“へびつかい座”の方向にある褐色矮星の周囲の円盤。
そこに、微粒子が集まってできたと見られる、大きい粒子が存在することが分かりました。
原始惑星系円盤
(イメージ図)
このことは、地球のような岩石惑星が、どのよう形成されるのか?
その理論の見直しを迫る、意外な発見となったんですねー
褐色矮星とは、質量が小さいので熱核反応ができなかった恒星のことです。
重力収縮によって熱を放射し、かすかに赤く光ります。
今回の発見には、南米チリのアルマ望遠鏡が使われました。
“へびつかい座ρ(ロー)”の星形成領域にある、“Rho-Oph 102”という褐色矮星を電波観測したところ、
星の周囲のチリとガスの円盤構造の外縁部に、ミリメートルサイズの粒子が存在することが分かりました。
これは、これまでの理論からすると、意外な発見なんですねー
幼い恒星の周囲の円盤の中では、微粒子が衝突合体を繰り返して成長し、やがて岩石惑星が形成されると考えられています。
でも、今回発見されたような褐色矮星の円盤の外縁部では、微粒子はバラバラにしか存在していません。
また、動きが速すぎて衝突後に合体しにくいため、大きい粒子が形成されることはないと考えられていました。
さらに、粒子が成長したとしても円盤中心に移動してしまい、今回発見されたような場所には存在しない、というのが一般的な理論です。
まぁー こうした場所で実際に岩石惑星が、できあがるかどうかは定かではないのですが、少なくともその第一段階が今回確認されたわけです。
なので、個体微粒子が大きくなっていく条件は、見直しが必要になるようです。
また、今回の研究では褐色矮星の周囲に、これまで見つかっていなかった低温の一酸化炭素ガスも、初めて検出されました。
粒子の発見とあわせて、これまで考えられていた以上に、この円盤が若い星のものと似ているようです。
アルマ望遠鏡は、全体が完成するのが2013年です。
でも、すでに従来の電波望遠鏡をはるかにしのぐ性能に達していて、つぎつぎと新しい発見をもたらしています。
なので、アルマ望遠鏡が完成すれば、この円盤やその他の天体を、もっと詳細に調べることができるようになります。
どのように円盤に分布していて、今回見つかったようなガスと、どのように相互作用しているかも分かるかもしれません。
そこから、惑星形成プロセスの新しい発見があるかもしれませんね。
そこに、微粒子が集まってできたと見られる、大きい粒子が存在することが分かりました。
原始惑星系円盤
(イメージ図)
このことは、地球のような岩石惑星が、どのよう形成されるのか?
その理論の見直しを迫る、意外な発見となったんですねー
褐色矮星とは、質量が小さいので熱核反応ができなかった恒星のことです。
重力収縮によって熱を放射し、かすかに赤く光ります。
今回の発見には、南米チリのアルマ望遠鏡が使われました。
“へびつかい座ρ(ロー)”の星形成領域にある、“Rho-Oph 102”という褐色矮星を電波観測したところ、
星の周囲のチリとガスの円盤構造の外縁部に、ミリメートルサイズの粒子が存在することが分かりました。
これは、これまでの理論からすると、意外な発見なんですねー
幼い恒星の周囲の円盤の中では、微粒子が衝突合体を繰り返して成長し、やがて岩石惑星が形成されると考えられています。
でも、今回発見されたような褐色矮星の円盤の外縁部では、微粒子はバラバラにしか存在していません。
また、動きが速すぎて衝突後に合体しにくいため、大きい粒子が形成されることはないと考えられていました。
さらに、粒子が成長したとしても円盤中心に移動してしまい、今回発見されたような場所には存在しない、というのが一般的な理論です。
まぁー こうした場所で実際に岩石惑星が、できあがるかどうかは定かではないのですが、少なくともその第一段階が今回確認されたわけです。
なので、個体微粒子が大きくなっていく条件は、見直しが必要になるようです。
また、今回の研究では褐色矮星の周囲に、これまで見つかっていなかった低温の一酸化炭素ガスも、初めて検出されました。
粒子の発見とあわせて、これまで考えられていた以上に、この円盤が若い星のものと似ているようです。
アルマ望遠鏡は、全体が完成するのが2013年です。
でも、すでに従来の電波望遠鏡をはるかにしのぐ性能に達していて、つぎつぎと新しい発見をもたらしています。
なので、アルマ望遠鏡が完成すれば、この円盤やその他の天体を、もっと詳細に調べることができるようになります。
どのように円盤に分布していて、今回見つかったようなガスと、どのように相互作用しているかも分かるかもしれません。
そこから、惑星形成プロセスの新しい発見があるかもしれませんね。
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