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前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

火事現場で

2009年09月01日 | Weblog
  選挙中のことだが、深夜にわたしの住む福井市光陽1丁目で火事があった。消防車のサイレンを聞き、かけつけてみると、消火活動の真っ最中で、女性が救急車で運ばれるところだった。

  火事現場のすぐ傍が、「県民福井」に勤務されていて、わたしも地域のグループでご一緒させてもらっている千秋英幸さんの自宅。「ご近所で大変ですね」と声をかけると、「家のはしごをだして、2階の女性を助けた」とおっしゃった。

  8月28日付の「県民福井」のコラム「不死鳥」に千秋氏が書いている。
「駐車場を挟んで隣のアパートから煙が吹き上げ、二階から女性が助けを求めている。急いで家の前の塀の下に置いてあったはしごを持ち出し、近所の人たちとアパートの二階に掛けて女性を救出。・・・この火事で、煙の充満するのがいかに早いかを知った・・・・」

   幸い、機敏な救助活動などで重傷者もでず、隣家への延焼などもなかった。
午前零時すぎ、という時間も幸いしたか。これがあと2時間ぐらいあとだったら、アパートの住民も近所のみなさんも「熟睡中」だったら、被害は拡大したかもしれない。
  「ご近所の力」を実感した火事現場だった。


              ★

  火事を最初にみたのは、こどもの時の坂井町の実家集落での火災。深夜に両親にたたき起こされて、窓をあけると闇のなかに火柱がたかくあがり、離れた我が家も呑み込むのではないか、と震えがとまらなかった。

  その後、「少年ジャンプ」の懸賞作文に応募して、自転車が当たったことがある。学校から帰ると、母が「シャンプーがきた、シャンプーがきた」と言ってきたので、何のことかわからなかったが「ジャンプ」のことだった。

  母から「火事になった家のこどもさんにその自転車を譲ってあげなさい。正雄は2台も要らないでしょう」と「申し渡された」。

  火事というと、この時の母の言葉と自転車を思い出す。