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前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

建設的野党始動。足羽川ダム見直しを

2009年09月19日 | Weblog
   昨日の井上さとし参議院議員の話は面白かった。
とくに、「建設的野党の仕事」ぶりが新鮮であり、わたしたちも探求しなくてはいけないと痛感した。

  井上議員は「八年前、民主は小泉改革を応援した。しかし国民のたたかいが広がるなかで方針転換した」として、
①固定的にみない
 「前向きになる」「悪くなる」、この両方の可能性がある
②民主が変化した局面をつくりだしたのは国民のたたかい、運動。日本共産党のたたかい。今後もここにかかっている。
③新政権が国民の期待に応えてがんばるよう、日本共産党は「推進役」となる。文句なく国民にとっていいこと。

そして、具体的に
●党首会談をおこなった。温暖化ガス削減では応援する立場をうちだした。核密約でも日本共産党がもっているアメリカが秘密指定している60ページにわたる文書を提供した。
●赤旗報道にも変化。たとえば、組閣報道の仕方も「前向き」に。
●しかし、言うべきことは言う。鈴木宗男氏の外務委員長に反対。かれは裁判中で、1、2審は有罪。最高裁で確定すれば、収監されることになる。また、全会一致で「辞職勧告」した人物。

最近の、党本部への「赤旗」購読の申し込みは史上最高だそうです。

うーん、変わってきたなあ。いっそう歴史の促進者として奮闘しよう。

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    朝日新聞・・・・・・・民主党が政権公約で建設中止を掲げた川辺川ダム(熊本県)について、前原誠司国土交通相は17日の就任会見で、八ツ場(やんば)ダム(群馬県)に続いて中止を明言した。ダムに依存した河川行政の全面見直しにも言及。「八ツ場ダムと川辺川ダムはその入り口」として、建設中または計画段階の全国143カ所のダム事業を見直す考えを示した。
 鳩山首相もこの日、二つのダムの建設中止について、「決めたことはやりぬく姿勢を貫くことは非常に大事だ。特に無駄遣いをなくすというのを、国民の皆さんは非常に期待している」と語った。

 前原国交相は会見の冒頭、「税金の配分を大きく変えていかなくてはいけない。少子長寿化、莫大(ばくだい)な財政赤字、人口減少の現在において、どこに優先的に税金を使うべきかで考えれば、公共事業の新規投資は減らさざるを得ない」と基本姿勢を語った。

 その上で、建設中か計画中のダムや放水路が140以上あるとし、「我々はこの事業仕分けをこれからやっていかなくてはならない」と事業見直しに言及。「八ツ場ダムと川辺川ダムは今後の河川行政、公共事業のあり方を見直していくうえでの入り口との認識を国民の皆さんにはもっていただきたい」と語った。



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  2006年3月県議会での私の質問より・・・・これまで議会で指摘してきましたように、現在行われている掘削などの激特事業により、福井豪雨規模の洪水が来ても安全に流す足羽川に生まれ変わるわけであり、屋上屋を架す巨大ダムは不要であります。

   また、当初の県民説明会で示された数字から、倍以上にも膨らむ、およそ1,500億円もの公共事業計画は県財政にとっても大きな重荷となり、他の事業促進の足かせとなりかねないものであります。さらに、事業期間は20年とも30年とも言われており、二、三十年後にしか効果が出ないものです。極めて費用対効果が低い公共事業と言わなくてはなりません。さらなる治水安全度の向上を目指すにしても、費用と期間の面でもっと効率のよい治水対策こそ進めるべきではないでしょうか。     

   このように、これまで40年間にわたって地域を混乱させ、さらに今後二、三十年間もかかるというダム計画は、一たん決めたら、社会情勢や治水情勢がどう変わろうとも計画どおりにつくるという頑固、石頭の大型公共事業の典型であり、見直すべきであります。・・・・


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   前原大臣、ぜひ 足羽川ダムも見直してください。と訴えましょう