演奏である意味びっくりした。
レイは2002年 ピーターソンは2007年 ミルトは1999年に
他界している。もうこのカルテットはない。
このLIVEは99年に発売されている。ミルトの追悼盤になった
かもしれない。

今回はパラゴンでの演奏。気候も良く音もはねていた。感謝。

三崎にマグロを食べに行く

2018-06-24 09:26:13 | COFFEE HOUSE Qs4(飲食店等徘徊)

寿司処 魚音(うおおと)
食べログ
https://tabelog.com/kanagawa/A1406/A140603/14012089/
魚音HP
http://www.uooto.com/


夏至付近、陽が長くあり、天気が良くなくても
取り合えず明るい。
いつもの待ち合わせ場所でピックアップして
妻が家に帰る前に「車走らせて」というので
特段目的地も決めずに流した。

西に向かってから海岸線に目を向け、西湘バイパス
から横浜に向かう。R134を東に向かい、鎌倉を
抜け、海岸線を行きながら、妻は今日昼間出かけて
そこであったことを話した。
私は話に相槌をうち意見した。

車内クロストーク(言い合い・おしゃべり)を時々する。
雑談の時もあるしそうでない時もある。
目を見て話さないことがいいこともある。
よそ見運転はできない。ある意味ながら運転では
あるのだけれど、頭の整理をしていくにはいいこともある。

途中コンビニでトイレ・タイムをし南下していく。
結局夕飯の時間を過ぎ、話は一応終息を見たが、
お腹が空いた。

「孤独のグルメ」ではないが、夕食難民になるかもしれないので、
行くとこまでいくとして、南下の最期は、「三崎口」。京浜急行の終点。

昔、ここに住んでる親戚がいて、夏に遊びにいったことがあった。
その親戚の叔父さん?にあたる方は、遠洋漁業の大型船の船長を
しているとかで、なかなか帰ってこない。子供心に凄い人の所に
遊びに行ったのだなという思い出がある。

すっかり陽が落ちて、夕飯の時間も佳境に入っていた。
昼間営業の店はすっかりシャッターアウト。開いてない。

三崎口の魚市場には大きな駐車場があった。年末のマグロ買いに
素人さんも来るから、週末も含めて観光地化しており、それくらいの
キャパがないと、食べるところにはあまり駐車場が期待できないので
この様な公共のものは有り難い。しかしながら、時間も時間なので
停め放題(笑)。

文明の利器を使って、食べ物先を探す。妻はこういう事は
全く得意で、美味しい店を的確に探し出す。
二人の口というか食感覚が似ているので、好き嫌いも含めて
データーがインプットされていて、当たり外れ感でいえば、
はずれはほとんどない。

夜遅くまでやってるといえば早々沢山はない。時計は20時を
過ぎていた。
妻がスマホを駆使して、割り出した店に向かう。
小雨、傘はいらないくらいだが落ちてきている。
駐車場から数分歩き路地に入り、その店を見つける。
「寿司処魚音」うおおとという店だった。

「時価だったら・・・」とか、回らないお寿司屋さんというのは
人生ある程度していても数えるほどしか入ったことがない。
「お決まり」をたのんで、あと何貫かお好みを頼んでお会計という
会計安心システムを取っている。
カウンターで「大将、お好みで」という身分ではない。
いつもテーブル席(笑)。
実際は、回るお寿司屋さんが御用達(>_<)。安上りなのか
それで満足できている。

店頭に写真入りのメニューが縦看板で作ってあり、価格的な
不安を解消している。
それでも、卸店を持っている系列のすし屋さんなので、
ものは確かなのだろいう。値段もそれなりにしている。

店内に入ると、混雑時は次のお客さんのために席を
譲ってくださいというような書き込みがある。

せっかくここまで来たのだから、自分にご褒美という事もあり、
オリジナル三崎丼をオーダー。妻はマグロのパーツも食べられる
握りのセットを注文。

寿司桶には赤身・中トロ・大トロ・大トロのあぶり、卵、ニンジン
ときゅうりの朝つけ、すし飯、ガリ、汁椀。

各2切れづつ、ちょっと大きめな切り身が入っている。
どこマグロ?なのかわからないが、出されたものは素直に
いただくのがこういう店の礼儀と心得る。

赤身がある意味ねっとりしている。本マグロかな?。
中トロは赤身とトロの合わせ技みたいな部分で、
良くできている。大トロはもうこれはマグロの脂身なのだ
けれど、脂も上質で私の様な食感覚では、「美味しい」と
しか出てこず、食レポーターは失格だ。
あぶりは薄く切った大トロをあぶったものだ。
このようなもので攻められたら、恐れ入りましたというしかない。
今後このようなものが、何度も食べられるとは思えず。

海のものを食べる時は、漁師さんのことが思い浮かぶ。
「板こ一枚下は海」という状況で仕事し、生きた魚を捕まえ、
市場に送り出す。ある意味凄い仕事で、自分では決してできない
事なので有り難い。そこからの発想なので、もう有り難い命を
いただく「感謝」の念で箸を動かしていた。完食。
おいしくいただきました。ありがとうございました。

帰りは有料を使って帰宅。無事帰着。