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前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

新幹線・並行在来線 五里霧中

2009年09月09日 | Weblog
  昨日は生活相談にのっていた方から「おかげでうまくいきました」と連絡。とりあえず良かったですね。と思っていたら、また相談の電話。選挙は終わりましたが、なにかと多忙な日々がつづきます。

 お困りのことがあれば、日本共産党の無料相談を遠慮なくご利用下さい。福井県内の方であれば、0776-27-3800へ。お知り合いの共産党議員に直接ご連絡していただいても結構です。

  ところである職場を昼休みにたずねたら、「あ、さとうさん。ちょうど、さとうさんのブログをみていたところです」と。嬉しいじゃありませんか。
そこでアクセスをみてみたら、21000を超えていました。みていただいている皆さんのおかげです。
  お知り合いの方々にも、どうかご紹介ください。また、ご感想・ご意見の書き込みも歓迎します。
 
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   さて、北陸新幹線についてマスコミでも遅ればせながら、真っ当な議論が散見されるようになってきた。

●日経8月5日  「北陸新幹線・経営分離の並行在来線  縮む需要 3つの難所」。

記事では富山県「並行在来線対策協議会」の例をだして、市町村と県の認識のずれを書いている。つまり議論では、在来線の経営について、利用者の要望が中心で経営の具体像や、地元負担のあり方などについて踏み込んだ意見がでていない。

また、福井県をふくめれば5県となる区間の運営の問題。長野―金沢でも250キロにもなり、経営の一体感や連続性を持たせにくい。県ごとに会社をつくった場合、列車を相互に乗り入れる交渉は複雑。

さらに、厳しい経済情勢。地域活性化と新駅設置を計画する自治体もあるが、大型の予算を組めるのか。富山県の予測では、新幹線開業予定の14年度の並行在来線の輸送人員は1日7000人強と、05年度から18パーセント減る。25年度には6000人を、35年度には5000人を割り込む。・・・

  ・・・・・これまでわたしたちが指摘してきた並行在来線問題。この問題をあいまいにしたまま「新幹線を」と叫んできた自民党政治のつけは大きい。


●県民福井8月11日 「北陸新幹線  政策論争なく誘致運動」

新幹線を取り巻く勢力への刺激を避ける民主、争点化を狙う自民。思惑は違えど、表面上は「われわれなら地元に引っ張れる」と姿勢を示すこと自体の競い合いだ。在来線引き受け、地元負担といった将来の議論を置き去りにした「運動」ばかりが県内を覆う。・・・・

   ・・・・・これでは民主党になっても新幹線と並行在来線問題では無責任な政治が継続するかもしれない。
「新幹線は金沢までで凍結を」とのわたしたちの提案こそ、県民の広域的利益を守る真価を発揮するのではないか。

  しかし、民主党政権下では、新幹線がきたら「並行在来線の経営分離」という地域差別・時代遅れの「政府与党合意」を破棄するように求めるのも運動の進め方のひとつかもね。